マークシート(選択問題)における得点テクニック
つみたて次郎です。
世の中には様々な試験が存在していますが、その中でメジャーな出題方法の1つが「マークシート方式」です。
●〇〇〇〇
●〇〇〇〇
〇〇〇●〇
〇〇〇〇●
●〇〇〇〇
〇〇〇●〇
こういうやつですね。
予め回答の選択肢が印刷されており、正しいと思う所にシャーペンや鉛筆で黒く塗りつぶしていく回答方法です。
その特徴から、選択問題を中心とした試験で採用されることが多いです。読み取り機で自動採点が可能なので、特に受験者が大量にいる試験でよく用いられています。
また、マークシートを用いずとも選択問題というのは手動での採点も容易なため、出題者にとってはかなり都合の良い方法となっています。
そのため様々な場面で選択問題というのは見る機会があります。
選択問題というのは必ず選択肢の中に答えがあるため、予備知識がなくても全く正答できないということはありません。
例えば三択問題であれば、適当に回答しても3分の1の確率で得点できることになります。
そしてこのような選択問題の場合、実力と関係なくテクニックで正しい答えを見つけられる場合も結構あります。
今回は、選択問題における得点テクニックを2つ紹介していきたいと思います。
最も多い同士の組み合わせにする
選択問題においては、正しい組み合わせを回答させるパターンが良く出てきます。
例えば三択問題の場合、次のような選択肢の組み合わせです。
1) ア、ウ
2) ア、エ
3) イ、エ
このような選択肢の場合、最も多く登場する記号同士の組み合わせが正答になる可能性が高いです。
つまり左側はア、右側はエにすればいいので2番を選べばいいということになります。
具体的な例で考えていきます。
つみ次郎が先日受験したFP検定3級で次のような問題が登場しました。
所得税における一時所得の金額は、その年中の一時所得に係る総収入金額から、その収入を得るために支出した金額の合計額を控除し、その残額から最高( ① )の特別控除額を控除した金額である。なお、総所得金額に算入する場合は、この金額に( ② )を乗じた金額となる。
1) ① 50万円 ② 2分の1
2) ① 50万円 ② 3分の1
3) ① 65万円 ② 2分の1出典「日本FP協会,2019年5月3級学科試験問題48」一部加工
法則に合わせれば1番を選べばいいということになります。そして実際の答えも1番となっています。
このような傾向が成り立つ意図としては、片方だけ理解している受験者に二択を迫りたいからだと考えています。
上記の問題の場合、①が50万円だと分かっているだけでは1と2の二択ですし、②が2分の1だと分かっているだけでも2番と3番の二択になってしまいます。
ようするに両方分かっていないと答えを1つに絞り込めないという組み合わせを意識しているのだと思われますが、その選択肢の偏りが結果として両方分からなくても答えが分かってしまうという状況を作り出してしまっているのは皮肉なものですね(笑)
選択肢の中で入れ替えを行う
選択肢の中にある用語や文章を入れ替えることで、全ての選択肢が正しくなるパターンがあります。
コチラは最初から具体的な問題を挙げて説明していきます。
調度いい感じの問題がすぐ見つからなかったので、FP検定2級の過去問題を加工して例題を作ってみました。
問い:株式市場の各種指数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.TOPIXは、東京証券取引所市場第一部に上場している代表的な225銘柄を対象として算出した指数である。
2.ジャスダック・インデックスは、ジャスダック市場に上場しているうち内国普通株式全銘柄を対象として算出した指数である。
3.日経平均株価は、東京証券取引所市場第一部に上場している全銘柄を対象として算出した指数である。
この問題は、「TOPIX」と「日経平均株価」あるいは「代表的な225銘柄」と「全銘柄」のどちらかを入れ替えることで、全ての選択肢が正しい内容になります。
つまり全く入れ替えが発生しない3番が正答ということになります。
このように、微妙な入れ替えによって間違った選択肢を作っているパターンは結構見かけるような気がします。
この法則の素晴らしい所は、1つの知識から選択肢を大きく絞ることができるということです。
上記の問題の場合「日経平均株価は225銘柄」という知識だけあれば、それだけで1番と3番を消せるということになります。
もしTOPIXとジャスダックに関する知識が全くなくても、正しい答えにたどり着くことができます。
またこの法則が成り立つ場合、大抵仲間外れの選択肢(=正答)は文章の組み立て方も他と異なっていることが多いので、それも選択肢を絞る際のヒントなります。
今回は三択問題でしたが、五択問題でもこの法則が成り立つ場合があります。
つまり入れ替える箇所が2ヶ所あるパターンということですね。
この場合でも1つの知識で選択肢を2つ消せる可能性があるので、極めて有効なテクニックとなります。
小手先のテクニックでとれる点がある
今回は2つのテクニックを紹介しましたが、これらを駆使することで全く分からない捨て問題や、断片的にしか理解していない問題であっても正答できる可能性が高まります。
もちろん実力で正答を見つけられるのが理想的ではありますが、自信満々で正解した問題もマグレで正解した問題でも点数は同じです。
特にFP検定のように出題範囲が広く、合格ラインが低めな試験で有効ですので、積極的に活用(悪用?)していきたいところです。
FP3級→2級への道のり
なんで今回唐突にマークテストの話をしたかというと、つみ次郎が現在挑戦しているファイナンシャルプランニング技能検定の話につながります。
先日FP3級を受験し、おそらく合格できるので2級の勉強を始めているところです。(ほんの少しですが)
参考記事…FP3級を受けた感想とか諸々
その後FP2級の過去問を解いてみたのですが、いろいろ悩ましい部分がありました。
学科試験…問題のレベル自体はさほど変わっていないが、3級では2択と3択半分ずつだったのに対し、2級では全て4択問題になっているので、選択を絞っても得点につながりにくいのが辛い。
選択肢のうち誤ったものを選べという問題が多いのも厄介。正しいものを1つ選ぶ方が断然楽。— つみたて次郎🥩🥚🥗🥦🍌 (@tsumitatejiro) 2019年6月8日
学科試験については、単純に選択肢が増えることでテクニックの効果が半減してしまうという悩みです。
また、誤った選択肢というのは少しでもおかしい部分を見つけられれば良いのに対し、正しい選択肢というのは全部正しいかを確認しなければなりません。
4択問題で誤った選択肢を選ぶ場合は正しい選択肢3つ+誤った選択肢1つということになるので、明らかにおかしい選択肢を潰して得点率を上げていくという立ち回りができないのが辛いところです。
実技試験…3級では全て3択問題だったが、2級では〇×問題から直接数字を答える記述式問題まで幅広い出題形式が採用されている。
問題のレベル自体もかなり上がっており、かなり気合を入れて勉強しないとヤバいかもしれない。— つみたて次郎🥩🥚🥗🥦🍌 (@tsumitatejiro) 2019年6月8日
実技試験にいたっては記述式問題が結構な割合で混ざっているので、今回したような小手先のテクニックが通じなくなっているのがシンプルに辛いです。
(まだ合格してないけど)3級の時と同じノリでは勉強できなさそうです(不安)
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マークシート次郎
いつもみてます
FP試験ですが3級落ちても2級の受験資格はお持ちですか?
持ってない場合、受験無効になるのでご注意を
>>b様
3級落ちたら受験資格もなくなるので、その時はもう1回3級受けます(泣)
と言っても多分3級受かってるはずだから大丈夫です(震え声)