【LK】瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)の粉飾について【暴落】
フラペチーノ次郎です。
少し前の話ですが、米ナスダック市場に上場している中国企業、ラッキンコーヒー(LK)の粉飾決算がニュースになりました。
外部リンク…不正会計で株価急落のラッキンコーヒー、破産宣告の可能性
2019年4月~6月及び10月~12月の売上高は29億元(約440億円)と発表されていましたが、そのうち22億元(約330億元)が不正な計上であったと報告されており、売上の75%が7水増しされていたという事になります。
それを受け、株価も大暴落しています。
※中国企業ですが上場はナスダックなので単位は米ドルです。
元々30ドル近くあった株価も今では4ドル近くまで下がり、現在は取引停止になっているようです。
ホルダーにとってはまさにアンラッキンとしかいいようがありませんね(煽りギャグ)
ちなみに上場は2019年4月となっており、ちょうど1年くらい経過しています。
新興企業だけあって、今回の粉飾を抜きにしてもなかなかのボラティリティですね…。
瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)とは
つみ次郎も初めて知りましたが、瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)はコーヒーチェーン店を展開する中国企業です。
創業は2018年1月とつい最近ですが、2019年4月には米ナスダック市場へのスピード上場を果たしています。
コーヒーチェーン店という事で、当然ライバルとして立ちはだかるのは米スターバックス(SBUX)ですが、中国国内での店舗数は既にスタバを超えており※、スタバVSラッキンという構図が続いています。
※2019年末時点でスタバ約4,200店舗・ラッキン約4,500店舗。
ラッキンコーヒーでは店舗にレジを置かず、事前に専用スマートフォンアプリで注文を受けるというのが大きな特徴になっており、スムーズに店舗で商品を受け取ることができます。
また配達等も積極的に行っており、配達・持ち帰りをメインにした小規模店舗を中心に展開しているようです。
自動販売機による無人販売にも力を入れているようで、不謹慎ですがコロナショックが追い風になりそうです。
外部リンク…瑞幸咖啡宣布進军無人零売完善全管道流量体系(luckin coffee)
対面での丁寧な接客(陽キャ感)・多彩なカスタム(呪文)・快適な空間(MACドヤ顔)をウリにしているスタバとは対照的ですね(個人的な感想)
参考記事…米国株クラスタでも頼める!フラペチーノ注文マニュアル ~前編~
粉飾決算リスク辛い
つみ次郎は効率市場仮説(あらゆる情報は株価に織り込まれる)をある程度信じているのでインデックス中心の投資を行っていますが、成立するには正しい情報が広く投資家に公開されているというのが大前提になります。
しかし今回のように、決算で発表された数字が間違っていたのであればその前提が成り立たちません。
個別株を保有している人はもちろん、インデックス投資家であっても全く無縁とはいえません。
数字を良く見せようとする企業が多いほど本来あるべき株価よりも高い値段がつき、それは市場平均リターンの低下を招くことになります。
粉飾決算はその最たるもので、つみ次郎が最も嫌っている類のリスクです。
まぁ投資家から見れば詐欺に巻き込まれたようなものですが、株価の下落という形で責任を取らされ、大抵の場合補償もありません。
???「暴落と補償はセット!」
なのでつみ次郎は、そのリスクが相対的に低いと考えている米国株×大型株×高配当株×低成長株を重視したいと考えています。
参考記事…株主利益最優先企業を抽出する4要素
ラッキンコーヒーは新興国企業×グロース株という要素を持っているので、粉飾リスク(?)という意味では元々高い属性だったといえますね(〇国差別問題発言)
まぁ先進国(米国含む)でも粉飾は度々行われていますが、程度の差を考えるとまだまだ新興国株(特に中国)への投資をする気にはなれないですね…。
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瑞幸次郎