「i-SMT TOPIX」と「i-SMT 新興国株式」が爆誕!

つみたて次郎です。

三井住友トラストアセット・マネジメントが運用する「i-SMT」シリーズに、次の2商品が追加されることになりました。

ファンド名 投資先 信託報酬
i-SMT TOPIXインデックス(ノーロード) 日本株(TOPIX) 0.1836%
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) 新興国株(MSCIエマージング) 0.3564%

 

来年1月12日から販売予定です。つみたてNISAへの採用もほぼ確定かと思います。

それぞれ十分低コストですが、最安値には一歩及びません。

TOPIXについては、事実上日本株式クラスの最安値争いをしているグループで、「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」の2つが信託報酬0.17172%で最安値です。

とはいえ、その差はたったの0.01188%であり、隠れコストを考慮した実質コストでは十分逆転できる範囲かと思います。

問題は、新興国株式の方です。

比較的横並びで平和な日本株式や先進国株式と違い、新興国株式クラスは現在熾烈な競争な繰り広げられているところです。

最強候補と思われた楽天VWOが劣勢になるという異常事態です。

楽天VWO「なんのためにうまれてきたのか」

今回新登場した「i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)」のベンチマークは「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」となっていますが、同じ指数に連動する最強のライバル商品が存在します。

 

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスのことです。

 

信託報酬は驚異の0.2052%で、独壇場ともいえる1強状態です。(指数が違うものではEXE-iつみたて新興国がライバル)

もともと新興国株式の信託報酬は0.3672%という壁がありましたが、今年の10月にニッセイが「<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックス」を販売し、0.36612%に更新したばかりでした。

そんな競合相手を一蹴したのが「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」であり、今年11月に2度引き下げるという荒業を披露しています。

今回新発売される「i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)」は0.3564%なので、ベンチマークが同じ商品の中では2番目に安い信託報酬となります。

とはいえ、1位と大きく差が開いた2位であり、しかも3位のニッセイをはじめほぼ同等な商品が多数存在しています。

名ばかりの№2であり、特に目立った商品でないのが残念です。

さすがにこれだけ差が開いていては、隠れコストを考慮しても「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」には勝てないかと思います。

 

TOPIXは実質コスト最安値競争に参加できそうなポテンシャルですが、新興国株式は中途半端といわざるを得ません。

低コストな商品が各社から出るのは嬉しいですが、後発であればもっと差別化を図ってほしいですね。

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