【悲報】GPIFが17兆円の赤字

つみたて次郎です。

コロナ騒動による株価暴落を受けて、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年1月~3月における運用実績は17兆円程度の赤字になる見込みのようです。

幾度となく繰り返されていますが、GPIFは私たちの公的年金を運用する機関投資家ですので、赤字を出すたびにぶったたかれるのが一つの風物詩になっています。

リプ欄が地獄絵図なので必見です(白目)

ちなみに直近の運用状況(2019年10月~12月)によると累計収益額は+75.2兆円、年平均収益率は+3.23%となっているので、17兆円吹き飛んだくらいではまだまだトータル赤字にはなりません。

外部リンク…2019年度第3四半期運用状況(速報) 

ようするに含み益が減ったという状態なわけですが、17兆円を失ったという事実も(誤解を生みかねない解釈ではあるが)間違いではありませんので、その部分にスポットが当てられればボコボコにされてしまうのも無理はないでしょう。

良い功績はなかったことにされ、悪い部分のみが目立ってしまう減点評価でこの世の中は回っているのです(達観)

含み益・含み損というのは結果論に過ぎませんので、GPIFが最近行った基本ポートフォリオの変更のような、今後の方針に関するような部分で議論が活発になってくれたらいいなと思っています。

参考記事…【?報】GPIFの基本ポートフォリオが変更【外債15%→25%】
外部リンク…基本ポートフォリオの変更について

また、GPIFが運用する年金積立金は年金財源全体の1割程度でしかありませんので、公的年金制度の改善という意味ではGPIFがどれだけ頑張っても焼け石に水であるという視点も忘れてはならないですね。

???「レバレッジで3倍プッシュだ」

 

他人事だと思っていませんか?

GPIFが損をすれば、私たちの公的年金が減ってしまう!これは他人事ではありません…という話ではありません(笑)

投資クラスタであれば「GPIFが〇円損失!」という話は茶番として軽く流している事かと思いますが、似たようなことは幾度とも繰り返されています。

GPIFの運用状況は四半期(3ヶ月)毎の話ですが、それよりもっと短期間の運用成績で自分や他人の投資成績を評価していませんか?

長期投資を志している人ですら、1ヶ月、数日…酷いときには1日単位の値動きで「おはぎゃー」「おはわーい」「からい」と叫んでいることも日常茶飯事です(そのほとんどはネタですが)

特に最近では大きな暴落が続いていますので、「〇〇は暴落に強い」「△△は暴落に弱い」という話も盛り上がっていますが、その多くは瞬間を切り取った結果論でしかありません。

積み上がられていく過去データの1つに過ぎませんので過信は禁物です。

仮に大きく暴落してもそれ以前に大きく暴騰していればトータルではトントンだし、逆に暴落に強かったとしてもその前の上昇相場に乗れていなければトータルではさらに大きなマイナスになるかもしれません。

特につみ次郎のようなフルインベスメン党であれば、なおさら暴落時の下落幅・下落額に対しては寛容でいなければならないし、それをおちょこってくるような輩には「つ、次の上昇相場でイッキにぶちアゲるし…(震え声)」という気持ちで抵抗していかなければなりません。

上げも下げもトータルで評価するという、当たり前の視点をもってGPIFや各投資家…そして自分自身のことを考えていきたいですね。

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GPIF次郎

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