【国内ETF】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信・MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信が爆誕

つみたて次郎です。

eMAXIS Slimシリーズで有名な三菱UFJ国際投信㈱より、1日早いクリスマスプレゼントが届きました。

外部リンク…新規上場の承認(ETF):MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 他1銘柄(三菱UFJ国際投信)(JPX)

以下2つの国内ETFが、2020年1月9日より上場します。

・MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
・MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

MAXISと聞くと、Slimではないほうの割高投信シリーズ(通称:Fat)が最初に思い浮かぶ人も多いかと思いますが、今回は上場投信…つまりETFとして展開しているMAXISシリーズとなります。

まずは、それぞれの基本情報からチェックしていきましょう。

 

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信

項目 データ
ファンド名 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
ティッカー 2558
管理会社 三菱UFJ国際投信㈱
上場予定日 2020/1/9
信託報酬 0.0858%(税込)
投資区分 米国株式
連動指数 S&P500指数
分配予定日 毎年6月8日、12月8日(年2回)

 

名前の通り、S&P500に連動する国内ETFとなっています。

信託報酬は0.0858%と非常に低く、投信版であるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968%よりもさらに低いです。

また、同指数に連動する国内ETFとしては、これまで国内版SPYであるSPDR S&P500ETF(1557)0.0945%が最安値でしたので、それも更新したことになります。

これでやっと信託報酬が国内ETF<国内投信という本来あるべき姿に戻りましたね(笑)

 

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

項目 データ
ファンド名 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
ティッカー 2559
管理会社 三菱UFJ国際投信㈱
上場予定日 2020/1/9
信託報酬 0.0858%(税込)
投資区分 全世界株式
連動指数 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
分配予定日 毎年6月8日、12月8日(年2回)

 

こちらも名前から何となくわかる通り、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の国内ETF版と言えます。

投信のほうの信託報酬は0.1144%ですので、こちらはさらに大差(?)をつけていますね。

国内ETFとしての競合商品は、日本除く先進国株ETFや、日本除く全世界株ETFはいくつか存在していますが、日本含め全世界株をカバーしているのはほとんどありません。

連動指数に違いはありますが、海外ETFとして非常に有名なバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の国内ETF版といっていいでしょう。

 

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国内ETFである強みと弱み

今回新しく登場する2つの国内ETFは、国内投信・海外ETFという2つのライバルと常に競合する関係にあります。

それぞれと比べた場合、以下のような強みと弱みがあります。

 

〇国内投信に対する強み
・信託報酬がさらに低い
・分配金が年2回もらえる

〇海外ETFに対する強み
外国税額控除の手間が不要
三重課税問題に引っかからない
・円建てで分配金が得られる

〇国内投信に対する弱み
つみたてNISA※やiDeCoに非対応
・分配金再投資する場合は課税ロス
・金額指定購入や自動積立に難あり

〇海外ETFに対する弱み
・流動性リスク・繰上償還リスクが高い
・投資対象の選択肢が非常に少ない

※つみたてNISA対応になる可能性もある

 

国内投信より低コスト・海外ETFより利便性が高いといえば聞こえもいいですが、全体としては帯に短し襷に長しという印象を受けます。

特につみ次郎の場合、つみたてNISAやiDeCoではお行儀よくノーマルな国内投信を積立し、特定口座では比較的アブノーマルな海外ETF(今はVTV)を不定期買い増しという二刀流スタイルですので、国内ETFが間に入り込む余地はありません(辛辣)

つみ次郎の中では国内投信→初心者向け、国内ETF→中級者向け、海外ETF→上級者向けというイメージですが、大体こうやって3つに分けると真ん中の中途半端さが目立つことが多いような気がします(笑)

 

つみたてNISA採用はどうなる?

少なくとも現状では、国内ETFに対してあまり良い印象を持っていませんが、気になるのはつみたてNISAに採用されるかどうか?という部分です。

前々話題にすら上がらないけどつみたてNISAでも、現在以下7つの国内ETFが対象商品になっています。

 

・ダイワ上場投信-トピックス
・ダイワ上場投信-日経225
・ダイワ上場投信-JPX日経400
・上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
・上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
・上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
・上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)

 

下の4つに関しては追加されたことすらすっかり忘れてた

今回登場したMAXIS米国株式(S&P500)上場投信MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信も指数の面では条件を満たしていますので、つみ次郎の予想ではすぐ追加されそうな気もします。

つみたてNISAに採用されるのであれば、少なくとも一考の余地はあると思います(多分買わない)

 

第三の選択肢が登場

これまでは国内投信と海外ETFという二大ジャンルが強すぎて、(特にインデックス・米株クラスタでは)話題になりづらかった国内ETFですが、やっとまともな選択肢がでてきましたね。

国内投信→国内ETF、海外ETF→国内ETFに乗り換えする人がどのくらいいるのかはかなり気になりますね。

ただ、既に莫大な資金を集めている海外ETF、現在進行形で急成長を遂げている国内投信に比べ、国内ETFというのは不安要素も大きく、特に流動性リスク・繰上償還リスク・トラッキングエラー等には気を付ける必要があります。

また、来年以降は外国税額控除に関する改定もあるようですので、分配金を出すのが確定となる国内ETFの実質コストにどのような影響を与えるのかも興味深いです。

参考記事…2020年以降は分配金の出る投資信託のほうが有利になる?

いずれにせよ、つみ次郎の場合しばらくは手出し無用ですが、新たな第三の選択肢を投資クラスタ達はどのように評価するのか楽しみです。

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MAXIS次郎(上場銘柄)

【国内ETF】MAXIS米国株式(S&P500)上場投信・MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信が爆誕” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    emaxisではなく、maxisですよー

  2. 匿名 より:

    ETFはeMAXISじゃなくてMAXISですよね。

  3. つみたて次郎 より:

    emaxisとmaxisを素で間違えていました(笑)
    お二人方、ご指摘ありがとうございます。

  4. masa9 より:

    いつも有益な情報ありがとうございます。
    来年度はこのETFのオールカントリーかVTを一般NISAで購入しようと考えています。素直にVTにしておいた方がいいですか?

  5. つみたて次郎 より:

    >>masa9様

    いつもありがとうございます。
    私としては、MAXISオールカントリーは新規設定のファンドであり、国内ETFとしての需要も未知数であることから、おっしゃる通り素直にVTで十分かと思います。
    投資するとすれば、純資産総額が十分に積み上がったのを確認してからのほうが間違いなさそうです。

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