バフェット「分散は無知に対するヘッジ」
シーゲル二郎です。
世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏は、集中投資で世界有数の大富豪になりました。
バフェット氏は、投資先の事業価値と株価に大きな差があるときに集中投資を行い、良い会社であり続ける限り持ち続けることで巨万の富を築きました。
現在バフェット氏がCEOを務める投資会社、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)は、保険業をと中心とするコングロマリットです。
保険業の中心としては、ダイレクト自動車保険のGEICOがあります。バフェット氏が投資をしたときは、手元資金の4分の3をGEICOに集中投資したことで有名です。
自信があるときにドカンと投資するのは、非常にかっこいいです。ですが、多くの投資家がマネすると、一発退場を食らいかねない諸刃の刃です。
タイトルの「分散は無知に対するヘッジ」というのはバフェット氏の名言の1つですが、続きがあります。
「分散は無知に対するヘッジだ。自分で何をやっているか分かっている者にとって、分散投資はほとんど意味が無い」
バフェット氏は、並外れた自信があるからこそ、集中投資で利益を上げることができました。上記の格言は、分散投資に対する強烈な批判になります。
その一方、多くの投資家はインデックスファンドをずっと持っていたほうがいいという発言もあり、平凡な投資家であれば分散投資をするべきだということも話しています。
この格言には、2つの意味が込められています。
ここで話を変えますが、超有名ブロガーであるイケダハヤト氏のブログタイトルは、「まだ労働で消耗してるの?」です。(以前は労働でなく東京でした)
東京での労働で消耗していたけど、現在は地方(高知)でのびのびと生活しています。
このタイトルは、2つの意味を持っています。
1つ目は、東京で馬車馬のように働いている社畜に対しての煽りです。
2つ目は、既に地方在住の人からの共感です。
たったワンフレーズで、異なる属性の読者の興味を誘うことができます。
バフェット氏の「分散は無知に対するヘッジ」というフレーズも、2種類の意味にとれます。
1つ目は、何も考えずに思考停止で分散投資している人への批判です。
2つ目は、たいした知恵もないのに自信過剰でリスキーな集中投資をしている人への批判です。
分散投資・集中投資、どちらのタイプの投資家にとっても耳が痛いフレーズです。
しゃべった本人が世界一の集中投資家であればなおさらです。
シーゲル二郎は以前「貧乏人も卵は1つのかごに盛れ」という、分散投資の大切さについて説明した記事を書いています。
バフェット氏のような桁外れの才能がない無知なシーゲル二郎は、素直に分散投資を徹底していくつもりです。
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まだ集中投資で消耗してるの?