本家VTI vs 楽天VTI(楽天ポイント考慮版)

シーゲル二郎です。

以前、米国株市場全体に投資する金融商品同士で対決をさせてみました。

海外ETFの「バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)」と、投資信託の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の2つです。

どちらも実質的な投資先は全く同じです。(楽天がVTIを買うだけだからね)

そのため、単純に海外ETFと投資信託どちらが良いかということになります。投資信託のほうが円で買い付け出来て自動積立も可能なので、利便性では大きく有利です。

その一方、運用成績ではまだまだ海外ETFをそのままのほうがいいです。

本家VTI vs 楽天VTI(前回)

↑見ていない方は先にどうぞ。

今回は、投資信託に有利になる条件を1つ足して再勝負させてみたいと思います。前回は、投資信託保有残高に応じてもらえるポイントについて考慮しておりませんでした。

代表的なところでは、ネット証券大手の住信SBI証券と楽天証券でとくに有名です。

証券会社 名称 還元率
住信SBI証券 投信マイレージサービス 0.03~0.2%
楽天証券 ハッピープログラム 一律0.048%

 

住信SBI証券は保有残高等に応じて変動します。また、信託報酬が激安商品の場合、大きく還元率が減少します。

信託報酬が0.2%を切る商品も多い中で、0.2%還元してしまったら赤字ですので、低コスト商品は大抵0.05%に設定されています。

とはいえ、大抵の場合は住信SBI証券が還元率№1になります。

一方楽天証券の場合は、一律0.048%となっており、これを見る限りではお得感はありません。

最大の問題は、「楽天・バンガード・ファンド」は、住信SBI証券で0.03%しかつかないということです。したがって、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を保有する場合、0.048%のポイントが付く楽天証券が最適解になります。

特に楽天証券の場合、楽天スーパーポイントで直接投資信託を買うことが可能になったので、利便性も大きく向上しています。

そこで、次の条件で本家VTIと楽天VTIを対決させてみます。

前回同様、積立NISAを想定して、毎年40万円の積立投資を20年間続けた場合でシミュレーションします。

 

共通条件
・それぞれ毎年40万円を積立投資していく。
・本家VTIは積立NISAで投資できないが、無理やりできるものとする。
・本家VTIは本来不可能だが、ピッタリの額を投資できるものとする。
・トータルリターンは毎年7%とする。(値上がり益5%、配当利回り2%)
・ロールオーバーは考えず、20年目で運用は終了とする。

楽天VTI側
・信託報酬は0.1696%だが、隠れコストを考慮して実質コスト0.3%と仮定する。
・配当金は20年間一切でないとする。
・配当金はファンド内部で源泉徴収10%を引いた1.8%を再投資する。
・発生したポイント0.048%分は、毎年楽天VTIを追加購入する。
・ポイントで買い付けする分は、全て特定口座で投資する。

本家VTI側
・信託報酬は面倒だから0.00%とする。(実際0になる可能性もあるし)
・売買手数料と為替手数料は合わせて片道0.5%とする。
・配当金は源泉徴収10%を引いた1.8%を再投資する。
・配当金は特定口座で再投資する。源泉徴収は全て取り戻せるとして20%を引いた1.6%を再投資する。

 

当然ですが、ポイントで追加した分は積立NISA枠で再投資できないので、課税される特定口座で運用したと仮定します。(キャピタルゲイン課税20%)

また、ポイントは本来毎月付加ですが、そこまでは計算できないので、それぞれ年末に1年分買付したことにします。

20年後の結果は次の通りです。

本家VTI…16,894,713円
楽天VTI…16,632,661円

いずれも20年後に一括売却した場合で、税引後計算です。

40万円×20年=800万円を投資しているので、大体2倍になっていますね。

楽天VTI側は、ポイントで 93,079円の利益を得ることができましたが、それでも本家VTIには勝てません。差額は262,052円です。

ただし本家VTIの場合は、外国税額控除で米国課税分がどの程度取り戻せるかで大きく変わってくるので、結局どちらを選んでもはっきりは分からないんですよね。(シミュレーションでは100%取り戻せたと仮定)

 

それぞれ抱えているリスクをまとめてみます。

本家VTI・・・配当課税の10%(年利回り2%と仮定して全体の0.2%)がどれだけ取り戻せるか不明。
楽天VTI・・・指数とのトラッキングエラー、配当金が出てしまうというリスク。

結局のところ、安定性を求めるなら本家VTI、利便性を考えるなら楽VTIというありきたりな結論しか出せないですね。

ちなみにポイントについてですが、楽天証券の0.048%の場合は93,079円の利益になりましたが、住信SBI証券の0.03%で計算した場合は、55,475円の利益でした。

楽天VTIや楽天VTを保有するなら、住信SBI証券を使っている人は楽天証券に切り替えることで20年間で差額の37,604円得することができます。

ただ、ポイントサービスはあくまで証券会社の一存で改悪も廃止もできてしまうという点を考えれば、20年後を見据えて計算するべき要素ではありません。

また、ポイントが発生するたびに再投資するなんて面倒なので、多分ほとんどの人は別の用途で使ってしまうのではないでしょうか?楽天スーパーポイントは何にでも使えますし。

投資信託の最大のメリットはほったらかしができるという点なので、シーゲル二郎はポイントサービスそのものはあまり良いものではないと思っています。

無理なのは分かっていますけど、ポイントが発生したら自動的に投資信託買付してくれるようなサービスを期待しています。

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