【悲報】楽天VT・楽天VTIが下方乖離
シーゲル二郎です。
当ブログでも非常に注目している「楽天・バンガード・ファンド」ですが、早くもベンチマークとの下方乖離が発生しているようです。
おさらいすると、楽天・バンガード・ファンドとは、楽天投信投資顧問が立ち上げた新発売の投資信託で、いずれもバンガードのETF1つだけをひたすら買い付けるシリーズです。
現時点では、3種類商品があります。
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)
・楽天・新興国株式インデックス・ファンド(VWO)
()内は買付するバンガードETFのティッカーです。
今回はこのうち、全世界株式と全米株式の初めての月次レポートが発表されました。それぞれ2017年9月29日に設定されたばかりで、10月分のレポートになります。
ベンチマークとの乖離は次のようになっていました。
ベンチマーク | ファンド | 乖離 | |
全世界株式 | +2.2% | +1.4% | -0.8% |
全米株式 | +2.3% | +1.8% | -0.5% |
ベンチマークとの乖離がえげつないです。9月29日~10月31日の1ヵ月間での乖離です。
年率で考えた場合、全世界株式が-9.6%、全米が-6%となり、株式のリターンがすべて吹き飛ぶ勢いです。
バンガードの人が知ったら泣いちゃうと思います。インデックスファンドは低コストでなければ無価値です。
とはいえ、これほど注目を集めている投資信託もなかなかないので、プチブームともいえる資金流入が落ち着けば安定するだろうと思いたいです。
普通に考えれば、ETFたった1つを管理するだけのマザーファンドが大きな乖離を生み続けるとは考えにくいですからね。
特に全米については、シーゲル二郎がつみたてNISAで全力投資する予定なので、きちんとした運用をお願いします。
投資信託を選ぶ最大のメリットは、配当課税を繰り延べできることですが、最大のデメリットは、今回のような乖離に拳で抵抗する術がないことですね。
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シーゲル二郎さん
いつも楽しく拝見させていただいております。
ご存知かと思いますが、海外ETFで再運用するタイプの低コスト投信には、i-mizuho米国株式(100%IVVで運用)と、EXE-i(これも100%ETF運用)があります。
いずれも、参考指数からの下方乖離が目立つ投信です。
「楽天・バンガード・ファンド」も同じ展開になるような予感がしております。
一方、SSGA米国株式とiFree S&P500は現時点で互角の勝負をしています。
いずれにしても、しばらくは経過観察が必要か思われます。
いつもご愛読ありがとうございます。
投資家期待の新商品なので注目も大きいですが、やっぱり怖いのは実質コストですよね。
シーゲル二郎は現時点の下方乖離については楽観的ですが、他のファンズ・オブ・ETFの現状を考えると少し気を引き締めなければなりませんね。
せっかくなので他のファンドとの比較も近いうちに記事にしてみようと思います。