人生お金じゃない
シーゲル二郎です。
人生の究極の目的は、幸せに生きることです。もちろん幸せの定義は人それぞれですし、生きているうちに代わっていくことも多いと思います。
ベタなところでは、良いパートナーと結婚したいとか、自分の好きな分野で成功したいなどですかね。
ちなみにシーゲル二郎は今のところ「毎日いいもの喰ってノンビリ暮らしたい」です(笑)
現在の資本主義では、文字通り資本を持っている人が一番偉いです。株式投資においては、
従業員<経営者<株主
という明確な順番がついています。(経営者が株主の場合もありますが)
なので、株式投資をしている我々は大企業の社長よりも上の立場にいるといえるのですが、実際そんなことを言えば笑われてしまいます。
それは、持っている資本の量があまりに少なすぎるからです。大企業の筆頭株主にでもなれば別ですが、一般庶民の投資額では、偉くなった実感を得ることはできないでしょう。
基本的にお金持ちの資本家は幸福度が高いといえますが、国全体で考えるとどうでしょうか?
国連が調査した2017年度国別幸福度ランキングでは、日本はかなり下のほうにいます。
ちなみにトップ5は次の通りでした。
1位 | ノルウェー |
2位 | デンマーク |
3位 | アイスランド |
4位 | スイス |
5位 | フィンランド |
いつもの北欧軍団による独占状態です。これらは高福祉国家であり、税金が高い代わりに政府による手厚いサポートが多く受けることができます。
アメリカなどの自己責任社会とは、対極にあるともいえます。自由競争は、技術の発展や経済成長には大きく貢献しますが、貧富の差の拡大につながり、国民全体の幸福度を下げるデメリットがあります。
とはいえ全体的に金持ちなので、アメリカは14位とそこそこの成績です。
ちなみに日本は51位です。世界3位の経済大国(笑)であり、治安もよく、飯もうまいのにこのザマです。
日本は少子高齢化が進み、企業も衰退気味ですが、世界的に見ればまだまだ恵まれた国であることに違いはありません。(このような慢心が良くないのかもしれませんが)
日本は格差社会といわれていますが、正直そんなに格差はないと思っています。
まず、日本のトップの人たちの給料が安すぎです。日本は権力とカネが同時に手に入らないといわれています。
日本で一番の権力者である財務省事務次官(官僚のトップ)でも、年収はたったの3,000万円しかありません。(しかも税金で半分くらいもっていかれる)
どれだけ天下り先が素晴らしいのか知りませんが、3,000万円ならそこらへんの成功したビジネスマンでも稼げる金額です。
国のトップになってたったの3,000万円なら、一生平のほうがいいような気がします。ですが、人間は欲深いので、現実的な金額になると妬みという感情が生まれてしまうのかもしれません。
対して米国の場合、カネ=権力なので、勝者総取りの弱肉強食です。単位も何億何十億とケタ違いなので、別世界の人間だと思えば妬みも生まれないのかもしれません。
その他では、日本の労働環境問題です。
日本は労働後進国なので、サービス出勤・サービス残業・パワハラ等、仕事をする人のやる気をなくすルールがまかり通っています。
その一方で、「会社は株主のものではない」という、とんでもない風潮があります。
百万歩譲って、上記の劣悪な労働環境が株主の利益になっているならまだ分かりますが、会社の利益を上げるわけでもなく、社員の士気を下げるだけで、誰の役にも立っていません。
日本の労働環境は、「国民にも株主にとっても無駄」なことばかりやっているのです。
しいて言うなら、「威張りたい中間管理職や経営陣」の幸福度がどんどん上がっているだけです。かといって、これらの給料も大して高くないのが泣けます。
また、サラリーマン連中以外にも厳しい現実があります。
起業する人に優しくないのは、優秀な大学生がこぞって官僚になりたがるのを見れば明らかだし、国民健康保険税は間接的に「そこそこの儲けだけなら自営業なんかするな」といっているに等しいです。
※地域によりますが年収200~300万円くらいがいちばん国保税率が高い。取る相手が間違ってんだろ
日本の現状は次の通りです。
社員・アルバイト | 奴隷のような扱い |
経営陣・高級官僚 | 権力あるけど給料安い |
株主 | 儲からない |
起業した人 | 失敗すると立ち直れない |
自営業者 | 収入低いと国保バカ高い |
日本は地獄なのでしょうか?
日本の幸福度を上げるには、そろばんの帳尻を合わせるのはもちろんですが、誰も得しない文化や風潮を正すほうが先かもしれませんね。
無駄な会議・無駄な飲み会なんかはすぐに削れますので皆さんご検討ください。
これらのマイナスをゼロにできれば、結果業績アップ→給料アップにもつながるので、さらに国民の幸福度は高まっていくと思います。
ちなみにシーゲル二郎の職場は地元の零細企業ですが、みんな優しいし、残業もそんなにないので、社員の幸福度は高いと思います。
給料が激安なのを除けばかなりホワイト企業です(笑)
シーゲル二郎は恵まれたことに、幸福度マイナスなことは少ないので、幸福度プラスを増やせるように今後頑張っていくつもりです。
幸福度プラスにするには、もちろんお金を稼ぐことも重要なので、引き続き投資や副業も頑張っていくつもりです。