「山崎元が斬る!グローバル3倍3分法」のライブ配信📺を見ました
つみたて次郎です。
昨日午後3時3分よりライブ配信された「山崎元が斬る!グローバル3倍3分法」を視聴しました。
外部リンク…山崎元が斬る!グローバル3倍3分法
みんな大好きグローバル3倍3分法ファンドに関する対談です。
現時点では動画のアップロード等されていないので再視聴はできません。
見どころの多い配信でしたので再度見たいところですが、今後の対応に期待です。
所々見逃してしまったシーンはありましたが、つみ次郎が気になった部分の意訳及び感想について徒然なるままに綴っていきたいと思います。
つみ次郎の頭でも理解できたQ&Aのみ紹介しますのでご安心ください(笑)
ちなみに、質問は全て山崎元氏・回答は全て有賀潤一郎氏が発言した内容の意訳となります。
マイナス金利について
Q:日本国債やドイツ国債といった、マイナス金利国債の先物を買うのはどんな気持ちか?
A:借入コストもマイナスになっているので、マイナス金利そのものに対して特に不安な気持ちはないが、逆イールド等が心配。
レバレッジファンドを考察するうえで最重要ワードとなり、債券投資をする上では避けられない「金利」に関する質問と回答です。
単にレバレッジをかけずに買うならマイナス金利国債を買うのは「償還日まで保有すると名目リターンが確実にマイナス」という摩訶不思議な状況になりますが、そこにレバレッジをかける場合はマイナス金利が有利に働くこともあるという事ですね。
信託期間10年問題
Q:信託期間が2028年までと期限付きだが、長期保有してもらいたいという趣旨と矛盾するのではないか?
A:最初は10年間の運用で様子を見て、問題がなければ延長等も考えたい。
現時点ではあくまで試運転のような状態という事ですね。
10年という歳月は人生から見れば長いですが、長期保有前提の投信にとってはほんの一瞬です(悟)
長期間運用したい意思があるというのは、信託期限を心配しているホルダーにとってはそこそこ安心できる材料ではないかと思います。
信託報酬とDIY投資家
Q:レバレッジファンドとしては信託報酬0.484%と低い理由について教えてほしい。
A:営業費用をあまりかけず、自分で調べて買う顧客(通称:DIY投資家)をターゲットにしているためコストを抑えられる。3倍のレバレッジを考慮すれば0.484%というは相当低コストだと思う。
DIY投資家という言葉は今後流行りそうですね(笑)
言い換えてしまえば宣伝せずとも顧客が勝手に飛びつく商品とも言えそうです。
むしろグロ3については投資ブロガーが無償で宣伝している説すらあります(笑)
レバレッジが3倍の理由
Q:レバレッジはなぜ5倍とかではなく3倍なのか?
A:アンケートの結果、4倍や5倍というのは高すぎると判断した。また、株式より低リスクを抑えたかった。
レバレッジドポートフォリオの基本方針は分散投資でリスクを抑えてレバレッジで超過リターンを狙う
ですので、株式より低いリスクで高リターンが狙えるというのはアピールもしやすそうです。
確かに「リスク株式以上&リターン株式以上」よりも「リスク株式以下&リターン株式並(以上)」のほうが魅力的やな。
— つみたて次郎 (@tsumitatejiro) October 26, 2019
奇数月分配の是非
Q:グロ3は1年決算型・隔月分配型という2つのバリエーションがあるが、後者についてはいわゆる奇数月分配ファンドとなっており、長期保有してもらいたいという趣旨と矛盾する。年金受給者等をターゲットにした不誠実な商品設計ではないか?
A:分配型の商品に需要があるため2パターンで展開している。1年決算型のほうが隔月分配型に比べ倍近い純資産総額になっており、あとは顧客の判断に委ねたい。
毎月分配型に関する批判は多数ありますが、隔月分配型についてあまり考察することはなかったので奇数月分配=年金受給者向けという視点がまず学びポイントでした(笑)
公的年金は偶数月に支給されるので、個人で奇数月分配ファンドを持っていれば毎月年金か分配のどちらかが懐に転がってきますからね。
「需要があるから」というのはうまい口実だと思いましたが、投信業界の闇を見たような気がします。
全体的な感想
タイトルは「山崎元が斬る!グローバル3倍3分法」となっていますが、前編通して基本的には斬るというより褒めたたえる場面が多かったです(笑)
ハッキリ斬っていたのは奇数月分配のところぐらいでしょうか?この部分もはっきりとした反論がありましたので、致命傷を与えたといった感じではないです。
フラグは立ちませんでした(辛)
それはさておき、インデックス投信押しの山崎氏がそれなりに評価したというのはグロ3にとっても大きな追い風になりそうです。
つみ次郎も少し欲しくなってしまいました(悔)
間違いなく今後も注目され続ける投信の1つとなるでしょう。
ブログ村ランキング
グロ次郎