【悲報】ゆうちょ銀行で不適切な投信販売
ゆうちょ次郎です。
全国の郵便局窓口で金融業を行っているゆうちょ銀行ですが、投信販売に関する不祥事があったことが発表されています。
外部リンク…ゆうちょ銀行、高齢者向け投信で不適切販売
ゆうちょ銀行が構える直営店約230店舗のうち、約9割の店舗で社内ルールに反した投信販売等が行われていたとのことです。
具体的には社内で定めた書式を使わなかったり、勧誘時に行うべき健康状態などの確認作業を購入の申込時に一緒に行ったりしていたといった不適切行為があったようです。
他にどのような不適切行為があったかは分かりませんでしたが、上記のような書類上の話だけであれば虚偽の商品説明等の悪質な詐欺行為ではない分マシに見えてしまうのは、つみ次郎の感覚がマヒしてしまったからでしょうか?(笑)
もちろん程度の差はあっても不正行為には変わりませんので、今後の改善を見守っていきたいところです。
ゆうちょ銀行の直営店について
上記記事では約230店舗の直営店のうち9割で不正があったとされていますが、ゆうちょ銀行の直営店というのは郵便局の中に併設されている窓口ではなく、単独でゆうちょ銀行として営業している店舗のことのようです。
つみ次郎が住んでいる福島県では3店舗あり、これは東北6県の中で最も多いです(謎のマウンティング)
外部リンク…取扱店舗を探す(ゆうちょ銀行)
東北含め田舎だと県庁所在地級の都市に店舗を構えている感じですね。あまり馴染みがないという人も多そうです。
また、上記のリンクから「投資信託を取り扱う郵便局の検索」というページに移動することができ、直営店以外で投信販売が行われているゆうちょ銀行窓口を調べることができます。
ちなみに店舗数合計を計算してみたら約1,800店舗くらいありました。
こちらは各地域の主要都市レベルにある郵便局窓口なので、よく訪れる方も多いのではないかと思います。
今回の不祥事はあくまで直営店に関する報告ですが、それ以外での投信販売についも信用が揺らぐことになりそうです。
個人的には直営店とそれ以外で、投信販売に対する意識がどのように違うかが気になります(笑)
ゆうちょ銀行の安心感と裏切り
日本の三大メガバンクは三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行ですが、ゆうちょ銀行もこれらに並ぶ規模を誇る超巨大金融機関です。
郵政公社から民営化による独立・実質的には半国有企業といった特殊性があるため並べて比較されることはあまりありませんが、これらを考えなければ日本四大メガバンクという見方もできそうです。
りそな銀行「辛い」
そんな巨大な規模を持っているにもかかわらず、シティボーイが生息する都市部から熊や猪がコンニチハするような山奥まで、全国の隅々に店舗を構える地域密着型の金融機関でもあります。
地域密着型といえば他にもJAバンク・信用金庫などが存在しますが、その中でもゆうちょ銀行(というか郵便局)の支店網は最強だと思います。
郵便局の数は全国で2万店舗を超えており、郵便という事業の性質を考えれば納得の数字です。
それらの店舗を利用して金融事業を行えるというのは素晴らしい強みですね。
その中で投信販売をしているのはあくまで一部(といっても1,800店舗くらいはある)に過ぎませんが、それでも多くの国民に馴染み深い金融機関であり、何かのきっかけで投資について相談するということもあるでしょう。
圧倒的な規模と幅広い支店網を兼ね備える、唯一無二の金融機関といえます。
それだけに、そのゆうちょ銀行で不適切行為が行われていたという事実は、ゆうちょ銀行はもちろん投信業界全体にとっても悪影響を及ぼしかねません。
ただでさえ「年金2,000万円問題」で投資に対するイメージダウンが起きている状態ですからね。
参考記事…【年金】金融庁報告書を巡る攻防と対策【2,000万円】
そんなゆうちょ銀行ですが、実店舗金融機関の割にはつみたてNISAのラインナップも比較的しっかりしており、前述したとおり国民に広く親しまれているので、「貯蓄から投資へ」という国全体の目標を達成するうえで大きな力になれる存在になれると思っています。
外部リンク…つみたてNISAとは?(ゆうちょ銀行)
「国の後ろ盾があるから安心」なんてゆうちょうなことは考えず、迅速な意識改革で今回の不祥事を乗り越え、投信業界を盛り上げてもらいたいですね。
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ノルマ達成
細かいですが、2018/4より「三菱東京UFJ銀行」→「三菱UFJ銀行」に社名変更してますよ。
>>はくらい様
「東京」が余計でしたね。
ご指摘ありがとうございます。修正しました。