【自動車】交通費と移動コストについて【電車】

  1. つみたて次郎です。

家計の中で小さくないウェイトを占める支出に「交通費」というものがあります。

一般的には交通交通機関による移動に伴う運賃、広義の意味では車で移動した際のガソリン代等も含まれます。

徒歩や自転車であれば基本的に交通費はかかりませんが、電車・バス・タクシー・私用車などで移動する場合は何らかの形でコストが発生します。

今回は、交通費について考察していきたいと思います。

 

通学・通勤にかかる交通費

学生やサラリーマンであれば、定期的に決められた場所を往復する必要があります。

ちなみにつみ次郎は小学校は徒歩、中高は自転車、今は自動車で職場と自宅を往復する人生です(重い)

サラリーマンの場合は通勤手当がありますので、公共機関で移動するなら定期券代、私用車で移動するならガソリン代に充てることができます。

そのため交通費上限を超えるほど遠くから通勤したり、よほど燃費の悪い車に乗ってたりしなければ、少なくとも通勤に伴う交通費についてはあまり気にしなくても大丈夫という方が多いのではないかと思います。

ちなみにつみ次郎の場合、現在このような状態になっています。

前提条件
・黒塗りの軽自動車の平均燃費…15㎞/ℓ
・通勤距離…片道5㎞(往復10㎞)
・毎月の出勤頻度平均…20日
・レギュラーガソリン1ℓ当たり150円とする
・通勤手当…毎月約3,000円弱

上記を元に、通勤にかかる実質的な交通費(=ガソリン代)を次のように計算できます。

( 10㎞ × 20日 ) × ( 150円 ÷ 15㎞/ℓ ) = 2,000円

ようするに1ヵ月で走る距離(㎞)×1㎞走るのに必要なガソリン代ですね。

各数字は計算しやすいように丸めていますが、実際はもう少し燃費良かったり距離も短いのでもっと安いと思います。

もらっている通勤手当3,000円弱より安く済んでいるので、結果として通勤にかかる交通費は実質ゼロどころか、マイナスになっている計算になります(笑)

 

通勤以外にかかる交通費

通勤というのは日常的に発生する移動ですが、それに伴う交通費については上記の通りカバーできるケースも多いのではないかと思います。

なので交通費が膨れ上がってしまうケースとしては、通勤以外の移動に伴うコストがかかり過ぎてしまう場合が考えられます。

頻繁に遠出する人は、いずれの移動手段を使っても交通費が多くかかってしまいますね。

通勤にかかるコストを劇的に削減することはほぼ不可能なので、交通費を抑えたいのであれば通勤以外の移動を工夫することになります。

最も効果的なのは「移動しないで自宅に引きこもる」ですが、これは身も蓋もなさすぎるのでジャンル別に対策を考えてみます。

 

・私用車の場合
①高速道路をあまり使わないようにする。
②できる限り通勤途中で用事を済ませる。

・公共交通機関の場合
①新幹線・タクシー等の高コストな移動手段をあまり使わないようにする。
②持っている定期券の範囲内で移動する。

 

どちらも①は、移動手段そのものを工夫しています。ただしそれぞれ到着までにかかる時間が長くかかるので、時間と金のトレードになります。Time is Money.

②については、通勤による移動を利用して交通費を抑えようとする工夫です。

普段の日常的な買い物等であれば、自宅と会社の間にある場所で済ませてしまいましょう。

この考えを応用すると、できるだけ遠くから通勤したほうが選択肢が広がるということになります。

ただし通勤時間が増えるということですので、デメリットも大きいです。Time is Money.

 

ちなみにつみ次郎は、会社での出張等を除けばほとんど高速道路を使ったことがありません。せいぜい複数人で割り勘できる時くらいです(笑)

また、休日に出かけるのは外食したいときくらいですが、最近はダイエット中なのでその機会すら減っています(悲)

 

公共交通機関VS私用車

つみ次郎は生まれも育ちも現在も自然豊かでのどかな地域(つまり田舎)で過ごしていますので、基本的に公共機関で移動するという概念が存在していません。

せいぜい飲み会帰りのタクシーや代行くらいです(笑)

自動車は1家に1台ではなく1人1台が当たり前の世界ですので、つみ次郎にとっての交通費とはガソリン代のことです。

しかし小さい頃はガソリン代や燃費について考えたことはほぼありませんでしたし、「電車やバスの運賃に比べればガソリン代はタダみたいなもん」なんて思っていた時期もありました。

学校の修学旅行等では何度か新幹線や電車に乗りましたが、その度に「都会の奴らは移動するだけでこんなにお金かかるんか(嘲笑)」と心の中でマウントを取っていました(黒歴史)

しかし実際計算してみると、公共交通機関の運賃に比べて自動車の移動に伴うガソリン代がさほど安くはないことに気づきます。

例えばつみ次郎の車の場合、平均燃費は15㎞/ℓくらいになっています。

ガソリン1ℓ当たりの単価を150円と仮定すると、1㎞走るのに必要なガソリン代は10円となります。

自動車が必須の地域であれば数十キロ単位で移動することはザラにありますし、往復100㎞超えるのもさほど珍しくないでしょう。

比較的燃費のいいつみ次郎の車ですら100㎞走ると1,000円ですから、少なくともちょっとした用事でかけたくはない水準ですね。

公共交通機関が発達している地域であれば狭い地域にいろいろ密集しているので、往復でも1,000円あれば大抵の用事を済ませることができそうです(勝手なイメージです)

普段の買い物や隣町まで出かけるような、日常的な移動に関してはあまり差はなさそうです。

 

長距離移動する時のコスト比較

それでは、旅行等で遠方に出かける場合はどうなるでしょうか?

例として、東北地方唯一の政令指定都市である仙台市と、東京都を移動する際に必要な交通費で考えてみます。

 

仙台と東京(いずれも片道)

・道のりは片道約350㎞(ガソリン代約3,500円)
・高速道路代は5,450円~7,420円(仙台宮城IC~川口JCT)

・新幹線だと11,000円(仙台駅~東京駅)
・在来線だと6,000円前後(乗り換え多数)
・高速バスだと2,000~6,000円くらい
・飛行機だと10,000円~くらい?

 

いろいろガバガバですが気にしないでください(逃)

高速道路を使わなければガソリン代の3,500円だけで済みますが、下手な高速バスならもっと安く済みそうです。

ちなみに高速使わないと8時間半くらいかかります(笑)

高速道路を使った場合は川口JCT(埼玉)に行く時点で合計10,000円くらいになってしまうので、新幹線とあまり変わらないくらいの水準になってしまいます。

自動車であれば複数人でもほぼ同じコストで移動出来たり大きな荷物を運んだりもできますが、単に人間1人を異動させる前提なら高速道路を使った時点でコスト面での優位性はほぼ吹き飛びそうです。

 

自動車はコスパが悪い

運賃VSガソリン代で比較しても大きな差にはならないどころか、状況によっては自動車を持っていたとしても公共交通機関を利用したほうが安く済むといったケースもあることを考えると、移動手段として考えた自動車のコスパの悪さは目立ちます。

自動車には購入費用を始めとした大きなコストがかかっているにもかかわらず、移動する度に公共交通機関とあまり変わらないランニングコストを要求するわけですからね。

例えばですが150万円で買った自動車で15万㎞乗るとした場合、1㎞あたりに按分すると10円となります。

なのでガソリン代も合わせれば1㎞走るごとに20円のコストがかかっているようなものです。

これは比較的低燃費&低価格の車の場合ですし、車検代とかも考えればさらに増えます。

少し車で移動するだけで何百円~何千円になると考えるちょっと嫌ですね…。

家族餅やアウトドア派ならともかく、ぼっちのインドア派にとっては自動車はコスパの悪い移動手段と言えそうです。

たまのドライブは気分転換にもなりますが、全然コストに見合ってないですね(泣)

自動車の場合は運転するだけで交通事故の加害者・被害者になってしまうリスクも跳ね上がります。

コストやリスクだけを考えるなら、家賃が安くてギリギリ車が必要ない地域に住むのが理想的かもしれませんね。(札仙広福あたり?)

「移動はコスト」「移動は贅沢品」「移動はリスク」…そんなつまらない考え方も頭の片隅に置いておきたい所です。

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黒塗りの軽自動車

【自動車】交通費と移動コストについて【電車】” に対して1件のコメントがあります。

  1. DNGM より:

    みんな忘れがちですけど通勤手当も社保料に影響するので電車の定期代って実費と同額もらってもマイナスなんですよね

  2. パンチ より:

    通勤5kmなら、高い自転車買って乗り回すのも手なんですが、
    東北ですと、雪だの悪路だので制約がありそうですね。
    私は都市部なので、リタイヤしたら車は手放すつもりです。
    割に合わないので。

  3. らっきょ より:

    前々から、Twitterで話題になったりならなかったりしてますが、
    やはり、次郎さんは仙台在住or出身なのでしょうか?

  4. つみたて次郎 より:

    >>DNGM様

    確かに社会保険料考慮するとマイナスになる場合もありそうですね。
    通勤手当は一定額以下なら所得税は非課税だったりするので、ややこしいですよね。

  5. つみたて次郎 より:

    >>パンチ様

    通勤だけなら自転車でもなんとか可能ですが、おっしゃる通り雪が降るとアウトですし、職場以外の場所に行くのが辛くなるので厳しいですね。

  6. つみたて次郎 より:

    >>らっきょ様

    東北の主要都市として挙げただけなので、私自身は特に仙台に縁はありません(笑)
    在住も出身も福島県です。

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