グローバルX NASDAQ100・カバード・コール(QYLD)を分析。分配利回り11%超えの超高配当ETF

つみたて次郎です。

今回は、グローバルX NASDAQ100・カバード・コール(QYLD)を分析していきます。

基本的にはNASDAQ100指数への投資となりますが、カバードコール戦略を用いることで安定したインカムゲインを狙う面白いコンセプトのETFです。

 

カバードコール戦略について

まずはキモとなるカバードコール戦略について簡単に解説していきます。

とある原資産を保有しながら、その原資産のコールオプションを売る戦略です。

コールオプション…指定された日時にあらかじめ決めていた権利行使価格で買える権利

オプションプレミアムを安定して得ることができる半面、原資産が権利行使価格以上に上昇した場合は超えた部分の値上がり益を放棄することになります。

値上がり益の一部を放棄する代わりにオプションで稼ぐというスタイルになります。

QYLDの場合、NASDAQ100銘柄の現物株を保有しながらNASDAQ100指数のコールオプションを売るという事になりますね。

 

各種指標(2020/6/4現在)

QYLD QQQ
信託報酬 0.60% 0.20%
銘柄数 105銘柄 104銘柄
PER 23.84% 27.41%
PBR 5.38% 6.38%
分配利回り 11.34% 0.69%

 

信託報酬はやや高めです。

ベンチマークはCBOE NASDAQ-100・バイライト・V2・インデックスという独自のモノになっていますが、あくまでベースとなるのはNASDAQ100指数ですので、同指数に連動するQQQも併せて載せておきます。

各種指標やセクター比率等は似ていますが、分配利回りに天と地ほどの差がありますね。

NASDAQ系のETFでありながら、インカムゲイン重視という非常に珍しい内容になっています。

 

分配金の推移

高配当ETFらしく毎月分配型となっています。

設定されたのは2013年12月となっており、最初に分配が行われたのは2014年1月からです。

年別の分配金合計は以下の通りです(1株当たり)

2014年 2.57894ドル
2015年 2.20396ドル
2016年 2.04401ドル
2017年 1.88535ドル
2018年 2.65026ドル
2019年 2.3227ドル

 

多少のブレ幅はありますが、それなりに安定しているといえます。

毎月分配型なので、毎月0.2ドル前後受け取ることができます。

 

 

 

トータルリターン

設定来の2013年12月~現在における配当込みチャートを載せてみます。

比較相手はNASDAQ100連動ETFのQQQとS&P500連動ETFのIVVです。

 


出典「ETFreplay.com

 

なんとなく予想はできていましたが、値上がり益の一部を放棄するというコンセプトであるため上昇相場では通常のインデックスに大きくアンダーパフォームしていますね。

ボラティリティはその分抑えられているのはまだ幸いと言えます。

カバードコール戦略は下落相場やレンジ相場で力を発揮しますので、しばらくは辛い状況が続きそうです。

ちなみに設定当初よりも株価は下落しています。

 

 

 

NASDAQ×高配当という異端児

値上がり益はほとんど見込めずリターンのほとんどが分配金…という高配当系ETFは多数存在していますが、本来分配なんて無縁ともいえるNASDAQ100指数が関係しているのは何とも不思議ですね。

米国株クラスタにおいては高配当株VSグロース株という派閥がありますが、そのどちらにも辛んでいるといえます。

トータルで見ればグロース株ではなく高配当株扱いで良いとは思いますけどね。

ただ、NASDAQ100のウリともいえる大きな値上がり益を放棄して分配金に変換しているようなETFですので、その評価は大きく分かれることになりそうです。

つみ次郎の場合、高コスト・オプション使用・NASDAQという要素を考えるとあまり食指は伸びないです(笑)

様々な面で癖が強く、投資する人を選ぶETFであるといえます。

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カバードコール次郎

グローバルX NASDAQ100・カバード・コール(QYLD)を分析。分配利回り11%超えの超高配当ETF” に対して1件のコメントがあります。

  1. めだか より:

    QYLDを800万円ほど持ってます
    今後数年は金利低下ということでPFFからQYLDに乗り換えました
    こんだけあるとなかなかの破壊力ですね
    こいつのキモは分配金であって配当ではないので
    業績低下による減配リスクがないかな?というところです
    あと乱高下してボラティリティー(IV)が高くなると
    オプション価格が上がりますので分配金が増えます
    主力はVYM、他VGT、QQQですが全部併せると年間配当200万円になりました

  2. つみたて次郎 より:

    >>めだか様

    通常の株式・ETFとは全然違うルートで利益を生み出すというのは、分散投資という面でもかなり魅力的ですね。
    年間配当200万円は凄いですね!

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