バンガード・FTSE・先進国市場(除く米国)ETF(VEA)分析
つみたて次郎です。
今回は、バンガード・FTSE・先進国市場(除く米国)ETF(VEA)を分析していきます。
米国を除く先進国株式を対象としたインデックス型ETFです。
前回紹介した「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)」から新興国を引いたような商品です。
バンガード・FTSE・先進国市場(除く米国)ETF(2017/11/30現在)
項目 | データ |
信託報酬 | 0.05%※ |
銘柄数 | 3840 |
PER | 16.0倍 |
PBR | 1.7倍 |
ROE | 11.1% |
利益成長率 | 6.4% |
売買回転率 | 11.1% |
標準偏差※ | 11.45% |
※信託報酬は2019年5月に0.07%→0.05%に引き下げられました。
信託報酬は0.07%と、米国外を対象とするETFとしてはトップクラスの低コストです。
VTI+VEA+VWOを時価総額基準で組み合わせると、VTよりも信託報酬を低くすることができ、銘柄数も多くなります。
国別割合は次の通りです。
バンガード・FTSE・先進国市場(除く米国)ETF(2017/11/30現在)
国名 | 比率 |
日本 | 22.2% |
イギリス | 15.3% |
カナダ | 8.1% |
フランス | 8.1% |
ドイツ | 8.1% |
スイス | 6.7% |
オーストラリア | 6.0% |
韓国 | 4.8% |
香港 | 3.2% |
オランダ | 2.9% |
その他 | 14.6% |
地域別では、約53%がヨーロッパ、約38%が日本を含むアジア太平洋となっています。
残りのほとんどはカナダとなっています。
先進国は、米国+カナダ+ヨーロッパ+アジア太平洋でそのほとんどが構成されていることになります。
企業別では、ネスレ(スイス)、ロイヤルダッチ・シェル(英蘭)、サムスン電子(韓国)がトップ3です。
日本企業では、トヨタ自動車が7位にランクインしています。
恒例の株価比較ですが、今回は新興国(VWO)と比べてみたいと思います。
過去10年だと、米国除く先進国のほうが株価は上場しているようです。
とはいえ、新興国は2016年からの伸びが凄まじいですね。
年数別にトータルリターンをまとめると次の通りです。
VEA vs VWO(2017/12/31現在)
区切り | VEA(米国外先進国) | VWO(新興国) |
1年間 | 26.50% | 31.48% |
3年間 | 8.97% | 7.51% |
5年間 | 8.19% | 3.36% |
10年間 | 2.37% | 1.31% |
直近1年でも、米国市場(VTI)の21.17%は余裕でアウトパフォームしていますね。
2017年は米国株以外の調子が良かったため、米国一国集中派の人にとっては、相対的に残念な年になりました。
つみたて次郎はむしろ米国市場が上がってほしくないのですが、おそらく大多数の米国集中派の方にとってはショックだったでしょう。
さて、過去のリターンのみで米国一国集中という茨の道を選んだ投資家は、そう遠くない未来に沙汰されることになりそうです。
つみたて次郎にとっては、仲間が減るという悲しみでもあり、米国株の買い場が訪れるという喜びにもなります。
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米国株信者が減りそう
いつも参考にさせて頂いています。
VEA検討します。ありがとうございました。
これからも役に立つ情報をお願いします。
いつもありがとうございます。
バンガードETFシリーズはしばらく続きますので、役に立てれば幸いです。