【悲報】テスラ(TSLA)のS&P500採用見送り
つみたて次郎です。
みんな大好きテスラ(TSLA)について、S&P500指数に採用される可能性が示唆されていました。
参考記事…テスラとトヨタと、時々、S&P500
しかし残念ながら、今回は見送りとなってしまったようです。
外部リンク…Tesla not added to S&P 500 in latest index changes(REUTERS)
不採用になった理由については明記されていませんが、会計基準の関係で四半期連続黒字と認められなかったからだと思われます。
参考記事…S&P500指数に採用されるための条件
この発表を受け、株価は暴落しています。
発表されたのは9月4日(金)の引け後でしたが、その次の取引日である9月8日(火)にナイアガラの滝ができてます(笑)
9月8日における前日比は終値ベースで-21%という大暴落になってしまいました。
その後の株価も軟調♂です。
株式分割→S&P500採用というコンボ☆を期待してた人にとっては残念な結末です。
参考記事…【5等分のTSLA】アップルに続きテスラも株式分割
TSLA以外の銘柄がS&P500に採用
今回TSLAのS&P500採用は見送りとなりましたが、以下の3銘柄について新たに採用されています。
・エッツィー(ETSY)
・キャタレント(CTLT)
・テラダイン(TER)
それぞれ時価総額とS&P500に採用された場合の構成比率及び順位をまとめるとこんな感じです。参考にTSLAが採用された場合の数値も参考として載せます(2020年9月11日現在)
銘柄 | 時価総額 | S&P500構成比率 | S&P500順位 |
ETSY | 約131億ドル | 0.047% | 353位 |
CTLT | 約135億ドル | 0.049% | 343位 |
TER | 約134億ドル | 0.046% | 360位 |
(TSLA) | (約3,473億ドル) | (1.490%) | (8位) |
※時価総額は浮動株調整前の数値なので構成比率と必ずしも比例しない。
※構成比率と順位についてはSPTM・SPLG・QQQを参考に独自算出。
新たに採用される3銘柄はいずれも350番前後の勃ち位置♂となりそうです。
こうして並べると、TSLAがS&P500に採用されていない異様さが目立ちますね。
ちなみにTSLAがもし採用されればJNJ以上BRK以下になりはずです(多分)
ちなみに以前の記事でも紹介しましたが、S&P500に採用されていない米国株の中でもTSLAのデカさは圧倒的です。
出典「etfrc.com」
これはVTI(米株全域)とVOO(S&P500)の重複しない銘柄を構成比率の大きい順に並べたもので、実質的にS&P500に採用されていない時価総額上位銘柄となります。
最近話題のZOOMと比較してもその差は歴然ですね。
また、今回採用された3銘柄はトップ10には入れないので、(少なくとも時価総額だけならば)S&P500採用銘柄とタメ張れる奴はゴマンといるということになります。
↓↓広告の下に続くテラ~🚙
ファンドとの兼ね合い
TSLAのS&P500不採用についてはいろんな意見がありますが、インデックス投資家の目線で考えるとリターンの良い銘柄を取りこぼしてしまったという問題点が目立ちます。
採用されれば全体の1%超になるような巨大銘柄を捨てているわけですからね。
ただ、逆に言えばTSLAさえ採用されればその他に大きな歪みをもたらすような銘柄はありませんし、そのTSLAも全体で見れば1%の影響しか与えませんので、S&P500指数が米国大型株をまんべんなく寄せ集めしている指数であるという事実はこれからもずっと変わらないでしょう。
S&P500指数に連動するインデックスファンドに投資している場合、以下のような工夫が考えられます。
海外ETFの場合
この辺りの銘柄選定の不明瞭さを気にするなら最初からSPY・IVV・VTIといったS&P500ETFではなくVTIでも買っておきましょう。
余談ですが、第二のVTIともいえるSPTMにはTSLAが含まれていませんでした(ちょっとびっくり)
米国株国内投信の場合
海外ETFの場合は上記のような逃げ道がありますが、国内投信の場合はちょっと事情が変わります。
米国株投信として有力な物を挙げると以下のようなものがあります。
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)
・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
TSLAが欲しいなら楽天VTIを買うしかありませんが、この中では信託報酬が割高になってしまいます。
先進国株国内投信の場合
米国株投信ではなく先進国株ファンドにも関係してきます。
国内投信の多くはMSCI ACWIインデックス指数から日本株を除いた指数(MSCIコクサイ)を先進国株のベンチ―マークとしていることが多いですが、同指数にはTSLAが含まれていないようです(ACWIの構成銘柄を参照)
直接確認はできていませんが、おそらくeMAXIS Slim 先進国株式インデックス・ファンドなどにも含まれていないと思われます。
そのためTSLAが欲しいなら連動指数が異なるSBI・先進国株式インデックス・ファンドなどを買う必要があります。
全世界株投信の場合
全世界株式ファンドでも一部を除くとMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス指数を採用している場合が多いので、こちらもTSLAが含まれていません。なのでTSLAが欲しいなら、eMAXIS Slim 全世界株式インデックス・ファンドやたわらノーロード全世界株式ではなく楽天・全世界株式インデックス・ファンドやSBI・全世界株式インデックス・ファンドを選ぶ必要があります。
※同日訂正…MSCI ACWIインデックス指数にTSLAは採用されており、ACWI(ETF)にもTSLAは採用されていました。誤った情報をお伝えしてしまい申し訳ございません。
海外ETFについてはほぼコスト差がない中での比較となりますが、国内投信の場合はどうしても保有銘柄以外の差が大きい中での比較になってしまいます。
コストだけではなく中身をしっかり見ろ!というのがファンド界隈における金言ではありますが、TSLA含めわずかな分散効果のためにコストその他諸々を犠牲にする必要があるかは疑問です。
TSLAが採用されているかどうかというのは確かに気になる部分ではありますが、現時点では過度に気にする必要はない…というのがつみ次郎の見解です。
さらに本音を言えば、TSLA自体あまり投資したくないのでS&P500に採用されなくてホッとしたという気持ちです(銘柄選別をするインデックス投資家のクズ)
ブログ村ランキング
黒塗りのテスラ
もうVOOとQQQでいいんじゃないの?と思ってしまいますね
ところでバフェット太郎ネタはまだですか?
>>めだか様
バフェット太郎ネタはもうしばらくお待ちくださいw
あと、有料商材なので皆さんが期待するほどのネタにはできないと思います(本末転倒)
ネタバレ等は期待してませんししたら駄目でしょう
有料情報、個人の感想としてよかったかどうかとか
初心者、米国株クラスタにお勧めできるかどうか?等か
くらいはどうでしょうか?
>>めだか様
記事全体に対する感想とかは準備投稿していきたいと思います(実はまだ全然読んでない…笑)