【インヴァスト証券】トライオートETFとは?

※8月22日…記事内容に誤りが非常に多くあったため、結論含め不完全な記事になっています。その点をご了承いただける方のみ参考程度に閲覧をお願いいたします。詳しくはコメント欄を参照してください。

つみたて次郎です。

投資というとパソコンの前に張り付き、頻繁に売買を繰り返すようなイメージがありますが、投資法によってはほったらかしで利益を得ることができる方法があります。大きく2種類に分けることができます。

1つ目は、つみたて次郎の様に売買を前提にせず、バイアンドホールドでひたすら保有し続けるという方法です。

長期的に買い増ししたり配当金を再投資するだけなので、ある程度の周期でチェックするだけで十分です。

ちなみにつみたて次郎は、投資信託の自動積立のみを行っているので、本当の意味でほったらかし状態です(笑)

そしてもう一つは、本来投資家自身が行う作業を自動化してしまうという方法です。

最近では、ポートフォリオの運用管理を全て自動的に行ってくれる「ロボアドバイザー」がちょっとしたブームになっています。

そして今回は、より積極的に自動売買を行う「トライオートETF」について説明していきたいと思います。

 

トライオートETFとは?

トライオートETFとは、インヴァスト証券が提供するETFの自動売買ツールです。

出典「インヴァスト証券

このように、相場に応じて買いと売りを繰り返して利益を得ることを目指します。

自動売買のルールを自分で作成し取引することもできますが、やはり目玉はなんといっても「セレクト機能」です。

いわばパッケージ商品といえる内容で、取引するETF×取引パターンに応じて多彩なラインナップがあります。

取引できるETFは、SPY(S&P500)・QQQ(ナスダック100)・XLP(米生活必需品)など、米国株クラスタでも馴染み深いものが多数ありました。

 

 

3種類の取引パターン

トライオートETFでは、3種類の取引パターンから売買傾向を選ぶことができます。

 

追尾型

出典「インヴァスト証券

比較的小さな変動で売買を繰り返すため、似たような上下を繰り返すレンジ相場に強い取引パターンです。

下がったら買い上がったら売りを繰り返す、逆張りに近い投資スタイルになります。

 

スリーカード

出典「インヴァスト証券

3パターンの取引タイミングを用意し、上昇相場で積極的に買い増ししていく取引スタイルです。

上昇相場に強く、順張りに近い投資になります。

 

ライジング

出典「インヴァスト証券

上記スリーカードの派生形で、上昇相場での利益獲得幅をより広げた取引スタイルです。

この取引スタイルは全銘柄ではなく、比較的値動き幅が大きく、長期的に上昇が期待できるETFで利用可能になっています。

 

具体的なセレクト

ここでは例として、TQQQ(ナスダック100のレバレッジ3倍)を売買するセレクトを紹介します。

上記取引パターンと合わせて3種類あります。

 

・ナスダックトリプル_追尾
・ナスダックトリプル_スリーカード
・ナスダックトリプル_ライジング

 

いずれも取引するETFはTQQQとなっており共通ですが、売買のタイミングが異なります。

トライオートETFでは、2017年2月16日以降に口座開設した場合、レバレッジは5倍で固定になります。
(個人的にとても驚いた部分です)

取引ETFであるTQQQ自体にレバレッジが3倍かかっていますから、上記3セレクトの場合はトータルで3×5=15倍のレバレッジが実質的にかかっていることになります。

また、現物のETFではなくCFD(差金決済取引)を行っており、保有中に金利が発生します。

トライオートETFでは、0.9%+LIBORを金利として定めています。

 

単純なバイアンドホールドに勝るか?

各セレクトごとの成績を確認しましたが、直近では全体的に成績があまり良くないようです。

上記のTQQQの場合、2017年1月1日~2018年8月17日におけるリターンは次の通りです。

種類 リターン※
TQQQ自体の成績 +198.8%
トライオートETF(追尾) +59.76%
トライオートETF(スリーカード) +50.18%
トライオートETF(ライジング) +76.12%

※ETFは投資額に対するリターン、トライオートETFは推奨証拠金に対するリターンで計算。

大元のTQQ自体が一本調子の右肩上がりでしたので、売買を繰り返すことでリターンは大きく下がっています。

単にリターンだけを考えるのであれば、ここ1年半くらいでは単にTQQQをホールドしていたほうが良い成績でした。

とはいえ、タイミング投資自体が現在のような好調な相場では不利になるため、特に成績の良かったTQQQでは大きな差がついてしまったのかもしれません。

タイミング投資は下落相場での損失を抑えることが大きな目標ですので、今後来たる下落相場時に実力を発揮するかもしれません。

 

つみたて次郎の感想

個人的に驚いたのは、レバレッジが5倍で固定されている点です。

何十倍というレバレッジをかけられるFX等をやっている方であればむしろ低く感じるかもしれませんが、ノーレバレッジ(=1倍)が基本のインデックス投資クラスタとしてはとても高く感じます。

最近では、レバレッジポートフォリオがブームになっていますが、金利コストに対する懸念が出ているなど、やはり単純にホールドするうえでは注意する必要がありそうです。

トライオートETFのように全自動化されていると、レバレッジに対する抵抗が薄れてしまう危険性もありますね。

ETF自体の変動・レバレッジ・売買結果等、複数の要素を踏まえリスク管理していくのは容易ではなさそうです。

同じく自動でほったらかし投資が可能な「ロボアドバイザー」などと比較されることが多いですが、その中身はむしろ正反対と考えたほうがよさそうです。

つみたて次郎としては、レバレッジ投資やタイミング投資に拒否反応のようなものを持っているため、よほどのことがない限り利用することはないでしょう。

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トライオート次郎

【インヴァスト証券】トライオートETFとは?” に対して1件のコメントがあります。

  1. 自動売買太郎 より:

    こんばんは、はじめまして。
    日頃から興味深く拝見しております。
    当記事の内容について、非常に誤解、誤謬が多く感じたので指摘させていただきます。

    まず「レバレッジは5倍で固定」と書かれていますが、誤りです。
    正しくは「最大で5倍まで可能」であり、投入資金量によって調整できます(FXと同じです)。

    次に現物TQQQの年初来リターンを+198.8%とされていますが、正しくは+40%です。
    ”同じ資金量”で投資効率を高めるために取る手段がレバレッジですので、
    現物ETFのリターンを5倍(資金量を5倍)にして比較するのは間違っています。
    また、トライオートの推奨証拠金には安全域が設けられているため、実際に掛かっているレバレッジは1.75倍程度です。

    最後に
    「タイミング投資は下落相場での損失を抑えることが大きな目標ですので、今後来たる下落相場時に実力を発揮するかもしれません」
    という部分についてですが、自動売買セレクトは下落相場ではロスカットに怯えながら含み損を抱え続けるだけですので、下落相場に強いということはありません。
    もちろん自分で損切りを実行することはできますが、トライオートは何もしてくれません。

    以上になります。
    ずけずけと不躾だったかもしれませんが、つみたて次郎様の信頼性を損なわないためにもこういった指摘は必要かと思い、させていただきました。

  2. つみたて次郎 より:

    ≻≻自動売買太郎様

    どうもこんばんは、はじめまして。
    今回のご指摘を受けて、恥ずかしながら自分の勉強不足を痛感するとともに、誤った記事を投稿してしまったことに対して申し訳ない気持ちです。
    該当箇所は分かるように削除し、記事冒頭に注意書きを追記させていただきました。
    親切に分かりやすく間違いを教えていただき、とても感謝しています。
    今後とも気になる点があったら、ご指摘いただければ幸いです。

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