投資理念をコロコロ変えるな!
シーゲル二郎です。
投資家の中には、勉強熱心なあまり、投資方針をコロコロ変えてしまうクソダサい投資家がいます。
典型的な例だと、ここ最近の米国株の好調で、全世界投資から米国集中投資に乗り換えた人や、高配当戦略から時価総額インデックスに乗り換えた人とかです。
投資家も所詮人間なので、その時代の長いものに巻かれたくなるのかもしれません。しかし、投資においては、流行=高リターンとはならないのが世の常です。
なぜなら、人気とリターンは反比例しやすいからです。シーゲル氏が提唱した「成長の罠」は、高い成長が高いリターンにつなるとは限らないという理論です。
これは株式市場に限らず、人間は自分の都合よく物事を解釈してしまう悲しい性なのかもしれません。人気のある株式を保有するということは、サクラに紛れて行列に並ぶことに等しく、一歩間違えれば市場のカモになってしまいます。
上記の理由から、シーゲル二郎はグロース株投資には懐疑的です。もちろん正しい銘柄を選択できれば莫大なリターンを得ることができますが、ハイリスクハイリターンになるため長期投資では難しいでしょう。
シーゲル二郎は今でこそ米国株重視の投資戦略ですが、投資を始めた20歳のころは、恥ずかしながら新興国株重視の投資戦略を実行していました。
新興国株投資が恥ずかしいわけではありません。現在シーゲル二郎は20代前半ですが、たった数年で投資理念がガラリと変わってしまったことが恥ずかしいのです。
しかし、これはあくまでシーゲル二郎の考え方であり、米国株、新興国株のどちらが将来高リターンなのかは誰にも予想できません。しかし、どちらの戦略を取るにせよ、途中で変えることは許されません。
まず、戦略を変更するには投資信託やETFを売却しなければならないので、利益が出ていれば税金を払わなければなりません。また、わざわざ戦略を変更したくなるということは、投資家が楽観的か悲観的になっており、精神状態があまりよろしくない時でしょう。
そのような情緒不安定の時にこそ、投資戦略を変えるべきではありません。
そのため、多くの投資家にとって有効な勉強方法は、「勉強をしない」ことなのかもしれませんね。
投資の勉強をするくらいなら副業でもして投資資金を増やしたほうが生産的かもしれません。このブログみたいに。