投信♂統合

つみたて次郎です。

日本初の投信統合が行われたそうです。

外部リンク…公募投信、初の統合 「ゾンビ投信」整理へ転換点

今回統合された名誉ある投信は、以下の2つです。

・野村インデックスファンド・国内債券
・野村ターゲットプライス『日経225』(国内債券運用移行型)

それぞれ野村アセットマネジメント㈱が運用している投資信託です。

後者が前者に統合され、今後は一本化されることになります。

前者は国内債券NOMURA-BPI総合指数に連動している純粋なインデックスファンドとなっています。

後者は日経平均株価国内債券NOMURA-BPI総合の合成指数に連動する投信でしたが、基準価額が一定水準(12,000円)以上になったら債券比率を引き上げていく方針となっており、現在では100%債券運用となっています。

つまりどちらも実質的には国内債券NOMURA-BPI総合連動ファンドということになります。

マザーファンドも共通していますので、中身はほぼ同じものになっています。

信託報酬は前者が0.44%・後者が0.55%となっており、同じものを違う値段で売っているような状態でした。

これ自体は投信業界でよく見かける光景でしたが、投資クラスタからはしばしば批判されており、不公平感は否めませんでした。

今回初めての投信統合が行われたことで、その問題解決に向けて1つ前進したような形です。

 

各ファンドの現状

それぞれのファンドの現状についてまとめてみます。

略称 信託報酬 純資産額 信託財産留保額
インデックスファンド国内債券 0.44% 45億円 なし
ターゲットプライス日経225 0.55% 0.3億円 0.1%

 

純資産額に大きな差が開いており、投信統合というよりは投信吸収と表現したほうがよさそうな格差があります(笑)

また、信託報酬にさほど大きな差もないことから、投信統合に伴う収入減はあまりなさそうです。

それどころか、不人気商品(いわゆるゾンビ投信)を実質的に廃止できるうえに、日本初の投信統合という肩書を得ることができるので、野村アセットマネジメントには大きなメリットがある投信統合であるといえそうです。

 

低コスト投信に波は来るか?

投信統合自体は素晴らしい試みだと思いますが、合併により恩恵を受けたのはごく一部の投資家であること、そもそも元々超低コストな投信ではないことを考慮すると、少なくとも当ブログ読者様にとってはどうでもいい話だと思います(笑)

投信統合と聞いて8割くらいの人が最初に思い浮かべるのはeMAXIS FateMAXIS Slimだと思いますが(偏見)、これを筆頭に超低コスト投信は、運用会社やマザーファンドが共通している類似ファンドに比べ信託報酬が極端に低く設定されていることが多いです。

参考に、運用会社→三菱UFJ国際投信㈱・連動指数→MSCIコクサイの場合、以下の3ファンドが存在しています。

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・eMAXIS 先進国株式インデックス(通称Fat)
・つみたて先進国株式

略称 信託報酬 純資産総額
Slim先進国株 0.10989% 687億円
Fat先進国株 0.66% 421億円
つみたて先進国株 0.22% 79億円

 

いろんな意味でエゲつないですね(笑)

というかSlimの純資産めっちゃ増えてて草

信託報酬にはかなり差があり、純資産もそれぞれ多いことから、投信統合による負担は非常に大きいです。

単純に考えると、もしSlimとFatが統合しSlimに一本化された場合、約2.3億円※の収益減となります。

※(0.66%-0.10989%)×421億円

運用会社としてもかなり痛みを伴うことになりますし、販売会社等への説得もかなり厳しそうですね。

今回野村が行った投信統合について評価したい部分もありますが、個人的には茶番にも見えてしまいますので、今後大きな痛みを伴う投信統合が行われていく事に期待したいと思います。

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