住信SBIネット銀行はSBI証券と一緒に開設したいネットバンク

つみたて次郎です。

当ブログでよく登場するSBI証券ですが、そのポテンシャルをフルに引き出すためには住信SBIネット銀行との連携が必須となります。

つみ次郎もメインバンクとして利用しています。(証券口座自体は最近楽天メインに移行中)

また、SBI証券との連携を考えず単にネットバンクの1つとして見ても優秀ですので、今回は銀行口座開設先としての住信SBIネット銀行について解説していきたいと思います。

 

住信SBIネット銀行について

実店舗を持たずオンラインでの取引をメインとする、ネットバンクの1つです。

国内では最大手のネットバンクで、SBIホールディングスと三井住友信託銀行が共同設立しています。

SBIグループ企業の中心的存在でもあり、特にSBI証券とのつながりが非常に深いです。

金融機関コードは「0038」で、支店の多くは果物の名前になっていてユニークです。

下記10支店が存在しています。()内は支店コード

・本店(100)
イチゴ支店(101)
ブドウ支店(102)
ミカン支店(103)
レモン支店(104)
リンゴ支店(105)
・法人第一支店(106)
バナナ支店(107)
メロン支店(108)
キウイ支店(109)

実際に支店があるわけではないので、金融システムの都合上便宜的に分けられている意味合いが大きいです。

SBIに限らず、ネットバンクの支店名はユニークなものが多いです。

通帳や銀行印もなく、基本的にはキャッシュカードによる入出金とインターネット操作による取引で完結します。

 

入出金はコンビニATMがメイン

実店舗の窓口はなく、現金の入出金は全てATMで行うことになります。

対応しているATMは現在次の通りです。

・イオン銀行(イオン・ミニストップ)
・セブン銀行(セブンイレブン・イトーヨーカドー・ヨークベニマル)
・イーネット(ファミリーマート)
・ローソン銀行(ローソン)
・ゆうちょ銀行(郵便局)
・ビューアルッテ(JR駅)

主要コンビニはほぼ網羅しており、コンビニATMは24時間365日稼働しています。

24時間営業ではありませんが、ゆうちょ銀行をカバーしているのも大きいです。

全国のコンビニ及び郵便局のATMで現金を下ろせるというのは非常に頼もしいですね。

むしろここまでくると信用金庫や農協(JAバンク)、メガバンク等にも対応してほしいと欲が出てしまうレベルです(笑)

余程のド田舎でもない限り、近くにATMがなくて困るということはないでしょう。

 

SBIハイブリット預金

住信SBIネット銀行とSBI証券は「SBIハイブリット預金」というサービスで繋がっており、銀行口座→証券口座へリアルタイムで買付余力を反映させることができます。

楽天証券×楽天銀行における「マネーブリッジ」と同じような仕組みですね。

また、住信SBIネット銀行とSBI証券で外貨の為替手数料が違うため、SBIハイブリット預金を経由することで大幅に為替手数料を節約することができます。

参考記事…【SBI証券】米ドルの為替手数料を片道25銭→4銭(2銭)まで下げる方法【住信SBIネット銀行】

住信SBIネット銀行とSBI証券を繋げる最重要サービスといえます。

基本的には証券取引をスムーズにするためのサービスですが、通常の銀行口座より金利が良くなるというオマケがついてきます。

現時点での円預金の金利は次の通りです(2019/3/25現在)

種別 100万円未満 100万円以上
円普通預金 0.001% 0.001%
ハイブリット 0.01% 0.01%

 

SBIハイブリット預金だと通常の10倍になります(白目)

ですが1千万円預けても年間たった千円にしかならないので、金利目当てで預けておく意味はなさそうです。

当面使わないお金等であれば、定期預金や個人向け国債等に振り分けたほうがよさそうです。

また、SBIハイブリット預金にあるお金は住信SBIネット銀行側のキャッシュカードで引き出したり、オンラインで他口座に振り込んだりすることができません。

そのため普段出し入れする金額分は円普通預金に置いておき、超えた額はハイブリット預金にしておくとよさそうです。

現金として引き出したり振込したい場合はSBIハイブリット預金→円普通預金に一旦振り替えてから利用することになります。

1つ手間が増えてしまうのはデメリットですが、逆に言えば「銀行キャッシュカードだけでは引き出せない」というセキュリティ面でのメリットにもなります。

ATMカード(SBI証券側のサービス)を申し込むと、ハイブリット預金から直接引き出し・振り込みができるようになるため上記セキュリティ面でのメリットは消える代わりに円普通預金と同等の使い勝手になります(つみ次郎は未申込)

 

 

ATM・振込手数料が所定回数無料

住信SBIネット銀行では「スマートプログラム」という利用状況に応じて手数料が優遇されるサービスがあります。

ランク1~ランク4まであり、数字が大きいほど優遇されています。

住信SBIネット銀行ではATMによる入金・同行または三井住友信託銀行への振込についてはランク・回数を問わず無制限で手数料無料となっています。

ATMによる出金・上記以外への振込については、ランクに応じて次の回数無料で行うことができます。

ランク ATM出金 他行振込
ランク1 月2回まで 月1回まで
ランク2 月5回まで 月3回まで
ランク3 月7回まで 月7回まで
ランク4 月15回まで 月15回まで

 

上記回数を超えた場合、ATM出金は1回につき108円、他行振込は1回につき154円となっています。

無料範囲外でも激安ですね。実店舗型銀行だと、他行振込1回で千円近くとられてしまう場合もありますからね。

最も低いランク1でも無料でそれぞれ行える回数が与えられているため、あまり取引をしない場合はそれだけで十分かもしれません。

ランクの判定条件については複雑なので公式サイトで確認してください。

外部リンク…スマートプログラム – ランク判定条件

ちなみにランク1→ランク2に上げるのは非常に簡単です。

ほとんどの人は下記いずれかのパターンで満たすことができるのではないかと思います。

①預金残高を30万円以上にする
②ハイブリット預金&外貨預金を利用する
③年齢が30歳未満

上記のどちらか1つをクリアすればめでたくランク2に昇格です。

①については単純明快で、30万円以上の預金があれば即達成となります。

SBIハイブリット預金も含めた合計ですので、メインバンクとして利用するのであれば比較的簡単ですね。

ちなみにつみ次郎は諸事情で20万円くらいしか放り込んでいないので、①の条件は満たしていません(泣)

②については、2つ以上満たすとランク2になれる条件のうち簡単なものを2つチョイスしています。

SBIハイブリット預金については説明不要ですね。もしSBI証券口座で取引しないのであれば、ほんの数円だけ入金しておけばOKです。

外貨預金についても、1通貨単位だけ入金しておけばOKです。1米ドル(約110円)だけ入金しておけばよいですし、一番安く済ますなら南アランド(約8円)ですね(笑)

セコイ手ですが、数円~数百円預けるだけで半永久的にランク2を維持することができます。

米国株や海外ETFをSBI証券で売買しているのであれば、無意識に②を満たしている人が多いのではないかと思います。

ちなみにつみ次郎は③に該当するため特に工夫せずランク2になっています(笑)

若いって素晴らしいね(マウンティング)

ランク2だとATM出金が月5回・他行振込が月3回まで無料ですので、つみ次郎はこれだけあれば十分な感じです。

つみ次郎が住信SBIネット銀行口座を開設したのは今から6~7年ほど前だったと思いますが、ATMと振込で手数料を払ったことは今まで一度もありません(笑)

ランク3以降は結構条件が厳しい(個人的な意見)ので、上記以上の取引回数を行う人であれば事前にチェックしておいたほうがよいかもしれません。

 

スマホが鍵になるスマート認証

住信SBIネット銀行のオプションとして、スマートフォンを利用してセキュリティを強化する「スマート認証」があります。

事前に任意のスマホにアプリをインストールしておき、振込等の取引がある度にそのスマホからの承認が必要になるという仕組みです。

万が一パスワード等がバレてしまっても、スマート認証されたスマホが手元になければ取引できないため安心です。

また、サイトにログインする時点で制限をかけることも可能です。

通常であればユーザーネームとパスワードだけでログインできますが、ログインの際にもロックをかけることで登録したスマホからログイン制限一時解除→ユーザーネームとパスワードでログインという2ステップが必要になります。

つみ次郎もそれぞれ導入しています。

ログインや取引のたびにスマホアプリを起動するのは正直面倒ですが、それほど頻繁にやることでもないですし、自分の大事なお金を守るためですから念には念を入れたいですね。

 

住信SBIネット銀行単体でも優秀

投資クラスタとしてはSBI証券との連携がメインの活用法となりますが、ネットバンク単体で評価しても痒いところに手が届く器用万能といえる仕上がりです。

特にスマートプログラムによる出金と振込手数料節約は大きいですね。ランクを上げるためだけにSBI証券口座を開設してもいいレベルです。

相方であるSBI証券もネット証券の中では最有力候補ですので、住信SBIネット銀行×SBI証券は多くの人にとって最適解となる組み合わせではないかと思います。

投信積立に特化するのであればポイント面で有利な楽天銀行×楽天証券がおすすめですが、ネットバンクの使い勝手も含めて考察するのであればSBIコンビのほうが無難な選択になりそうです。

住信SBIネット銀行とSBI証券は同時に開設手続きが可能です。


上記画像をクリックすると、SBI証券及び住信SBIネット銀行の申込ページに進みます。

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