Invesco S&P 500 High Dividend Low Volatility(SPHD)を分析。高配当かつ低ボラティリティな米国株銘柄にまとめて投資できるETF。

つみたて次郎です。

今回は、Invesco S&P 500 High Dividend Low Volatility(SPHDを分析していきます。

S&P500銘柄のうち、高配当×低ボラティリティを狙い打ちしたスマートベータ系ETFとなっています。

ティッカーがSPYDと似ていますが、運用会社も別だし特に関連性もありません(笑)

ただ、内容に関してはSPYDと被る部分もありますので、その点は興味深いですね。

SPYDと比較したい気持ちもありますが、あくまでS&P500から派生したETFですので比較相手はS&P500に連動するiシェアーズ・コアS&P500インデックスETF(IVVとします。

 

各種指標(2020/10/16現在)

それぞれのデータをまとめていきます。

SPHD IVV(S&P500)
信託報酬 0.30% 0.03%
銘柄数 50銘柄 507銘柄
PER 25.97倍 35.38倍
PBR 1.90倍 3.95倍
配当利回り 5.38% 1.85%

 

低ボラティリティ系のETFは指標が割高になる傾向がありますが、高配当のおかげか結構割安になっていますね。

配当利回りも5%越えとなっており、十分特徴の尖ったETFとなっています。

構成銘柄については、S&P500のうち配当利回りの高い75銘柄を選び、その中からボラティリティの低い50銘柄を抽出するというスクリーニングになっています。

 

セクター比率(2020/10/15現在)

SPHD IVV(S&P500)
公共事業 18.61% 3.04%
不動産 13.65% 2.60%
情報技術 13.09% 28.21%
素材 12.66% 2.61%
コミュニケーション 11.03% 10.66%
生活必需品 8.89% 6.98%
エネルギー 6.48% 2.04%
一般消費財 4.91% 11.76%
金融 4.68% 9.70%
ヘルスケア 4.48% 13.86%
資本財 1.52% 8.39%

 

高配当×低ボラという組み合わせらしく、公共事業不動産(REIT)がトップ2になっています。

その一方で、ボラティリティが高めになりがちな素材セクターが多めです。

逆にボラティリティが低めなヘルスケアセクターが少なめなのは、セクター全体の配当利回りが低いせいかもしれません。

 

銘柄別構成比率(2020/10/15現在)

銘柄 セクター 構成比率
IRM 不動産 3.08%
DOW 素材 3.05%
LUMN コミュニケーション 2.99%
MO 生活必需品 2.88%
IP 素材 2.80%
PPL 不動産 2.74%
PM 生活必需品 2.65%
VNO 不動産 2.60%
HBAN 金融 2.58%
HBI 一般消費財 2.55%
合計 27.92%

 

MO・PMのタバコ銘柄二大巨頭がいるのが目を引きますが、全体的には知名度の低い銘柄が多いですね(笑)

また、構成比率は配当利回り加重で決定されているため、時価総額の大小に左右されません。

参考記事…【配当利回り加重?】つみ次郎が配当加重っぽい概念を自力で思いついた話について

 

 

トータルリターン

SPYD2012年10月18日に設定されているので、設定来のトータルリターンを比較してみます。

比較相手はHDV(高配当)・VYM(高配当)・USMV(低ボラ)・IVV(S&P500)です。

 

 

出典「ETFreplay.com

 

IVV(S&P500)に負けているのは高配当系ETFの宿命なので触れませんが、HDV以上VYM未満という何ともコメントしずらい成績ですね(笑)

また、低ボラティリティを謳っているにもかかわらずこの中では最も高ボラティリティになっているのは辛いところです。

 

上記以外のETFとして、不動産多め×高配当という点で共通しているSPYD低ボラ×高配当でコンセプト丸被りなDIVとも比較してみます。

こちらは最も新しく設定されているSPYDに合わせて2015年10月22日からトータルリターンで比較します。

 

 

出典「ETFreplay.com

 

この中ではSPHDが一番健闘していますが、比較相手が相手なので当然かもしれません(笑)

リターンがバラバラでもボラティリティはかなり近いのは気になるところです。

 

 

コンセプトは悪くないが…

低ボラ×高配当というコンセプトは安定した配当金が欲しいというニーズに合っているため悪くありませんが、信託報酬は0.30%とやや高めであり、現状成績も良くありません。

また、日本国内では信託報酬0.07%という超低コストで一時期人気を集めたSPYDもブームが過ぎた感がありますので、仮に国内証券で買えるようになっても人気が出ることはなさそうです(辛辣)

つみ次郎個人としては、不動産多め・配当利回り加重という点があまり好きではないのでパスです(追い辛辣)

スマートベータ系ETF全般に言えることですが、ニーズが細分化されるため流行り廃りが激しい♂というのは大きな弱点といえるでしょう。

つみ次郎のことは嫌いになっても、楽天VYMの事は嫌いにならないでください!(大脱線)

 

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