低収入で倹約家 VS 高収入で浪費家
つみたて次郎です。
みなさんにはどれだけの収入があり、そのうちどれだけを投資&貯金に回しているでしょうか?
つみ次郎の場合、本業収入の手取りは月12万円、投資額は月5万円くらいになっています。
ただし単純にこれの差し引き7万円では生活できません(泣)
毎月の生活費は大体10万円くらいになっています。
参考記事…つみたて次郎さんの毎月の出費はいくら?独自に調べてみました!
ボーナスやブログ収入等も含めて計算すると、実際に毎月使える金額は16~17万円といったところでしょうか。
手元にあるお金の3割ほどを投資に回している計算になります。
三菱サラリーマン氏がつぶやいた以下のツイートも界隈では有名ですね。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 三菱サラリーマン@FIRE (@FREETONSHA) May 24, 2017
基本的に収入が多い人ほど生活費に余裕を持つことができますし、投資や貯金に回せる額も多くなります。
投資クラスタの平均収入は、世間一般のそれとは大きくかけ離れていそうですね(笑)
「収入の〇割を投資(貯金)」という考え方よりも「収入のうち〇万円は天引きで投資(貯金)」という発想のほうが自然ですし、一定額確保できたら後はお小遣いだと思って使ってしまうという人が多いのではないかと思います。
つみ次郎のように、余ったお金は即投資と割り切っている人はかなり少数派ではないでしょうか。
投資額(貯金額)が同じ前提なら
上記の話を踏まえると、収入が大きく違っているけど投資(貯金)額はあまり変わらないというケースを思い浮かべることができます。
具体例を挙げると、以下のようなケースです。
①月収は20万円、投資額は毎月5万円
②月収は80万円、投資額は毎月5万円
どれも投資に回している金額は同じですが、その背景を踏まえると状況は全く異なります。
①の人はつみ次郎に近い状況で、収入に対してかなり多くの投資額になっています。
逆に②については、まだまだ投資に回せる資金がありそうな感じがしますね。
もちろんそれぞれの環境(収入の安定感、ローン、既婚、子供の有無等)によって投資可能額は大きく変動するので一概には言えませんが、収入以外全く同じ条件であると仮定するなら、①の人は投資以外に使っているお金は少なく、②の人は多くなっていると推測できます。
①は倹約家、②は浪費家だと仮定して、どちらのほうがより良い状況であると思いますか?
普通に考えれば、②のほうが①と同じだけ投資できてる上にいろいろ贅沢ができる余裕があるのではるかに良いと思いますが、見方を変えれば①の状況のほうが好ましい場合もあります。
前置きが長くなりましたが、今回のメインテーマは高収入&浪費家と低収入&倹約家の比較です。
つみ次郎は当然低収入&倹約家に含まれますが、このタイプにおける強みみたいなものを考察していきたいと思います。
元々の生活レベルが低い
低収入&倹約家タイプの人は生活レベルが非常に低く、一般世間的には底辺と呼ばれる存在でしょう。
それだけに今ある収入でやりくりする能力には優れているといえますし、経済的な衰退が進む日本においては非常に大きな武器となるでしょう。
生活レベルというのは上げるのは簡単でも下げるのは難しいといわれますし、スタートラインが一番下というのは、ある意味有利な立場であるといえます。
逆に高収入&浪費家タイプの人は、既に自分の中における生活レベルが確立しているので、何かの拍子に収入が大きくダウンした時に対応できなくなる可能性があります。
収入が多いということは、それだけ収入の減少幅も大きくなる可能性がありますからね。
貧乏→超貧乏になるよりも、裕福→普通になるほうが抵抗も大きいと思います。
つみ次郎の場合、一時期ブログ収入がかなりザクザクでしたが、そのほとんどは投資に回るだけで生活レベルはほとんど変わりませんでした(二郎やスタバに行く回数が増えた程度)
これは収入の増減に応じて生活レベルが大きく変わらないという強みといえます。
収入ダウンというリスク
つみ次郎は既に安月給ですので、これ以上給料が下がる余地はほとんど残っていません。
それこそ、ちょっと時給のいいアルバイトをしたほうが稼げそうなレベルです(笑)
しかしこれは、万が一クビになっても仕事さえあれば収入が大きくダウンしないという強みにもなります。
その一方、高収入な人…特に年功序列や終身雇用の恩恵を受けて実力以上の給料を持っている人にとっては大きな問題となります。
少し前に、東芝や富士通の大規模リストラなんかが話題になりましたが、クビになった後に元々の収入をキープするのはなかなか大変そうですね(他人事)
実力以上の給料をもらうステージに入ったはずなのに、いつの間にか梯子を外され、元の収入に合わせて設定していた住宅ローンや沁みついてしまった不当に高い生活レベルという枷に苦しめられることになるでしょう(煽り)
似たような話に、セミリタイア後にバイトで稼ぐみたいものもあります。
月50万稼いでいた、稼ぐような仕事をしていた人間が“気楽な仕事”に身を置いて精神的に耐えられるだろうか。地方には未だに時給1000円未満の仕事がいくらでもあるけど週3日だからって我慢して働けるだろうか。今さらそんな仕事は多分できなくて、しなきゃならないのならそれは相当ストレスと思う。
— サラリーマン投資倶楽部 (@businessman_n) August 18, 2019
セミリタイア後にお金が足りなくなったらバイトでもして稼げばいいといのはよく言われている話ですが、特に若いうちに激務高給な仕事で資金を貯めたようなタイプの人は、安月給の仕事なんて馬鹿らしくてできなさそうです。
つみ次郎ももし時給1万円とかを稼げるスーパーエリートだったら、時給千円の仕事なんてどうやってもやる気がでなさそうです(笑)
元々稼ぐ金額が小さければ、時給800円でバイトすることにも抵抗がないだろう(号泣)
— なんとか次郎*つみたて投資家 (@tsumitatejiro) August 18, 2019
ただし、低収入な人は大抵尖ったスキルとかもない(自虐)ので、ガチの不景気の時にはバイトですらまともに仕事がないという事態に陥る可能性があるという点には気を付けておきたいところです(辛)
低収入&倹約家のまとめ
ここまでの話をまとめると、低収入&倹約家な人は以下の点で有利です。
・生活レベルが低いことに慣れている
・(仕事さえあれば)収入減少の余地が少ない
ある意味元々最低ランクだからこれ以上悪くなりようがないといったところでしょうか(泣)
逆に高収入&浪費家な人は、生活レベルを下げる必要がない程度の収入を維持し続ける必要がありますし、年功序列や終身雇用の恩恵を受けているような人は、無事定年まで勤められるかどうかで天国と地獄にはっきり分かれることになりそうです。
一番の理想は、時代や会社にかかわらずどんな時でも一定の需要があって高収入を得られるスキルを身に着けることですが、実力と給料は必ずしも比例しませんし、ふわふわしたあまりにも高すぎる理想像です。
今回の話をまとめると、実力以上の給料をもらっている&それに合わせた生活レベルになっているという人が一番危険といえそうです。
現時点で高収入を稼げていると自覚している人は、最悪のケースにおける収入ダウン及びそれに伴う生活レベルダウンについて考えておきたいところですね。知らんけど。
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