生涯独身投資家の財産はどうするべきか?
つみたて次郎です。
永遠のライバルである霧末ちゃんより興味深い問いが出されていたので便乗します。
外部リンク「結婚願望のない独身投資家に問う、築いた資産はどうするつもりだ」
つみたて次郎や霧末ちゃんのように結婚願望のない生涯独身者の場合、投資で築いた資産を相続する相手をどうするかを深く考える必要があります。
結婚していれば、当然配偶者や子に財産が相続されますが、結婚していない場合はそのどちらでもなく、両親や兄弟などに行きわたることになります。
しかし相続人が他界していたり、親族に財産を相続させたくない場合、遺書などで自分の財産の使い道をあらかじめ決めておく必要があります。
もし相続人がいない上に相続先の指定もない場合、最終的には国の財産となります。
日本国家に貢献したといえばそれまでですが、多くの人であれば自分の財産は自分で決めたことに使いたいですよね。
米国株クラスタであれば押さえておきたいのが、2014年に92歳で亡くなったロナルド・リード氏です。
ロナルド氏が投資を始めたのは37歳と比較的遅めで、職業はガソリンスタンド店員というごく普通のサラリーマンでした。
あまり多くない給料で質素な生活していたロナルド氏は、余剰資金をひたすら米国株に回したことで約10億円という巨額の富を形成しました。
複利のパワーがいかにすごいかが良く分かります。
そんなロナルド氏の財産は、その大部分が地元の図書館や病院に寄付されたようです。
とてもかっこいい投資家としての最期だと思います。
10億円を形成できる人はほんの一部だと思いますが、何千万単位くらいのお金であれば、ごく普通の個人投資家でも十分達成できます。
自分が決めた任意の機関に寄付したり、あるいは夢を託したい個人に寄付するというのは、投資家の本来あるべき姿なのかもしれません。
ここまでの考察は、「残った財産をどのように活用するか」が基本になっています。
ですがつみたて次郎は、特に自分の財産で何かに貢献したいわけではないし、お金の使い道を具体的に決めているわけではありません。
参考記事「ガソリンスタンド店員が10億円を築いたけど、残念な部分もある」
また、億り人を目指すといったような具体的な目標額を決めているわけでもないので、亡くなるまでに使い切れる程度の額を生涯運用し続けるだけです。
何らかの形でまとまった資金を手に入れたとしても、それを使い切る前提で生活水準を上げれば問題ありません。
生活水準を下げるのは難しいですが、上げるのは簡単ですからね。
「亡くなると同時に資産がゼロ」がつみたて次郎の理想です。
相続したり寄付したりする場合は出口戦略にゆとりがありますが、使い切る場合はシビアに考えていく必要があります。
財産と残り寿命から逆算して、適切な取り崩しを行わなければなりません。
独身投資家は出口戦略が難しい
相続させたい相手がいなかったり寄付を考えていない場合、自分で使い切らなければ勿体ありません。
せっかく自分で築いたお金ならば、自分で使ってナンボではないでしょうか?
もちろん人生は長いので、老後に何かやりたいことが見つかるかもしれませんし、老後といわず数年後には投資資金を取り崩して何かにつぎ込んでいるかもしれません。
独身投資家は配偶者や子がいない分自由に財産を使うことができますし、遠慮せず自分の好きなことに使って浪費すればよいのではないかと思います。
世界一周辛味旅行なんか面白そうですね(笑)
霧松ちゃんの疑問に対するつみたて次郎の答えは、「財産は残さず自分で使い切る」です。
どうでもいいあとがき
まずは投資ブロガーとして、本記事のきっかけになったK氏にお礼の言葉を述べよう(今月2回目)
今回は仕方なくリンクを張ってやったが、今回のも厳密にはアウトだったぞ。
内容自体は行儀のよいものだったが、あまり使わないほうがいいNGワードが3回も使われている。
Google様を敵に回しても良いなら別に構わないけどな。
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どくしん次郎
私も図書館に遺贈したいですね。株をまるごと渡して、配当金で維持費や書籍購入費用を賄えるような仕組みでできたらいいなと思います。
たしかノーベル賞の運営管理費は、学者ノーベルが残した資産の利子等で賄われているみたいですね。
法律的には複雑になりそうですが、長い期間役に立てるような遺贈方法があったらいいですね。