SBI・先進国株式インデックス・ファンドの信託報酬が0.117%→0.1027%に引き下げ
つみたて次郎です。
みんな大好き不人気優良(?)ファンドの雪だるまシリーズを運用するSBIアセットマネジメント㈱より、信託報酬の引き下げが発表されました。
外部リンク…運用管理費用(信託報酬)の引き下げについて SBI・先進国株式インデックスファンド/愛称:雪だるま(先進国株式)
SBI・先進国株式インデックス・ファンド(以下:SBI先進国株)について以下のように変更されます。
項目 | 変更前 | 変更後 |
委託会社 | 0.03% | 0.022% |
販売会社 | 0.03% | 0.025% |
受託会社 | 0.015% | 0.015% |
元ETF分 | 0.0345% | 0.0345% |
合計(税抜) | 0.1095% | 0.0965% |
合計(税込) | 0.117% | 0.1027% |
投資元ETFであるSCHBとSPDWの信託報酬は特に下がっていないため、SBIアセットマネジメントが能動的に引き下げを行った形です。
これまで先進国株式クラスはeMAXIS Slim 先進国株式・<購入換金手数料なし>ニッセイ・外国株式インデックス・ファンド・たわらノーロード先進国株式が税抜0.999%(税込0.10989%)で最安値になっていましたが、今回の引き下げで逆転することになりました。
eMAXIS Slimは対抗して値下げすることが予想できますが、これまで通り同率狙いであれば税抜0.965%(税込0.10615%)まで引き下がることになりそうです。
そろそろ税込みで0.1%を切るような予感もしますね(フラグ)
これまではeMAXIS Slimや<購入換金手数料なし>ニッセイの2つが先進国株式における覇権争いを繰り広げ、颯爽と現れ間に割り込んだたわらノーロードという図式でしたが、SBI先進国株も本格的♂に引き下げ合戦に参加することになりそうですね。
何気にSBI先進国株にとっては初めての引き下げとなります。
初めてその存在が世に広まったのは2017年12月の時であり、当時上記の3トリオは信託報酬0.2%台だったことを考えると、0.1155%(税率8%)というのは異次元の低水準であり、投資クラスタ界隈を大きく盛り上げました。
その後、Slim先進国株が0.20412%→0.11826%という対抗引き下げを行ったところから、信託報酬引き下げ合戦は激化しています。
ちなみに新規設定された時の名称はEXE-iつみたて先進国株式ファンドでしたが、人気がなさ過ぎたのか2018年9月より現在のありきたりすぎる名称に変更されています。
SBI先進国株が信託報酬引き下げブームを巻き起こし、そして今はSlim先進国株に圧力をかけてくれていて、なのに本人は全然人気がない…自己犠牲の精神にあふれた素晴らしいファンドといっても過言ではないでしょう(煽)
そもそもの話ですが、Slim先進国株・ニッセイ外国株・たわら先進国株の3トリオの連動指数はMSCIコクサイであり、日本株や韓国株が一切含まれていません。
その一方、SBI先進国株は日本株込みの新興国株指数に連動していますし、FTSE系の指数であるため韓国=先進国扱いになり組み込まれています。
なので「信託報酬が下がったから乗り換えよう!」とそもそもなりにくいわけで、今回の引き下げがファンドの人気に影響を与えることはほとんどないと思っています(辛辣)
少なくともつみ次郎は「他ファンドがどう対抗してくるか?」にしか興味がないです(笑)
自己犠牲の精神、悲劇のヒロイン、負け確のかませ犬…そんな評判を覆せる日は来るのでしょうか?(個的意)
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EXE-iつみたて次郎