サラリーマン債券という最強の資産
つみたて次郎です。
長期投資家にとって、最も重要といえるのがポートフォリオの内容です。
投資の成績の9割はポートフォリオの組み立て方で決まるといわれているほどです。
ポートフォリオを考える際には、株式・債券・REIT・コモディティ、そして現金などがメインの投資先として考えられます。
しかし、サラリーマンには目に見えない最強の資産があります。
サラリーマン債券
正確にはサラリーマンではなく、約束された定期収入がある人が持っている資産ですね。そしてこのアセットクラスは厄介なことに、ポートフォリオから外すという選択肢がありません。
サラリーマン債券とは、外せない呪いの装備みたいな資産クラスなのです。
つみたて次郎は日本のサラリーマンなので、定期的に日本円を給料として受け取ることができます。そして、その額は景気により多少上下しますが、株価のように大きく変動することはありません。
サラリーマン債券には、次のような特徴があります。
・定期的に約束された額を受け取ることができる
・景気により変動するがそのブレ幅は緩やか
・努力次第で多少伸ばすことが可能
・デフォルト(=リストラ)になっても働ける限り乗り換えできる
・給料はインフレ率に合わせて調整される
サラリーマンがもらえる給料は、あたかも物価連動債のような特徴を持っています。そして自分自身が働き続ける限り、絶対にデフォルトしません。
また、会社からもらえる給料は長期的に見れば物価に合わせて連動します。
明治時代の大卒公務員の初任給は10円だったらしいですが、つみたて次郎はその10000倍以上を現在貰っています。
20000倍にならないという点でお察しください。
デフォルトせずインフレにも負けないという、まさに最強の資産です。
そしてこのサラリーマン債券をポートフォリオとして考えてみましょう。
まず、日本のサラリーマンの生涯年収は2~3億といわれていますが、ここではつみたて次郎のケースで考えてみます。
つみたて次郎の生涯年収は、このままだとどう計算しても1億に届かなそうです(泣)
分かりやすいように、生涯年収は1億円ちょうどとします。単純に考えれば1億円分の日本債券と同等と考えられますが、実際は生活費を捻出しなければなりません。
つみたて次郎は現在、毎年60万円強の積立投資を行っています。
参考記事「今年も非課税口座をフル活用するぜ!」
この60万円という数字は、給料が上がれば増えるし、あり得ませんが結婚したり住宅ローンを組んだりした場合は減ってしまうかもしれません。
単純化するために毎年60万円で固定します。そして60歳まで働き続けた場合、投資できる予定額は約2,100万円となります。※インフレは全く考慮していないので注意。
つみたて次郎の保有している金融資産は株式約300万円ですから、これをグラフにまとめてみると次の通りです。
サラリーマン債券=日本債券と考えると、超保守的なポートフォリオですね(泣)
このように考えてみると、株式100%やレバレッジポートフォリオですらリスクを取っていないに等しいです。
もちろんポートフォリオ理論的には正しいとはいえませんが、サラリーマン債券を意識することでリスク許容度を高めることができるかもしれません。
長期投資でリターンを得るために、積極的に正しいリスクを取っていきましょう。
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サラリーマン債券
世間一般のサラリーマン投資家は掛け替えの無い家族の存在により自己にレバレッジを掛けられると思うのですが、パートナーも子供も持つことが不可能な私のような投資不適格債はポートフォリオ内でどのように評価してやればいいのか…
レバレッジで笑わせてもらいましたw
私も投資不適格債ですが、それでも心強い武器には変わりありませんのでうまく活用していくしかありませんね。
つみたて次郎様
はじめまして、いつもブログを拝見しています。
いつもは拝見するだけなのですが、今回は共感したので、コメントさせて頂きました。
私もいつも、サラリーマン債券について、意識して戦略を考えております。
どうもはじめまして、いつもありがとうございます。
サラリーマンという身分は投資家として強い武器になりますので、最大限生かしていきたいですね。