【悲報】つみたてNISA恒久化は見送り
つみたて次郎です。
2018年9月に要望されていた「NISA恒久化」に関するお知らせです。
参考記事…【朗報】つみたてNISAの制度期限延長を金融庁が要請
残念ながら、今年度は実現には至りませんでした(泣)
外部リンク…「NISA」の制度恒久化 見送りへ 政府・自民(NHK)
あまり期待してはしていませんでしたが、少し辛い気持ちになりました。
NISA恒久化といわれると、非課税期間の延長(一般NISA5年・つみたてNISA20年)をイメージする方も多いかと思いますが、金融庁が要望しているのは制度そのものの延長(一般NISAは2023年まで・つみたてNISAは2037年まで)です。
一般NISAの場合は制度自体があと数年で終わってしまうので恒久化されるかどうかは大きな問題ですが、つみたてNISAの場合はしばらく先の話なので、イマイチ実感がありません。
仮に恒久化しても恩恵を受けるのは2038年以降もつみたてNISAを利用したい人(その場合非課税期間終了は2058年~)だけですからね。
つみたてNISA恒久化
・2037年までの時限措置を廃止
・非課税期間20年を延長もし制度が少しずつ改善されるのであれば、上記2つよりも枠拡大のほうが先に実現しそう。(40万→60万とか)
— つみたて次郎@NISAはズッ友 (@siegeljiro) 2018年12月6日
金融庁要望以外で改善していくのであれば、「20年という非課税期間の延長」「年間投資上限のアップ」等も考えられます。
政府にとっては税収にかかわる問題ですので財務省への忖度が必須ですが、枠拡大が一番シンプルで実現しやすいのではないかと思います。
ただし枠拡大は、一般NISAのような「金持ち優遇制度」としての性質を強めることになりますので、つみたてNISAのコンセプト的にはイマイチな部分もあります。
しかし枠拡大以外の恒久化や非課税期間延長は、何十年も先の制度設計を固定してしまうことになるので、将来的にNISA発展の足枷になってしまうかもしれません。
つみたて次郎としては、つみたてNISAの金額を徐々に上げて一般NISAと統合してしまうのが良いのではないかと思います。
流石に年間120万円×20年間の非課税は不可能だと思いますが、どこかちょうどいい中間点が見つかればいいなと思っています。
下手に恒久化を実現してしまうと、今後登場するかもしれなかった新星NISAの可能性を潰すことにもつながりかねませんからね。
ついでに複雑で分かりづらいジュニアNISAもまとめちゃってほしいですね(笑)
あといまさら言っても遅いですが、
なんで12で割れる金額にしなかった
その区切りも有り得そうやな。
とりあえず12の倍数にしてから考えたい。
正直40なんて中途半端にするなら36のほうが良かったレベル。— つみたて次郎@NISAはズッ友 (@siegeljiro) 2018年12月6日
まだまだ問題点は山積み次郎ですので、金融庁と利用者みんなの力を積立してより良い制度を目指していきたいですね。
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