【楽天証券】つみたてNISA継続率は9割

つみたて次郎です。

先日、つみたてNISAの継続率に関するこんなツイートがありました。

 

 

この通りであれば、楽天証券でつみたてNISAを継続している私たちは選ばれし1%の変態♂♀という事になってしまいます(辛)

しかし昨日、楽天証券より真逆のデータが発表されています。

外部リンク…つみたてNISA実態調査: 3万円超が47%、継続率9割

最後の結論部分を引用します。

 

なお、楽天証券でつみたてNISAを始めた人のうち、2年以上積み立てを継続している人は89%、1年以上積み立てを継続している人は92%にのぼります(2020年5月末時点)
出典「トウシル

 

楽天証券公式の投資情報サイト「トウシル」がソースですので、こちらのほうが正しいと思われます。

解約・継続という言葉の解釈は色々考えられますが、1%と92%という数値が逆転することはなさそうです。

つみ次郎個人の感覚としては、1%は流石に低すぎると思っていましたが、92%は逆に高すぎるように感じました。

コロナショックで1割も脱落しなかったことになりますからね(笑)

いや、つみたてNISAの普及を願う投資家の端くれとしては喜ばしい事ではありますが、よく言われている「つみたてNISAですら初心者は続けられない!」という説を真っ向から否定することになりますからね。

また、約半数が毎月3万円以上積立しているというのも何気に衝撃的です。

つみたてNISAは年間40万円(月33,333円)の投資枠がありますので、その半数のうちほとんどは上限ギリギリまで活用していると推測できます。

継続率9割&半数がフル活用というのは、あまりに出来すぎたデータに見えてしまいますので、ここからはつみ次郎の捻くれた考察を述べていきたいと思います(笑)

 

 

利用者は投資経験者ばかり?

つみたてNISAの制度開始は2018年からとかなり最近の話です。

つみ次郎のように一般NISA・特定口座等で投資経験のある人が、有利な非課税口座を求めてつみたてNISAを活用するというパターンはかなり多いと思われます(そんな感じのアンケート結果あったような気がしたけど忘れた)

元々積立投資している人々がつみたてNISAのメインユーザーになっているのであれば、異常に高い継続率も納得できます。

また、つみたてNISAと特定口座等を併用しているのであれば、積極的につみたてNISAのほうから売却していくとは考えにくいので、つみたてNISAは余程の事がない限り売らないという方針の人もいるでしょう。

逆に言えば、つみたてNISAは無事継続できてるけど他は狼狽売りでボロボロという状況が発生しやすいという事であり、これもつみたてNISAの継続率の高さに貢献(?)しているのではないかと思います(煽り)

 

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「継続」という言葉の定義

先ほどの結論部分を再度引用します。

 

なお、楽天証券でつみたてNISAを始めた人のうち、2年以上積み立てを継続している人は89%、1年以上積み立てを継続している人は92%にのぼります(2020年5月末時点)
出典「トウシル

 

〇年以上積み立てを継続という言葉をそのまま解釈するのであれば、保有資産の売却・積立額の変更・積立商品の変更は継続率に影響しないと考えられます。

捻くれた例を挙げると、以下のようなパターンでも継続している人としてカウントされることになります。

 

①つみたてNISAで保有している投信を全て狼狽売りしてしまったが、積立自体はずっと継続している。

②毎月33,333円積立していたが、来月からは1円だけ積立するように変更した。

③これまでは株式100%の高リスク投信を積立していたが、国内債券比率の高い低リスク投信に変更した。

 

この中で③は投資方針の変更なのでまだマシですが、①②なんかは実質的に継続できていないといって差し支えないでしょう。

①に関しては、一度売却した枠は再利用できないというつみたてNISAのルールを考えると十分あり得る話だと思います。

再びつみたてNISAをやり直したい…と思った場合は必然的に①のような状況になりますからね

 

 

真の継続率は9割もあるか?

つみ次郎の捻くれた考察をまとめると以下の通りです。

 

投資経験者の利用が多い(多分)
→つみたてNISAだけは継続できたパターン?

継続率という言葉の定義
→実質的には継続できてない人も含まれている?

 

このように考えていくと、つみたてNISAの継続率は9割というのをそのまま解釈するのは危険だと思います。

少なくともほとんどの人は積立投資を継続できるとは考えないほうがいいですし、考えたくもありません(現実頭皮)

ごく一部の変態♂♀が地獄のような相場でも淡々と積立を続け勝利する…そんな感動ストーリーをつみ次郎は求めているのです(白目)

ただ、つみ次郎が投資しているのは日本株ではなく米国株ですし、もし日本人の多くは積立投資に適性があるということだったら、世界中の投資リターンを日本人が享受できることになるのでそれは国益を考えるうえで大きなアドバンテージになります(壮大)

…まぁ実際のところ日本人が特別積立投資に適性があるとは思いませんし、そもそもつみたてNISAの口座開設数も2019年末時点で約189万口座と日本全体から見ればごく一部の話です。

外部リンク…NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2019 年 12 月末時点(速報値)) 

ちなみに継続率9割はあくまで楽天証券での話ですが、楽天カード決済という事情を考慮しても他のネット証券(SBI・マネックス等)より極端に高いということはないと思います。

つみたてNISAを選ぶ人は元々適性がある…という卵が先か鶏が先かという話になりそうですね。

 

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トウシル次郎

 

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