長期投資家は運命共同体だ!
シーゲル二郎です。
株式投資は、長期で保有する前提であれば、多くの投資家が企業の成長や配当金の恩恵を受けることができます。全体ではパイが増え続けるプラスサムゲームです。
全体でプラスであれば、多くの人が勝者にゲームになります。つまり長期投資家は、敵同士ではありません。
もちろん、長期投資の中でも、多く利益を得る人、少ししか得られなかった人、手堅くその平均を取ったインデックス投資の人など様々な立場がありますが、基本はみんな同じ方向を向いています。
100年間の長期にわたる各国の株式と債券の年平均リターンです。当ブログの読者の方であれば、債券ばかりに長期投資している人はいないと思います。株式は、どの国でもプラスリターンを叩き出してきました。
日本というちっぽけな国の中でも、全世界株にまんべんなく投資する人、新興国株ばかり投資する人、米国株ばかり投資する人など、様々な投資スタイルが存在しています。
「VTは〇ソ」と言ったりする人もいますが、どのスタイルであっても、長期間売らずに耐え続ければ確率的にはプラスリターンを得ることができます。
短期的には下落相場もあるので、みんなが敗者になるタイミングもありますし、もし今後何十年の間に、「過去200年間にわたる株式の歴史」を覆すほどの大事件があれば、多くの人が敗者として歴史に刻まれるかもしれません。
どちらにせよ長期投資家は、みんな同じ方向を向いている運命共同体ともいえます。市場平均に勝つことばかり考えている人もいるのですが、一番大事なのは、投資をして利益を得ることです。
究極的には、「購買力を増やすこと」です。購買力が増えなければ、投資は失敗といえます。
だからといって、現金だけ保有して購買力をダラダラ減らしていくのは、失敗以前の論外です。
株式×長期投資という結論にたどり着いた我々は、成績は違えどみんな購買力を増やすことができると信じています。
投資ブロガーの中でも、市場平均に勝つことばかり考えている人が多いですが、インデックスに勝つことばかり考えていると、思わぬ形で購買力を減らすことになるかもしれません。
シーゲル二郎の目的は、市場平均に勝つことではなく、絶対リターンがマイナスにならないように運用することです。
長期投資家にとって最悪のケースは、自分が売却するタイミングで暴落し、回復まで時間がかかったときです。その後下落が続けば、絶対リターンでマイナスになる可能性もあり得ます。
そのリスクを抑えるために、米国配当貴族指数を中心とした、回復力重視のポートフォリオを組んでいます。米国配当貴族指数は下落相場に弱いですが、その後の上昇相場でのノビが素晴らしいです。リーマンショックでも、いち早く回復しています。
参考記事「配当金は上昇相場のアクセル?」
アクティブ投資をする人や、スマートベータを利用する人も、市場平均に必ず勝てるわけではないのですから、将来市場平均を下回っていたとしても、納得できる理由を考えておくべきです。
だからシーゲル二郎は、今後市場平均に負け続けたとしても気にしません。(言い訳ともいえますが)
長期投資家は市場平均に負けたとしても、購買力を増やすことができれば勝ち組です。
逆に短期投資家は、ゼロサムゲームなので誰かの利益は誰かの損失であり、自分以外はみんな敵です。ストレスで不眠症にならないように気を付けてください。
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