バフェット「散髪が必要かどうか床屋に聞いてはいけない」

投資金額が小さい評論家のシーゲル二郎です。

世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏は、優良株への長期投資という王道で世界有数の大富豪になりました。

そんなバフェット氏には、様々な名言が生まれていますが、投資だけでなく、日常生活にも役立つものがたくさんあります。

その代表的なものが、タイトルにもある「散髪が必要かどうか床屋に聞いてはいけない」です。

髪を切るべきかどうか悩んでいるときに、床屋の店員に聞いたら、「切らないほうがいいよ」なんていう人はいないということです。

金融機関に株や投資信託の相談に行くということは、これと同じようなものです。金融機関は、うまく商品を売って利益を得たいので、多少話を大げさにして商品を売ろうとするでしょう。

日本では特に横行しており、無駄に金をため込んでいる年寄りのカネを引っ張り出そうと奮闘しています。ネット証券なら手数料がかからないものに高額な手数料を差っ引いたり、投資価値のないボッタくりをうまく売りつけようとしています。

金融機関に金融商品の相談をしに行くのは、カモがネギを背負っているような状態です。

利害関係者の意見を全部真に受けてはいけないという、世の中を渡っていくための大切な考え方です。

 

 

では、どこで情報を仕入れればいいのでしょうか?

少し矛盾しますが、シーゲル二郎は金融機関で相談するだけならいいと思います。向こうは必死に商品の魅力を説明するでしょう。

相談してもすぐには契約せず、一旦家に帰って自分で自分で調べましょう。これは本でもネットでも何でもいいです。

利害関係者のバイアスがかかった情報というのは、基本的にメリットは大げさに、デメリットは少な目に説明されます。

金融機関で聞いた情報と、自分で調べた情報のギャップを調べていくことで、説明の本当とウソがはっきりと見えてきます。

利害関係者から聞く情報は信用できない場合が多いですが、最初から疑っているのであればそれは有力な参考情報になります。

もし自分で調べてもギャップが見つからなければ、それは素晴らしい金融機関と金融商品だということになります。

シーゲル二郎流に言い換えれば、「散髪するかどうか床屋に聞いてもいい、ただし話半分に聞け」となります。

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嘘を嘘を見抜く力

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