AOスミス(AOS)分析
つみたて次郎です。
今回は、AOスミス(AOS)を分析していきます。給湯器や浄水器で高いシェアを誇っています。
連続増配歴は25年となり、2018年から米国配当貴族指数として採用されています。一般消費財セクターに分類されています。
売上の多くは米国内ですが、最近では中国市場での展開に力を入れており、売上の3分の1ほどが中国から発生しています。
給湯器は中国トップシェア、浄水器に至っては米国と中国どちらもトップシェアであり、業界リーダーとして君臨しています。
日本だと、給湯器はリンナイやノーリツを非常に多く見かけることが多く、あまり馴染みはないかもしれません。
リーマンショック後に売上は大きく減少していますが、その後は順調に回復しています。
営業CFはばらついてますが、投資CFは一定で安定感があります。
2009年には香港企業から水事業部門を一部買収しており、2011年の大幅減少にも関係していそうです。
連続増配は25年続いており、配当性向も十分余力があります。
2011年を除けばROEは緩やかに上昇しており、自己資本比率も50%を超えており十分です。
過去10年の株価チャートはこのようになっています。
現時点情報(2018/3/9)
株価…66.49ドル
予想PER…26.14倍
配当利回り…1.12%
連続増配…25年
S&P500と並べましたが、素晴らしい成長を遂げています。
配当利回りは1%強と低めですが、連続増配年数25年の配当貴族です。
つみたて次郎も間接的に保有していることになりますが、少なくともこれらのデータを見る限りでは個別でほしいとは思えませんね(泣)
とはいえ、給湯器や浄水器という地味な分野で活躍しているのは好感が持てるので、ファンド内で保有する分には悪くないですね。
米国配当貴族指数は配当利回りは考慮されないので、AOスミスのような成長株も多く含まれています。
これはメリットでもデメリットでもありますが、配当貴族銘柄全てが成熟企業ではないという点は押さえておきましょう。
25円???
25年の誤りでした。ご指摘ありがとうございます。