ホーメルフーズ(HRL)分析

シーゲル二郎です。

今回はホーメルフーズ(HRL)を分析していきます。

名前はあまり知られていませんが、沖縄で有名な缶詰の「SPAM」を作っている会社です。

 

連続増配…51年

S&P格付…A

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

「SPAM」などの缶詰などもありますが、メインはベーコン、ソーセージといった加工肉製品の製造です。

SPAMと聞くと、沖縄のイメージが強いですね。敗戦直後の米国から配給物資として伝わり、普及していったらしいです。「スパムおにぎり」なる料理も生み出され、日本でもなじみ深いです。

 

事業内容の半分は、ハムなど冷蔵食品の加工です。個人向けだけでなく、レストランなどにも卸しているものがあり、ホーメルフーズに中核です。

常温部門の中には、上記のSPAMを含む缶詰や、瓶詰の商品なども含みます。

 

出典「沖縄良品ショップ ちばや~

上の「スパム」がホーメルフーズ保有のブランドです。

下の「チューリップ」は、デンマークのチューリップ・フード・カンパニーが保有しているブランドです。

これらの製品は、ランチョンミートと呼ばれる製品であり、豚肉などを加工した缶詰です。上記の2大ブランドが大きなシェアを誇っています。全体的には、チューリップのほうが優勢のようで、沖縄ではスパムよりチューリップのほうが多いそうです。

ピーナッツバターの「スキッピー」も非常に有名です。しかし、こちらもライバルがいて、JKスマッカー社が保有する「Jif」と合わせて2大ピーナッツバターとなっている激戦区です。

余談ですが、アメリカのピーナッツバターは甘くありません。シーゲル二郎が小学生だった時の外国人英語教師は、バナナにつけて食べるのが好きだそうで、授業中にみんなにあげていました(笑)

 

売上はほとんど米国に偏っています。その他も、北米や沖縄に偏っていると思うので、ローカル企業といってもいいでしょう。

また、加工肉製造は、今後も安定した成長が望まれる分野ですが、ホーメルフーズのシェアは決して高くありません。

事業規模も大きくなく、時価総額は約2兆円しかありません。日本でいうと、ニトリホールディングスより少し大きいくらいの小さな?会社です。

加工肉製造の最大手は同じく米国企業のタイソン・フーズ(TSN)で、売上はホーメルフーズの約4倍です。しかし、最終純利益はホーメルフーズの倍くらいしかありません。

ホーメルフーズは、効率よく利益を上げることができています。例にもれず、ホーメルフーズも現在「選択と集中」を進めており、事業再編による利益率の向上を図っています。

 

売上のわりには純利期が低めです。食肉加工業界自体が低利益率なので、この水準でも仕方がないでしょう。

 

キャッシュフローは安定して右肩上がりです。投資キャッシュフローが非常に少ないのも素晴らしいです。じわじわと成長を続けています。

 

増配率も素晴らしいですが、利益の伸びもすさまじいので配当性向はまだまだ低いです。増配余力は十分すぎるほど残しています。

利益が勢いよく伸びていますが、ROE、自己資本比率は退屈なほど変動がありません。売上と純利期が自然に伸びている証拠であり、安定性と成長性を両立させています。

 

現時点情報(2017/8/25)

株価…32.09ドル
PER…19.59倍
配当利回り…2.12%
連続増配…51年

素晴らしい右肩上がりですが、2015~2016年は鳥インフルエンザの影響で下がっています。事業の安定性・成長性は申し分なく、株価も割高とはいえません。

しかし、配当利回りは2%強しかなく低めです。

 

SPAMという分かりやすいブランドを保有していますが、ランチョンミートで圧倒的№1というわけでもなく、食肉加工という面で見ても事業規模は小さめです。

また、米国売上がほとんどのローカル企業であり、あまり海外展開ができる商品群ではないと思います。SPAMも実際シーゲル二郎は好きではありませんし、その他加工肉も、各国ごとの調理法が思い浮かんでしまいます。

連続増配51年の配当貴族であり、素晴らしい銘柄であることには変わりありませんが、個別株投資するまでではないと思います。

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