【誰得】積立NISAに今更ETFが追加される【どうでもいい】

積立NISA信者のシーゲル二郎です。

積立NISAでは、金融庁の基準を満たした投資信託とETFのみに投資することができます。

しかし、ETFに課せられる条件があまりに厳しすぎるため、事実上のETF排除ともいえるルールでした。

参考記事「ETF全盛期なのに投資信託を優先する日本

ところがいつの間にかETFが3本追加されていたので、紹介したいと思います。

ETF名 信託報酬
ダイワ上場投信-トピックス 0.1188%
ダイワ上場投信-日経225 0.1728%
ダイワ上場投信-JPX日経400 0.1944%

 

全て国内ETFです。いずれも名前からわかるとおり、それぞれTOPIX・日経平均株価・JPX日経400に連動するインデックスファンドになります。

信託報酬は低く見えますが、投資信託と比較すると少しだらしない印象を受けます。

現在つみたてNISA対象になっているETFではない投資信託最安値は次の通りです。

投資信託名称 信託報酬
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックス・ファンド 0.17172%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 0.18252%
<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド 0.2106%
iFree JPX日経400インデックス 0.2106%

 

名前が長ったらしくてすいません。ほとんどがニッセイですね。JPX日経400ではiFreeも互角です。

投資信託最安値と今回追加されたダイワETFの信託報酬を比較します。

ベンチマーク 投資信託最安値 ダイワETF 信託報酬の差
TOPIX 0.17172% 0.1188% -0.5292%
日経平均株価 0.18252% 0.1728% -0.00972%
JPX日経400 0.2106% 0.1944% -0.0162%

 

単純な信託報酬ではもちろんETFが低コストですが、日経平均とJPX日経400はほとんど差がないといっていいです。この程度の差であれば、投資信託の税の繰り延べ効果で逆転しそうです。

例えばTOPIXや日経平均の場合、現在の配当利回りは約1.4%なので、20%の課税で0.28%のロスが発生します。

配当金再投資を前提とする場合、毎年約0.28%の課税ロスが発生することになります。

また、配当金が発生することで、実質的に積立NISAの利用枠を減らしていることに等しく、ここでも無分配型投資信託との差が生まれます。

もっとも信託報酬の差があるTOPIXでも差はたったの0.05292%しかないので、トラッキングエラーなどを無視すれば単純にリターンでもETFが負けてしまいそうです。

さらにETFは購入のたびに売買手数料も上乗せされます。とはいえ、これは現行のNISAのように一部証券会社では売買手数料無料になる可能性はあります。

いずれにせよ、現時点では日本株式クラスしか積立NISA対象になっておらず、厳しすぎる条件から今後も大幅に増えるとは考えられません。

S&P500連動の1557とかが登場すれば一部の投資家から人気が出ると思いますが、多分無理だと思います。

積立NISAでETFを利用する場合、必然的に他の投資信託と組み合わせることになりそうです。

わずかな配当金を再投資する手間が増えて、しかもリターンで負けるかもしれない国内ETFを誰が好んで選ぶんですかね?

少なくともETFだけでポートフォリオが完成できるくらいにならないと、積立NISA=投資信託になってしまいますよ。

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