【悲報】積立投資の認知度は20代で39%
積み立て次郎です。
積立投資に関するニュースがありましたので紹介します。
外部リンク…積み立て投資、若者認知低く
「積み立て投資」という言葉の認知度を調べたアンケート結果が載っており、世代別に認知している割合は次のようになっていました。
20代…39%
40代…44%
60%…52%
世代が上がるにつれ、積立投資の認知度も高まっている傾向があります。
この傾向自体は他の投資に関する話でもよくあることなので特に驚きませんが、個人的には世代間での格差が意外と少ないなと思いました。
20代でも4割近く知っているというのは少し驚きました。
積立投資は少額から始められるので、若い世代に対してアピールしやすいのが原因かと思われます。
20代の認知度は低い
とはいえそれでも20代のうち4割程度しか認知されていないので、やはり世間一般に浸透している概念とはいえないでしょう。
もちろんその4割が全員積立投資をやっているわけではありませんが、「全く知らない」というのと「知っているがやっていない」では大きく意味が異なります。
例えば世の中では「賃貸VS持ち家」「文系VS理系」みたいな議論が活発に起きていますが、それは少なくとも両方のメリットデメリットを把握しなければ自分の中で答えを見つけることは出来ません。
今回の場合、積立投資と競合するのは「積立貯金」あたりになりそうですが、その認知度には大きな差があります。
なのでそもそも積立投資と積立貯金を比較するという流れにならず、せっかくの投資機会を無駄にしている人がかなりいるのではないかと思います。
ちなみにつみ次郎の考えとしては「積立投資VS積立貯金」というのは多くの人にとってどちらか一方に偏るものではなく、両者のバランスをどのようにするかが一番重要な意思決定であると考えています。
参考記事…投資と貯金は似たような概念である
つみ次郎のように投資に特化できる人も言えば、リスク許容度が低くあまり投資できない人まで各事情は様々でしょう。
それでも投資に回せる可能性のある「しばらく使わないお金」「将来の生活費に備えるお金」というのは多くの人が持っているはずですので、やはり投資という選択肢を始めから捨ててしまうのはもったいないです。
ドルコスト平均法の認知度
また、記事では20代における「ドルコスト平均法」という言葉の認知度についても記載されており、認知度は8%しかなかったそうです。
20代における「積み立て投資」の認知度39%というのは高いイメージでしたが、こちらの8%というのは実態に近い数値のように感じます。
「ドルコスト平均法を知っていて積み立て投資を知らない」という人はほぼいないと思うので、そこから逆算すると「積み立て投資を知っているがドルコスト平均法は知らない」という人は39%から8%を引いて31%、つまり20代全体の3割ほどいる計算になります。
そしてこの3割というのは、残念ながら豆知識として積み立て投資という用語を知っているレベルに過ぎないのではないかと思っています。
なぜなら積み立て投資について興味を持ち調べているような人であれば、「ドルコスト平均法」という言葉は嫌というほど見聞きすることになるからです。
金融機関やFPのセールストークとして使われることも多いですからね。
このように考えていくと、積み立て投資を実際にやるやらないというレベルで判断できる人は全体の8%もいないことになってしまいそうです。
積立投資といえどハードルは多い
つみ次郎は20歳から積立投資を始めており、リアルネットを問わず驚かれることが多いです(ドン引きされることも多い)
そしてつみ次郎自身もそのような(変態)投資家を増やしたいと思ったのでこうしてブログを始めたわけですが、実際普及させていくとなるとその課題はとても多いです。
積立投資を実際に始めてもらうまでには、次のハードルを全部クリアしなければなりません。
①積立投資を知っている
②ドルコスト平均法を知っている
③その他諸々知識を持っている
④投資に回せるだけの資金的余裕がある
⑤自身のリスク許容度を計算できる
⑥投資に反対する人がいない(既婚者等)
20代の場合、②の時点で8%しか残らないことになりますので、実際に最後までたどりつける人はかなり少数ですね。
また、積立投資が広く認知され①②③がクリアされるようになっても、次に④⑤⑥という壁がありますので、一般世間に普及するのはしばらく先の話になりそうです…。
つみ次郎がこうして普及記事を書いても暴落後の配当…ではなく焼け石に水ではありますが、少しでも誰かの心に響けばいいなと思います。
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積み立て次郎