【DRIP】サクソバンク証券が特定口座対応の可能性【VYMI】

つみたて次郎です。

取材力に定評のあるたわら男爵氏が、素晴らしい情報を引き出していました。

外部リンク…【特報】サクソバンク証券、年内にも特定口座に対応

サクソバンク証券は2018年9月より外国株式の取り扱いを開始しており、圧倒的な売買手数料の安さで一時期話題になっていました。

例えば米国株の売買手数料は、国内大手のSBI証券・楽天証券・マネックス証券では約定代金の0.45%が基本となっていますが、サクソバンク証券では0.2%と半分以下です。

また、米国株式の取扱銘柄数は6,000超という圧倒的なラインナップになっています。

つみたて次郎が欲しがっているVYMIも採用されています(笑)

 

しかし、サクソバンク証券では現在特定口座が未対応になっており、一般口座で開設を行わなければならないという致命的な弱点がありました。

基本的に確定申告が必要になってしまうので、よほどのマニアでない限り一般口座での取引はおすすめしません。(つみたて次郎も手出し無用)

そのため気になりつつもサクソバンク証券については距離を置いていたのですが、今回たわら男爵氏の報告によれば、年内または来年あたりで特定口座が実装される可能性が出てきました。

もしサクソバンクが特定口座に対応し、国内証券会社と同じような勝手で取引が可能になるのであれば、一気に魅力的な証券口座開設先となります。

 

 

また、サクソバンク証券ではDRIP(配当金再投資制度)が導入されており、米国株やETFの配当金を自動的に再投資するように設定することができます。

一度買付してDRIPを設定すれば、投資信託のようにほったらかし投資が可能になります(一括投資ならば)

ただし配当金が発生した時点で課税されるので、無分配型投信のような課税繰り延べ効果はありません。

米国株やETFはある程度まとまった額(大体11万円くらい)出ないと手数料負けしてしまうので、配当金再投資を前提とする場合非常に面倒な金融商品ですが、DRIPがあればその問題も大きく解決します。

毎月安定してそこそこの額を入金できる人でも、端数ピッタリに再投資は難しいのでDRIPがあれば便利ではないかと思います。

※同日追記…単数ピッタリの再投資は不可能とのご指摘がありました。詳しくはコメント欄をご覧ください。

 

米国株やETFの敷居が一気に低くなる画期的な制度といえますね。

これまでは特定口座非対応だったため、「利便性」というメリットが完全に打ち消されてしまっていましたが、特定口座に対応するのであれば話は別です。

特にETFの場合、近年コスト差が縮まり投資信託に対する優位性が弱くなっていましたが、逆にETFの利便性が向上する形で魅力が増したことになります。

つみたて次郎は投信がポートフォリオの大部分を占めていますが、ETFを買っていないのは配当金再投資の手間が面倒という部分が非常に大きいです。

そのためもし無事に特定口座×DRIPが実現するのであれば、つみたて次郎もETFを積極的に取り入れることになりそうです。(つみたてNISAやiDeCoがあるのでメインはあくまで投信ですが)

 

前半で一度お伝えしましたが、サクソバンク証券は取扱銘柄数が多く、国内の証券会社では取り扱ってないバンガード・米国外高配当株式(VYMI)バンガード・米国外増配株式(VIGI)あたりは欲しい人も結構いるのではないでしょうか?

大手で取り扱いしていない金融商品を買うこと自体がリスクではありますが、特定口座で買えるようになれば嬉しいですね。

特にVYMIはつみたて次郎も喉から手が出るほど欲しいETFなので、今からワクワクしています(笑)

参考記事…VYM+VYMIという全世界高配当株ポートフォリオを考えてみる

つみたて次郎の目線で考えると、今回のニュースは次の要素でまとめることができます。

サクソバンク証券 × 特定口座 × DRIP × VYMI

それぞれ有力でありながらもバラバラになっていた点が、1つの線としてつながったような感覚です。

まだ未定な部分もありますが、今後の動向に注目していきたいですね。

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サクソバンク次郎

【DRIP】サクソバンク証券が特定口座対応の可能性【VYMI】” に対して1件のコメントがあります。

  1. ザリガニ より:

    つみたて次郎さん
    おはようございます。いつも記事を拝見しています。

    サクソバンクのDRIPですが、現状注意しておく点があります。それは「配当金の端株相当分はDRIPに対応していない」点です。(サクソバンク証券HP:よくある質問> ホーム › 外国株 › DRIPは端数対応をしていますか? にも言及があります)

    ですので、VYMIをほったらかしつつDRIPで殖やすには、概算でも最低110~120株分(6,600~7,200ドル相当)の購入・保有が必要になりそうです。(VYMI株 60ドル/株、1回当たりの配当を0.6ドル/株(過去4回の配当金平均値を仮定)、米国源泉徴収10%とするとこれくらいの数字になりそうです)この規模の株数を保有しておくと、配当のたびに1株を現物株としてが受け取れます。端株部分は現金で受領です。

    サクソバンクのDRIPでは、1株の額面価格と配当利回りをもとに購入株数と配当金受取予定額を事前に計算しておかないと、制度の恩恵を受けられないケースが出てきます。
    弊ブログでもそのあたり考察していますので、参考にしていただけたらと思います。https://zarigani-money.com/entry/saxo-drip-money/

    とはいえ、特定口座が対応となるのはビッグニュースですよね。特定口座が対応となれば、私はDRIPの恩恵を受けられる保有株式(単位株以上の配当を受け取っている銘柄)をサクソバンクに移管しようかなと思っています。

    次郎さんの言うように、まさに サクソバンク証券 × 特定口座 × DRIP × VYMI が1つの線としてつながりつつありますね。今後も動向が楽しみです。

  2. 匿名 より:

    サクソバンクのDRIPは単元株未満の取引はできないため端数ピッタリはできなかった気がします
    あとDRIPだと課税はされますがたしか購入手数料は無料ですね

  3. つみたて次郎 より:

    >>ザリガニ様

    いつもありがとうございます。端株の扱いについては恥ずかしながら勉強不足でした。
    ご指摘いただきありがとうございます。
    DRIPをうまく活用するのは難しそうですが、特定口座対応で大きく道は開けましたね。

  4. つみたて次郎 より:

    >>匿名様

    単元株の扱いについては誤解していた部分がありました。
    ご指摘ありがとうございます。
    たわら男爵氏の調査によれば、購入手数料及び為替手数料は無料とのことです。
    http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1043.html

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