【原油】シェール企業破綻と原油価格暴騰【ツイ廃】
つみたて次郎です。
コロナ騒動以降原油価
格が暴落していますが、昨日4月2日は米原油指標となるWTI原油先物が一時+35%という大暴騰がありました。
外部リンク…NY原油一時35%高、株も反発 トランプ氏「減産」発言で
見よこのクソチャートを
事の発端となったのは、世界一有名なツイ廃であるトランプ大統領が投稿した以下のツイートです。
Just spoke to my friend MBS (Crown Prince) of Saudi Arabia, who spoke with President Putin of Russia, & I expect & hope that they will be cutting back approximately 10 Million Barrels, and maybe substantially more which, if it happens, will be GREAT for the oil & gas industry!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 2, 2020
トランプ大統領は「サウジアラビアとロシアは少なくとも1,000万バレルの原油減産をしてくれるだろう」という見解を示しており、減産されれば供給が抑えられるため原油価格の回復が期待できます。
そのため市場が好感し、原油が爆上げしたという流れになります。
先日4月1日、米大手のシェール企業であるホワイティング・ペトロリアム(WLL.N)が事実上の経営破綻に陥っていますが、原油価格暴落が大きく関係しています。
外部リンク…米シェール企業ホワイティング経営破たん、原油急落が打撃
シェール企業の採算ラインは1バレルあたり30~40ドルと言われているようですので、少なくともそのラインまで回復させたいというのがメリカの立場です。
逆に言えば、サウジアラビアやロシア等の産油国にとっては米シェール企業を潰す絶好の機会と言えますので、上記ツイートはトランプ大統領の希望的観測に過ぎないという見方が多数のようです(笑)
アメリカにとってシェール企業は、エネルギー輸入に対する依存度を大きく左右する重要産業ですから、石油株持ってないとしても米国株投資家にとっては辛い状況です。
これまでも幾度となく繰り広げられていますが、アメリカVS産油国諸々というデスマッチですね。
みんなで減産すればみんなが救われるんです!(ライアーゲーム感)
コモディティ辛い
元々コモディティ(純金除く)や石油株に対して懐疑的な見方をしていますが、こうしてダイレクトに見せつけられると一層気持ちが引き締まります♂
ちなみにみんな大好きエクソン・モービル(XOM)も昨日は+7.65%の暴騰となっていますが、減産が見込めなければ再び低迷しそうです。
オイルメジャー企業の中では下流部門(精製・販売)の割合が多いため原油下落に耐性がある…というのがXOMの強みですが、もうそんな話は出てこなそうですね(笑)
また、配当利回りは8~9%くらいで現在推移していますが、高配当派からの人気も高い銘柄ですので、万が一減配になったらどんな掌返しがみられるか今から楽しみです(煽)
いずれにせよ、原油価格の長期低迷はアメリカ経済全体にとっても深刻な問題になりかねませんので、つみ次郎もレギュラー満タン給油♂して応援していきたいと思います(オイルジョーク)
ブログ村ランキング
エクソン・モーウル