雇用統計壊れる~♂

つみたて次郎です。

昨日2020年5月8日21時30分(日本時間)に4月分の米雇用統計が発表されました。

その内容は間違いなく歴史に刻まれるレベルの結果となりました。

 

予想 結果
非農業部門
雇用者変化
-2200万人 -2050万人
失業率 16.0% 14.7%
平均時給
(前月比)
+0.4% +4.7%
平均時給
(前年比)
+3.3% +7.9%
※ADP雇用統計
(参考値として)
-2100万人 -2023万人

 

いずれも予想より良い結果となっており、特に平均時給は大きくプラスになっているのでよい雇用統計でしたね(違う)

日本では年金2000万円問題が話題になりましたが、米国では失業者2000万人問題なるものが話題になりそうですね(笑)

また、隠れ失業者の実態を加味すると実際の失業率は20%近くになるのでは?という試算結果もあるようです。

参考記事…米失業率、4月の実態は20%近く 労働省「隠れ失業者が多数」

参考に、日本の完全失業率は2020年で3月時点で2.5%となっており、この数値がどこまで跳ね上がるかも気になるところです(そんなに変わらない?)

 

グラフ壊れる~♂

上記の数値だとイマイチ凄さがよく分かりづらいので、サイト「Let’s GOLD」にて掲載されている関連グラフを引用させていただきます。

 

出典「Let’s GOLD

一番右側の超急降下をご覧ください(滝)

今回のデータのせいでグラフがかなり縦長になっていますね(笑)

2008~2009年にかけて非農業部門雇用者数が凹んでいるのはリーマンショックによるものですが、それが誤差にしか見えないレベルです。

参考に2008年3月は-80万人ですので、今回の-2050万人がいかに桁違い化がよく分かります。

失業率も既にリーマンショックの水準を大幅に超えており、しかもまだまだ先行きが見えない時点でコレですので恐怖としか言いようがありません。

 

 

株価壊れない~♂

これほど歴史的な悪い数値が発表されたにもかかわらず、S&P500は前日比+1.69%と値上がりしています。

 

※VOOのチャートで代用。

5月6日に発表されたADP雇用統計結果(-2023万人)や、非農業部門雇用者数変化予想(-2200万人)に比べてマシな結果(-2050万人)だったので株価が上がっても不思議ではありませんが、これだけの異常事態で素直に反応するのが逆に不気味ですねw

 

 

年初来で最高値を付けた2月19日から見ても現在の数値は-14%程度に過ぎず、もしこのまま無事に回復するのであればちょっとした調整レベルで終了してしまいます。

二番底待ち勢冷えてるか~?(煽)

雇用者数や失業率が戦後最悪を記録してもそんなに下がらない…やっぱり株式ガチホが最強の投資スタイルや!(暴落フラグ)

 

株価が下がらないなんて嫌よ~♂

つみ次郎は株式100%フルインベストメント勢ですので、このまま二番底がこないで回復してくれれば短期的には勝ち組になります。

ただ、つみ次郎が一番心配しているのは勝ち負けや上げ下げではなく今の株価が適正であるか?という視点です。

残念ながら今の株価は、コロナショックでボロボロな実体経済と株価があまりに乖離してみる…ように見えるのは私だけでしょうか?

本来なら少なくともリーマンショック以上に下がらないと辻褄が合わないはずです。

多くの市場参加者がコロナショックは一時的な問題に過ぎない…と考えているのかもしれませんが、少なくともつみ次郎は今後数年レベルで経済後退を引き起こすレベルの話だとは思っています。

もし現在の株価が割高なのであれば、積立投資や配当金再投資の威力は半減し将来のリターンを押し下げることになります。

まぁ仮に割高だとしても、期待値がプラスであると考える以上ずっと持っている以外の選択肢はないんですけどね(諦)

どうせ持つなら高いリターンを期待したいというだけの話です。

フルインベストメントなのに株価の下落を期待するのは投資クラスタ界隈でも変人扱いされますが、投資に対する時間軸を長く取るなら当然の考え方です。

実体経済がボロボロになろうと、保有資産がどれだけ暴落しようと、株価さえ適正であれば長期的には報われるはずなのだから…(かっこいい)

 

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投稿者:変態〇雇用統計 (5月8日(金)21時30分22秒)

 

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