仮想通貨(ビットコイン)を緩く説明するよ

仮想通貨クラスタのシーゲル二郎です(嘘)

仮想通貨とは、ビットコインなどが代表で、ブロックチェーン技術により発明された、全く新しい新時代の通貨とも呼べる代物です。

基本的にインターネット経由で、両替したり買い物に利用できたりします。ここだけだと電子マネーと同じように思いますが、電子マネーと違い単位が円やドルではありません。

「ビットコイン(BTC)」という新しい通貨の単位が生まれたということです。

価格は為替や株のようにその時の需要と供給で決まります。現時点では、1BTC=130万円くらいをうろうろしているようです。

年度初めは10万円ほどしかなかったので、1年足らずでテンバガー達成という偉業を成し遂げています。

つい先日11月30日には、1日で1BTC=130万円だったところから急に100万円程度に下落するという大暴落が発生しています。

この下落で大損した人もいるようですが、意外にもみんな冷静で、買い場として果敢に購入していた人もいるようです。

ビットコインは手持ちの円やドルで両替する以外に、発掘(マイニング)することで入手することができます。

発掘といってもピッケルを持って掘るわけではなく、パソコンと莫大な電気代があればOKです。

ビットコインは仕組み上、中央管理システムが存在しません。ビットコインの運営には膨大な情報処理が必要になるので、それを各ユーザーにやってもらうことで成り立っています。

その膨大な情報処理を行うのが発掘(マイニング)であり、その見返りとしてビットコインをもらうことができます。

ただし、発掘できる上限は全て管理されていて、しかも年数がたつにつれ、マイニング作業に対してもらえるビットコイン量は減っていきます。

したがって、マイニング作業でビットコインを得るためには、できるだけ早い段階で参入したほうがいいということになります。

ちなみにビットコインの発行量の上限は2100万BTCと決められていて、現状の発掘スピードだと2140年ごろに到達するようです。気の長い話ですね。

通常我々が使っている不兌換紙幣は、金などとの交換が約束されていないので、中央銀行がその気になれば半永久的に刷りまくることが可能です。(日本の場合は日本銀行、アメリカの場合はFRB)

好景気であれば流通量を減らし、不景気であれば流通量を増やしてあげることで、ある程度経済をコントロールすることができます。

しかし仮想通貨の場合、供給の上限が決まっているうえに、だんだん入手しずらくなる性質から、必然的に価値は上がり続ける(=デフレ)と考えられます。

ビットコインなどの仮想通貨は、必然的にデフレ圧力がかかりやすい構造になっているといえます。

かつて金との交換が約束されていた兌換紙幣が時代に追い付かなくなったように、仮想通貨は今までの通貨の代替えとしては不適切だという懸念もあります。

資本主義経済では、常に成長をし続けなければ体制を維持できません。

身もふたもない言い方をすれば、「資本主義は壮大なネズミ講」であり、これを維持するためには流通する通貨もどんどん増やしていかなければなりません。

経済成長には緩やかなインフレが必要であり、それを実行するには通貨を管理する国家による調整が必須です。

したがって仮想通貨は、現時点では従来の通貨の役割を果たすのが難しいと思っています。

ですが、投資対象として考えた場合、デフレ圧力は大きな魅力です。(だって価値が上がり続ける見込みがあるんだから)

次回は投資対象としての仮想通貨について考えてみたいと思います。

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