株式100% or 債券0% あなたはどっち派?
つみたて次郎です。
新年早々、アキラ100%がやらかしたみたいですね。
詳細をここに書いていくとアドセンスを剥奪されてしまいそうなので、各自調べてください。
話がそれてしまいました。今回は、最近よく見かける株式100%で構築されたポートフォリオについて考えていきたいと思います。
ちなみにタイトルは「株式100% or 債券0%」となっていますが、間違いではありません。
株式100%の人は、当然債券比率は0%になります。そのため、この2択は一見矛盾していそうです。
ですが、その過程を考えていくと、それぞれ別の意味を持ってきます。
例えば、株式100%派の中で有力な考えは次の通りです。
株式が長期では期待リターンが高く、平均回帰によりリスクも低い→だから株式100%
株式は過去、他の債券・現金・純金といった資産クラスに比べ、圧倒的に高いリターンを生み出しています。
その一方、長期間で考えた場合、元本割れするリスクもかなり低いです。
出典「株式投資第4版」
米国市場に限れば、不運にもバブルの頂点に投資してしまったとしても10年以上保有していれば、債券以上のリターンを得ることができています。
投資期間が長くとれるのであれば、むしろ株式はローリスクハイリターンともいえる究極の資産となります。
ただし、これは配当金再投資はもちろん、暴落でも狼狽売りしないことが前提であり、並大抵の投資家では絵に描いた餅になります。
したがって、株式の優位性を信じることができるのであれば、株式100%というポートフォリオは非常に合理的な選択になります。
つみたて次郎もこの考えに影響されており、現時点でのリスク資産は全て株式のみとなっています。
また、株式100%というよりも、債券0%といったほうがつみたて次郎には合っているかもしれません。
つみたて次郎が投資に興味を持ったきっかけは、中学校の時に受けた社会の授業です。
その時の授業テーマは「インフレ」についてでした。
つみたて次郎は子供の時から貯金好きで、お年玉もあまり使わず通帳にぶちこみ、残高を見てニヤニヤするよな気持ち悪い人間です(笑)
でも、その貯金してきたお金は決して不変の価値ではなく、所詮はただの数字であることを知ってしまいます。
つみたて次郎がインフレに恐怖を感じているのは、今も変わりません。したがって、ただ約束された数字がもらえるだけの債券や現金という資産をあまり信頼していません。
もちろん株式も、急激な物価上昇時には暴落する場合もありますが、長期的にはインフレに負けないとされています。
ジェレミー・シーゲル教授の著書「株式投資の未来」より、好きなフレーズを引用してみます。
一方の株式は、実質的な資産の所有権だ。実質的な資産とは、たとえば、不動産や機械や工場や、あるいは発明であって、こうした資産の価値は、時間の経過につれてインフレ率と連動して上昇する。
つみたて次郎は、株式のことを「資本主義が続く限り存在する実物資産」だと考えています。
世の中の財・サービスのほとんどが株式会社から生み出されているかぎり、株式の価値は半永久的に維持できると思っています。
ですが、投資を始めた当初は、ポートフォリオとは株式と債券を組み合わせて考えるものという固定観念がありました。
また、債券にも投資していれば、株が暴落した時のリバランスボーナス的なものも期待できるかなと思っていたので、株式100%という考えはそもそもありませんでした。
つみたて次郎がインデックス投資を始めた当初は、時価総額基準で米国が半分も占めていることに疑問を持っていたので、新興国株を重視している「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」に投資していました。
株式比率は75%、債券比率は25%となっています。
もともと債券なんて「暴落した時に株を買うための資金」としか考えておらず、世間一般的に言われているリスク軽減効果なんてものに魅力を感じていませんでした。
むしろインフレに弱い債券なんて危険物だと思っていたので、嫌々投資しているような状況でした(バランスファンド経由だけどね)
そんなつみたて次郎がシーゲル教授の著書を読んでしまえば、株式100%派になるのは当然の結果です。
なぜか米国集中派になってしまうという副作用もついてきて、結果的には米国株100%野郎になってしまいました(笑)
このような過程を考えれば、つみたて次郎は株式100%ではなく、債券に投資したくないという思いから誕生した「債券0%」の投資家なのかもしれません。
もちろん生活防衛資金の円預金は別に持ってますのでご安心を。
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