iFree NEXT NASDAQ次世代50を分析。NASDAQ100指数に今後組み込まれそうな銘柄に投資できる投資信託

つみたて次郎です。

今回は、iFree NEXT NASDAQ次世代50を分析していきます。

ネーミングが全然投資信託っぽくない感じがしますね(笑)

 

 

基本情報

項目 データ
名称 iFree NEXT NASDAQ次世代50
運用会社 大和アセットマネジメント
設定年月日 2021年1月13日
信託期間 無期限
信託報酬 0.495%
信託財産留保 なし
連動指数 NASDAQ Q-50
為替ヘッジ なし

 

レバレッジなしの投信としては信託報酬0.495%とやや高めです。

連動指数はNASDAQ Q-50というあまり聞きなれないもので、将来的にNASDAQ100指数への組み入れが見込まれる50銘柄が投資対象となります。

次世代50」という名前もまさにそれを表しています。

もっと自然でかっこいい「NEXT50」でないのはiFree NEXTというシリーズ名と被ってしまうからそれに配慮した感がありますね()

 

 

Q-50とQQQN

同じくNASDAQ Q-50指数に連動しているVictoryShares Nasdaq Next 50 ETF (QQQN)という海外ETFがあり、これの国内投信版が今回登場したiFree NEXT NASDAQ次世代50(以下:次世代50)であるといえます。

QQQNの特徴を捉えることで次世代50の特徴も併せて知ることができます。

NASDAQ系の指数に連動しているだけあって全体の約半分が情報技術セクターとなっており、上位10銘柄は以下のようになっています(2021年1月11日現在)

ティッカー セクター 構成比率
ROKU コミュニケーション 4.28%
CRWD 情報技術 4.06%
TTD コミュニケーション 3.29%
ZS 情報技術 2.61%
ENPH 情報技術 2.58%
AZN ヘルスケア 2.45%
TTWO コミュニケーション 2.38%
ODFL 資本財 2.37%
FTNT 情報技術 2.37%
COUP 情報技術 2.34%
合計 18.73%

 

全然知らない銘柄ばかりですね(笑)

銘柄数が少ない指数は均等加重だったりすることがありますが、Q-5指数は時価総額加重となっているため、現状NASDAQ100指数に採用されそうな銘柄で時価総額最大なのはROKUということになります。

NASDAQ100指数の時価総額は米国株式市場全体の3分の1ほどを占めていますが、その下に位置するQ-50指数の時価総額は極めて小さいです。

参考に、VTI(米国株全域)・QQQ(NASDAQ100)・VOO(S&P500)との時価総額の重複はこんな感じです。

 

出典「etfrc.com

 

全体的には時価総額の小さい企業で構成されているため、市場平均に対する構成比率も非常に低いです。

また、Q-50銘柄でS&P500指数に採用されていたのは22銘柄ありましたので、銘柄数で見て約半分がS&P500銘柄という事になります。

上記の関係性を分かりやすくベン図でまとめるとこんな感じです。

 

 

分かりづらくなってて草

当然ながらNASDAQ100指数に採用されそうな銘柄ですので、NASDAQ100とは一切重複しません。

NASDAQの特性も含めるとハイテク中型株・ハイテク小型株を狙い撃ちしたような内容であり、コアというよりはサテライトとしてポートフォリオのアクセントにするといった使い方がメインになりそうです。

 

 

新ジャンル開拓

全体的に次世代50じゃなくてQQQNの話になってしまいました(笑)

今後台頭しそうな企業に先回り投資するということで、勝ち馬に乗って利益を得るというのとはまた違った角度から投資できるファンドと言えますね。

既に覇権を握っている大型ハイテク株…いわゆるFANG(+TSLA?)等は一切含まれていませんので、ハイテク重視の人でも好き嫌いがはっきり分かれそうですね。

ハイテク系は人気が高いため各社から様々な国内投信が設定されていますが、それらとは一線を画す新ジャンルを開拓したといってよいでしょう。

海外ETF版(?)であるQQQNも設定されたのは2020年9月とかなり最近なので、良くも悪くもこれから注目を集めそうな存在となりそうです。

ちなみにQQQNの信託報酬は0.18%なので、これと比較すると次世代500.495%はちょっと高めに見えますね。

ただ、QQQNは現状国内証券では買えないようです(SBI・楽天・マネックスで取り扱いナシ確認)

そのため気軽にQ-50銘柄に投資できるファンドというポジションですね。

現時点で次世代50を取り扱っているのはSBI証券と楽天証券ですので、利便性の面でも特に問題なさそうです。

 

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iFree NEXT NASDAQ次世代50を分析。NASDAQ100指数に今後組み込まれそうな銘柄に投資できる投資信託” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    QQQ (Nasdaq 100 Index) がNasdaqの上位100銘柄なのに対して、QQQN (Nasdaq Q-50 Index) は上位101~150位ということみたいですね。
    個人的には上位101~200位からなる QQQJ (Nasdaq Next Generation 100 Index) の方が銘柄数多いので気になります。

    ただQQQ入り=QQQN抜け(QQQJ抜け)であること、それと同時にQQQ落ち銘柄が入ってくること、を考えるとわざわざ買うほどのものでもないような…。
    中型株ETFとしても50って銘柄数少ないような気がしません?

  2. つみたて次郎 より:

    >>匿名様

    QQQJもあるのは知りませんでした!
    確かにQQQNやQQQJにはQQQ抜け銘柄もかなり含まれてしそうですね(堕天使銘柄?)

    中型株で50というのは私もめっちゃ少ないと思います(笑)
    良くも悪くもピンポイントを狙ったETFですね。

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