日本に本当のシーゲル派はいない
シーゲル二郎です。
私の名前の由来でもあるジェレミー・シーゲル氏は、膨大なデータから、数々の有力な投資理論について発見しました。
しかし、日本には、シーゲル氏の教えをちゃんと守っている人はいません。(私も含めて)
シーゲル氏は、米国だけでなく、新興国も含めた全世界株式のインデックスを中心に投資をしろと言っており、よく目にする高配当戦略などは、あくまでサブ的な立ち位置だといっています。
日本でシーゲル流を掲げている投資家の多くは、米国個別株投資家です。(うらやましい限りです。早く私も個別株投資家になりたい。)
しかし、シーゲル氏は、広く分散されたポートフォリオをが最善であり、投資信託やETFを活用しろと説いています。つまり、シーゲル流投資家は、シーゲル氏の教えをすべて守っているわけではないのです。
シーゲル二郎も、ポートフォリオはほぼ米国株の投資信託ばかりなので、全然守っていません。シーゲル氏の提唱する高配当戦略、配当金再投資戦略などの理論を都合よく解釈し、それぞれ投資をしているのが現状です。
しかし、決してそれが悪いことなのではありません。同じシーゲル流でも、人それぞれの投資方法があります。そして、どのポートフォリオが正しかったのかが分かるのは、はるか何十年先のことです。
共通して言えるのは、シーゲル先生の教えを実践している投資家は、ポートフォリオが地味な銘柄になりがちなので、上昇相場でみんなが盛り上がっているときについていけず、バカにされるということです。
ようするに、ノリの悪い陰キャということです。
しかし、下落相場を迎えてからが本領を発揮するので、それまではバカにされつづけることを我慢しなければなりません。
したがって、途中でグロース株や無配当株に目移りしないように、日々我慢を続けなければなりません。