インデックス投資すごい(小並感)

シーゲル二郎です。

突然ですが、インデックス投資ってすごくないですか?

だって、何もしないで平均点が取れるんですよ?

しかも、手数料とか税金とかを考えると、平均よりも上ですよ?

しかも投資は、桁外れに大儲けする人がたまにいるから、そいつらが平均点を大きく引き上げます。

平均年収が400万円だからといって、400万円の稼ぎが人並みであるという意味ではありません。実際は、半分以上のハイランクにいる人です。

投資において平均点とは、確実に半分以上の地点に存在するそこそこな秀才君なのです。多くの投資家が平均に勝てないカラクリもここにあります。

通常ならば、平均についていくのもやっとです。学業、スポーツ、出世、いずれも努力なしでは平均にすらたどり着けません。

そんな世界の中、唯一勉強しないでも平均点が取れるのが金融の世界であり、もっと言えば長期投資なのです。

インデックス投資とは、市場に存在する銘柄全てを丸ごと保有するだけの簡単投資法です。

要するにこういうことです。ラーメンの中身は全て公表されているので、ミニラーメンを作ることなんて造作もないのです。

現在はミニラーメンを代わりに作ってくれるサービスも充実しています。

このレンゲを作って保有するだけで、どんぶりの中でチャーシュー争奪戦とかをしている人たちよりよっぽど良い成績を叩き出せるのです。

どの麺・具材・スープが高リターンなんて分からないのだから、とりあえず全部持っておくという戦略は、単純ながらも合理的な戦略です。

株式市場は過去200年において右肩上がりだったのですから、それの平均についていくだけで右肩上がりのシナリオを描くことができます。

経済学者であるトマ・ピケティ氏が発表した「r>g」という考えでは、金融所得(r)の増えるスピードが、労働所得(g)の増えるスピードより早いことが説明されています。

この状況が続くなら、貧富の格差がどんどん広がっていきます。

労働所得を増やすには、日々の自己投資や、大きな努力が必要になってきます。周りのライバルを出し抜く工夫が必要です。

その一方、金融所得については、キチンとインデックス投資、または準ずる分散投資をしているだけで、期待値はプラスです。人並外れた努力も必要ありません。

資本家は、「たいした努力もしないで資産をハイスピードで増やせる」という、この世の理不尽を体現している存在なのです。

だから「資本主義」です。

こんな理不尽な世の中を変えるには、革命となる大きなエネルギーが必要です。ですが、そのためには多くの努力が必要となります。

インデックス投資は、「勉強しなくてもいい」ことが大きなメリットです。世の中の摂理に逆らわず、資本家側になることだけを考えていきましょう。

長期投資家は、最初はみんな「小さな資本家」でもあるのです。

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