【iDeCo】4大ネット証券の確定拠出年金受け取り方法について比較【楽天・SBI・松井・マネックス】

つみたて次郎です。

資産形成を行うための制度として有力な個人型確定拠出年金(イデコ)ですが、当ブログでは手数料が安く、商品ラインナップにも優れた4代ネット証券での利用をおすすめしています。

参考記事…【iDeCo】4大ネット証券を比較【楽天・SBI・松井・マネックス】

また、iDeCo自体が「原則60歳まで引き落とし不可能」という強烈なデメリットを持っていますので、その点も踏まえて慎重に検討してほしい制度になっています。

 

iDeCoの受け取り方法について

iDeCoに加入した場合、基本的には全額自分で掛け金を拠出し、元本保証商品や投資信託などの金融商品で運用することになります。

そして60歳に到達した時点でその掛金を引き出すことができるようになりますが、大きく分けて2種類の方法があります。

 

一時金…60歳以降に一部または全部を一括で受け取る。
年金…何年かに分けて分割で受け取る。

 

金融機関によっては併用することもできたりします。例えば60歳になった時に半分を一時金として受け取り、残り半分は分割して年金として受け取るといった具合です。

iDeCoは運用中は非課税でも、受取する際に課税される場合があるので、最も節税できる受け取り方を選択することが大切です。

一時金で受け取る際には、「退職金控除」が深く関係します。

iDeCo加入者は、掛金の拠出年数に応じて退職金控除枠をもらうことができ、加入してから1~20年目までは年間40万円、それ以降は年間70万円となっています。

例えば30年間加入した人の場合、

40万円 × 20年 + 70万円 × (30-20年) = 1,500万円

となりますので、一時金として1,500万円以内であれば非課税で受け取り可能ということになります。

ただし企業の退職金と合計して計算されるため、退職金が多くもらえる見込みの人は要注意です。

拠出年数が多かったり、掛金が少ない人であれば退職金控除の枠内に全て収まる人も結構いるかと思いますので、そのような人であれば非課税で全額を受け取ることができます。

枠に収まらなかった場合は、退職金控除枠までは一時金として受け取り、残りはタイミングを見て受け取るという工夫が必要になります。

なお、非課税で受け取れる見込みがあるのであれば、できるだけ受け取りを遅らせたほうがその分長く運用することができます。

「いつでも引き出せるiDeCo口座」は最強ですからね(笑)

 

 

4大ネット証券ごとの違い

各個人ごとに拠出年数も拠出額も違えば、最終的な運用成績も異なっていますので、どのような受け取り方法がよいかは一概にはいえません。

また、若い方であれば何十年も先の未来の話ですから、そもそも税制自体が大きく変わっているかもしれません。

いずれにせよ、柔軟に受け取り方法を選べたほうがよいというのは言うまでもありません。

ここからが本題となりますが、4大ネット証券における受け取り方法について紹介していきたいと思います。

iDeCoだけでなく、つみたてNISAや一般NISA、特定口座の開設先としても有力なネット証券たちです。

まず押さえておきたいのが、この中でSBI証券だけ受け取り方法の選択肢が狭いということです。

iDeCoの受け取り方法という点においては、残念ながらSBI証券だけ一歩遅れているような状態といえます。

まずは分かりやすく、SBI証券以外のネット証券における受け取りルールを紹介します。

 

楽天・マネックス・松井

この3社は運用管理機関が「JIS&T」と共通しており、受け取りルールも(確認出来る限りでは)非常に似ています。

 

一時金…60~70歳までの間に一部または全部を受け取り可能。
年金…5~20年の1年刻みで受給年数を選択可能。

 

両方を併用することもでき、受け取り方法の自由度は非常に高いです。

向こう20年間に分けて受け取りできるので、単純計算で80歳まで運用を続けることも可能になります。

年金として分割受取する場合でも、5年目以降であれば残額を一括で受け取ることも可能なため、一時金→年金ではなく年金→一時金という併用パターンも考えられます。

年金として分割受取する場合、年1回・年2回・年3回・年6回・年12回(=毎月)から選ぶことが可能です。

ただし受取するたびに給付手数料432円が発生するので、できるだけ少ない回数にしたほうがよさそうです。

 

SBI証券

4大ネット証券の中で唯一仲間外れなのがSBI証券で、運用管理会社は「SBIベネフィットシステムズ」という関連会社になっています。

 

・一時金…60~70歳までの間に一部または全部を受け取り可能。
・年金…5年または10年のどちらかを選択して分割受け取り。

 

年金として分割受け取りする場合、5年or10年という2択しか選ぶことができません。

また、分割の場合の受け取り回数も年1回・年2回・年4回・年6回と選択肢が少なく、特に年12回(=毎月)が選べないのが地味に痛いです。

さらに最大の問題点として、原則として一時金と年金の併用不可なため、一般的なテクニックである一時金→年金という流れが不可能になっています。

こちらも年金(分割)を選択してから5年目以降であれば残額を一括で受け取ることも可能なため、年金→一時金という流れは一応可能です。(例:10年分割を選択→5年後に残りを一時金として全額受け取る)

とはいえ自由度が低いことには変わりはなく、一時金→年金という多くの人が利用するであろう受け取りパターンを利用できないのは致命的な弱点といえます。

また、分割受け取り時の最長年数が10年なので、少しずつ引き出して運用期間を最大化する作戦にも向いていません。

上記の楽天・松井・マネックスと比べると、SBI証券はかなり見劣りする状態です。

 

SBI証券は避けるべきか?

ここまではSBI証券を一方的に批判する内容になっていますが、SBI証券のiDeCoそのものが他社と比べて決定的に劣っているという訳ではないと考えています。

なぜならiDeCoの受け取りというのは、多くの人にとってしばらく先の話だからです。

50歳で始める人も60歳になるのは10年後ですし、つみたて次郎のような20代であれば30年以上も先の話です。

希望的観測ではありますが、将来的にはSBI証券も他社と同等の環境になっている可能性も十分考えられます。

もし改善されなかったとしても、最悪60歳になる前に他金融機関に移管させればよいだけの話です。

移管手数料4,320円はかかってしまいますが、適切な受け取り方法を選択するためのコストと考えればそれほど高くはないでしょう。

逆に言えば既にSBI証券でiDeCoを利用している人は、将来的に移管しなければならない可能性があることを頭の片隅に入れておく必要があります。(繰り返しますが、多くの人にとってしばらく先の話です)

 

結局iDeCoはどこがいいのか?

SBI証券をあえて避ける必要はありませんが、SBI証券がその他の面で特別優れているという訳ではないので悩ましいところではあります。

SBI証券or他社の2択で迷ったときに、最後の判断材料として使うくらいでしょうか?

iDeCoの金融機関選びには様々なポイントがありますが、一番大切なのは商品ラインナップ…つまり「投資したい商品群を広く採用しているか」だと思います。

なので自分の投資方針を固めて投資したい商品を決める→各社のラインナップを見て比較するという流れで金融機関を選んでいきたいですね。

参考記事…【iDeCo】4大ネット証券を比較【楽天・SBI・松井・マネックス】

上記記事では対象商品の違うを中心に考察していますので、よろしければご覧ください。

 

楽天証券

SBI証券

松井証券

マネックス証券

それぞれ画像をクリックすると、iDeCo申込ページに進みます。

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つみたて次郎

 

【iDeCo】4大ネット証券の確定拠出年金受け取り方法について比較【楽天・SBI・松井・マネックス】” に対して1件のコメントがあります。

  1. パンチ より:

    年金で受け取る場合は、保有口数の定率分割になるのでしょうか。
    楽天証券のサイトを見ると、受給中の運用結果により金額が変動すると書いてありましたが。

  2. つみたて次郎 より:

    >>パンチ様

    楽天証券のサイトを見る限りでは、前月の資産額に応じた定率分割だと思われます。
    https://dc.rakuten-sec.co.jp/about/recipient/
    そのため支給されるたびに金額は変わることになりそうですが、詳細はちょっと分からないですね…。

  3. パンチ より:

    そういう判断で良いのですね。
    分割で受け取るメリットが今まで良く判らなかったのですが、
    運用期間を最大化させるというメリットがあるなら、
    定率分割で年金で受け取る方が一括より総額の金額が大きくなる可能性があるなと思いました。
    有難うございました。

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