ジェニュイン・パーツ(GPC)分析
シーゲル二郎です。
今回は、ジェニュイン・パーツ(GPC)を分析していきます。
米国内で大手の産業用部品・用品の流通業者です。
日本でいうオートバックスみたいな企業です。
連続増配…60年
S&P格付…不明
採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500
一般消費財セクターに属する流通業者です。扱うものは、自動車部品が中心です。
出典「genuine parts」
オートモティブ…自動車用品、アクセサリーなど
産業…産業用消耗品(ベアリング、動力伝達製品など)
オフィス…オフィス用品(文房具など)
電気…ワイヤー、ケーブルなど
自動車用具関連が半分を占めており、稼ぎ頭になっています。文房具などのオフィス用品が意外と高い割合を占めており、面白いですね。
・・・業種考えたらこんなもんでしょう。残りもカナダが幅を利かせているようです。
薄利多売のためいつもの正方形グラフ。しかし、毎年安定して純利益を出すことができています。
自動車部品は耐久性が長く頻繁には買い換えられませんので、景気による需要の上下があります。しかし、安定してキャッシュを獲得できております。
ただ、小売業の宿命か営業CFマージンが5%~8%の間と低めです。
2008年からのリーマンショックで若干へこんでいますが、気にならないレベルです。配当性向も50%強であり、増配継続には問題ありません。
ROEは20%をキープしており十分な収益性です。自己資本比率は若干低下気味ですが、ROEが上昇しているので、資本構成が変わっただけでしょう。
現時点情報(2017/8/25)
株価…82.96ドル
PER…18.07倍
配当利回り…3.27%
連続増配…60年
PERも高くなく、配当利回りも3%を超えていて、株価も下落中。素人が見れば買ったほうがいいよと言いたくなります。
シーゲル二郎は素人なので買いを推奨です。
純利益の安定感は素晴らしいです。また、株価もちょうどいい水準で、買いたくなります。(買えないけど)
営業CFマージンが5%ちょいと低すぎるのは気になりますが、業種考えたら薄利多売で仕方がありません。海外売上比率が低すぎるもの仕方がありません。
シーゲル二郎は好みではありませんが、連続増配銘柄にふさわしい安定性と地味さを誇っています。
また、販売業はアマゾンの脅威がありますが、自動車部品や産業部品は専門性が高く、まだ大丈夫な領域だと思っています。
総合的に見て優秀な貴族といえるのではないでしょうか。