米国株が暴落して嬉しいこと、悲しいこと
つみたて次郎です。
つみたて次郎は現在、米国株100%というクレイジーなポートフォリオを組んでいます。
米国市場の健全なコーポレートガバナンスや、市場の効率性を評価しているからです。
しかし、米国株はかなり割高な水準になっており、ジェレミー・シーゲル教授も、米国株よりも欧州株・新興国株に投資冥利があるというコメントも出しています。
参考記事「シーゲル教授、新興国株を推奨」
2018年は、米国での減税法案等もあり、米国株クラスタにとってはなかなか厳しい年になりそうになる予感がしています。※素人の意見です。
むしろこれは予想というよりも、つみたて次郎の願望でもあります。
つみたて次郎は、米国株の暴落を楽しみに待っている変な投資家です(笑)
それは、上昇相場の恩恵を受けられるほどの投資資金を投入していないからです。まだ、米国株式市場という豪華客船に体半分しか乗っていない状態なので、出航されると非常に困ります。
少し話は変わりますが、ドルコスト平均法による積立投資について、次のような説明がされることがあります。
価格が上がったら儲かるから嬉しい、価格が下がったらたくさん買えるから嬉しい
はっきり言うと、つみたて次郎はこのような考え方は嫌いです。
価格が上がって喜んでいいのは、売却する出口戦略を考える立場にいる人であって、これから積立する人が喜ぶ理由は一切ないからです。
したがって、つみたて次郎は株価上昇を喜ぶ理由なんて1つもありませんし、積立投資を始めたばかりであろう人たちが上昇相場で喜んでいる様子が不思議で仕方がありません。
バフェット氏の言葉を借りれば、「これからハンバーガーを買う人が、牛肉の価格が上がることを喜んではいけない」ということです。
つみたて次郎は去年1年間、大きく市場平均から劣後していた米国配当貴族をひたすら積み立てしていましたが、他の人たちが配当貴族に見切りをつけていたのが非常に心地よかったです。
今年からは配当貴族の代わりに楽天VTIに投資することになったので、今年はいい加減弱気相場に入って欲しいものですね。
投資家としてのつみたて次郎にとっては、暴落は嬉しいご褒美でしかありません。
その一方、ブロガーとしてのつみたて次郎としては、悲しくなってしまうことがあります。
投資ブログの活発度というのは、調べるまでもなく市場の相場と連動しているはずです。
現に米国株ブログ村においては、去年1年間の強気相場により、ブログ数は大幅に増えています(当ブログもですが)
また、全体的に米国株に強気な人が多かったり、米国一国集中派が目立つようになっています。
裏を返せば、今後来たるリセッションが発生すれば、ブログの数や読者の数は大幅に減ることが予想できます。
もちろん米国株クラスタの方の多くは、みんな暴落で逃げるような弱虫ばかりではないと思うのでそれなりに耐えると思いますけど、間違っても増えることはないと思います。
こんなこと言ってるヤツほど逃げ出すのが相場ってやつさ
当ブログの読者様も、むしろ暴落で喜びだすような変わった投資家が多いと信じているので、暴落が来てもちゃんと読んでくれると思っていますが、新規の読者は確実に減るでしょう。
そうすると、ブロガーとしては広告収入もモチベーションも減ってしまうので、暴落が発生すると悲しいです。
投資家兼ブロガーであることで、米国株の暴落により嬉しいことと悲しいことが同時に訪れます。
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暴落次郎