アッヴィ(ABBV)分析
※注意!…今回の分析はひじょーにやる気がありません。まじめにアッヴィのことを知りたい方は見ないほうがいいです。
シーゲル二郎です。
今回はアッヴィ(ABBV)を分析していきます。
連続増配…44年
S&P格付…A-
採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500
2013年にアボット・ラボラトリーズ(ABT)から新薬部門が分社化してできた企業です。分社化といっても、元のアボット・ラボラトリーズよりこちらのアッヴィのほうが事業としては大きいです。
アッヴィを一言でいうと、「ヒュミラ」で片付きます。
「ヒュミラ」とは抗リウマチの治療薬で、いわゆるブロックバスターと呼ばれる大ヒットの医薬品です。
ブロックバスターとは、年間売上が10憶ドル以上(約1100億円以上)である医薬品のことです。
出典「株式会社メディサーチ」
全世界のブロックバスターで第1位であり、まさに空前絶後の大ヒット商品といえます。
そして、アッヴィの売上のうち、7割近くをヒュミラが占めています。
つまり、アッヴィ≒ヒュミラなのです。
アッヴィといったらヒュミラ、ヒュミラといったらアッヴィ。
そして、2016年に米国での特許が失効しました。今後は後発薬との競合になるため、適応症を拡大することで対応する方針を見せています。
次の各種データです。(分社後の2013年以降しかありません。ご了承ください。)
すごい右肩上がり(小並感)
ボロ儲け中。
ひゅみらすごい。
自己資本比率低すぎ。
現時点情報(2017/8/23)
株価…71.75ドル
PER…17.5倍
配当利回り…3.57%
連続増配…44年
配当利回りは少し前まで4%を超えていましたが、株価上昇で下がってしまいました。
しかし、依然と3.57%と、配当貴族銘柄の中では十分高配当といえます。
シーゲル二郎的には、バイオ製薬会社というだけでもお断りですが、さらに売り上げの大半をたった一つのヒット商品で儲けているなんてもう無理です。
例えばコカ・コーラ社であれば、売り上げの柱はコーラですが、それは圧倒的なグローバルブランドで、生活の一部になっているから許されるだけです。
医薬品は、競争が激しく、特許切れのリスクもある激戦区です。その中でたった一つの収益の柱に頼っているなど言語道断です。
市場もそれを反映してか株価は割安なので、ヒュミラ派の投資家はぜひどうそ。
アボット・ラボラトリーズはベタ褒めですが、アッヴィはベタけなしです。
早く減配して配当貴族から抜けてください。