コムキャスト(CMCS.A)分析

シーゲル二郎です。

今回は、コムキャスト(CMCS.A)を分析していきます。

日本ではあまり聞かない名前ですが、「USJの親会社」といえば伝わると思います。

 

連続増配…9年

S&P格付…A-

採用インデックス
・S&P100
・S&P500

 

幅広い事業を展開していますが、中心は米国内でのケーブルTV事業です。アメリカでは、基本的に無料で見ることができる番組が乏しいため、有料テレビチャンネルに登録するのが一般的です。

日本でいうスカパーみたいなもので、一度契約すると長期間にわたり使用料を得ることができる安定的なビジネスです。

ちなみにみんな大好きウォルト・ディズニー(DIS)も事実上ケーブルTVがメインの企業となっていて、この2大企業で激しい争いが繰り広げられています。

事業内容の大半はケーブルTVとなっています。傘下にNBCを持っていて、映画の配給なども行っています。有名どころでは、次のような作品があります。

・ジュラシックパーク
・バック・トゥー・ザ・フューチャー
・西部戦線異状なし
・ワイルドスピード

どれも有名ですね。これらの作品は、傘下のNBCユニバーサルピクチャー社が担当しています。

さらに欠かせないのが、NBCユニバーサルスタジオですね2017年に完全子会社して、事業体制を強化しました。

USJの愛称で有名な、巨大テーマパークです。シーゲル二郎は人生で一度もディズニーランドに行ったことがありませんが、USJには1度だけいったことがあります。

ジェットコースターを初体験して、二度と載らないと心に誓った日でもありました(泣)

ケーブルTV事業+その他メディア産業で成り立っている企業になっています。

売上のほとんどは米国なので、内需型企業だといえます。参考にライバルのウォルトディズニーも、米国内が8割近くを占めています。

日本では無料の民放放送が発達していますから、あまりケーブルTVの需要は少ないですよね。ケーブルTV事業だけで見れば海外展開は難しいのかもしれません。言語も違いますしね(笑)

 

企業名のイメージに反して1963年創業の老舗企業ですが、まだまだ成長を続けています。

 

キャッシュフローの安定感は抜群ですね。業種柄、投資CFはそこそこ発生しているようですが、営業CFの半分程度に抑えられているので、十分なフリーCFを生み出せています。

営業CFマージンは25%前後で推移しており、高収益企業といえます。

 

配当金は2008から連続増配になっているようです。配当金はここ10年で4倍以上になっています。まだ配当性向には余裕があるので、今後も期待できそうです。

 

ROEが緩やかに上昇していますが、自己資本比率は若干下落気味です。全体的には、資本効率が向上し、高収益に磨きがかかっていることが分かります。

 

現時点情報(2017/9/30)

株価…38.48ドル
予想PER…18.55倍
配当利回り…1.66%
連続増配…9年

リーマンショックでの凹みも限定的で、その後はきれいに右肩上がりです。PER、配当利回りも悪くありません。ライバルのディズニーも似たようなPER、配当利回りになっているので、メディア総合企業全体的に割安になっているようです。

コムキャストは、一般消費財セクターに分類されており、不況に弱い業種として分類されています。ユニバーサルスタジオなどのテーマパークは、不況で財布が寂しい時には来客数が減るので、大きなダメージを受けます。

その一方で、コムキャストの大半を占めるケーブルTV事業は、不況に強いです。不況だからといって、テレビを見なくなるわけではないですからね。

費用対効果を考えれば、テレビという娯楽は暇つぶしをするには最高の手段といえます。

ですが、最近では向かい風も吹いています。

事業の柱であるケーブルTV業界全体では、契約数が減少傾向にあります。理由は、ネットフリックスやHuluなどのオンライン配信サービスへ顧客が流れてしまっているからです。これらのサービスは、月額1,000円もかからないですが、アメリカではケーブルテレビを複数契約すると、月額10,000円を超えることもあるようです。

ケーブルTV事業が不況に強いのは、家から出ないで楽しめる、出費の少ない娯楽という部分が大きいと思います。上記のネットフリックスやHuluなどは、さらに格安で楽しむことができるので、大きな不況を迎えたときに、ケーブルTVを解約してこれらのオンライン配信サービスに切り替えるという人が増えると思います。

日本でも、若者のTV離れが進んでいますが、その一方でYouTubeやニコニコ動画などのサービスは好調ですから、今後世界的に従来のTVは衰退していくと思われます。

成長性のわりに、株価が割安なのもそのせいなのかもしれません。

ここまでは不安材料ですが、娯楽産業そのものは成長産業なので、最大手のコムキャストも、ケーブルTV以外の事業を拡大したりして対応することは十分可能だと思います。

内需企業という部分に目をつむれば、長期投資でも問題ない優良企業だと思います。

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