投資理念<<<税金
シーゲル二郎です。投資をする上では、あらゆる手数料や税金を考えなければいけません。投資の名言に、下記のようなものがあります。
あらゆる投資家の目的はただ一つ。税引き後リターンを最大にすることだ。
当たり前のことですが、非常に核心をついています。よく株式のリターンが年率7%だとかいう話が飛び交いますが、税金を考慮していないケースが非常に多いです。
(外国からの課税は除いて)日本の場合、値上がり益に20%、配当金にも20%課税されます。株式から得られるリターンはこの2つしかないので、どうやっても儲けの2割は引かれることになります。
配当金再投資では雪だるま形式で資産を増やしていくので、配当金の2割課税は将来的に2割どこではない損失になります。
そして、日本では、確定拠出年金や来年から始まる積立NISAで、これらの課税が一切されない方法で投資信託を運用することが可能です。ただし、両方とも、選べる商品に大きく制限がかかります。そのため、自分の投資理念を基に投資することは難しいかもしれません。
しかし、シーゲル流を含め、どんな戦略をとったとしても、20%が課税されない平凡なインデックス投資に勝つのは難しいでしょう。
つまり、個別株をやっている勉強家の投資家は、確定拠出年金や積立NISAしかやらない片手間投資家にトータルリターンで勝つのは不可能だということです。
もちろん、非課税投資可能枠は(個別株投資家の金持ちさんにとっては)少ないですから、超えた部分を個別株で運用するのはもちろん正しい選択です。
シーゲル二郎も、いつかそちら側に行って個別株をやりたいと思っていますが、ポートフォリオのうち、
確定拠出年金&積立NISA VS 個別株投資(課税有)
の結果が分かってしまうというのは、投資家のやる気をなくさせるかもしれませんね。
非常につまらないですが、自分の投資理念なんかより税金を支払わないことを優先させてください。
シーゲル二郎も積立NISAのラインナップ次第では、米国株重視の投資スタイルを捨てます。