スペインがベーシックインカムを導入?

つみたて次郎です。

スペインでベーシックインカム(BI)が導入されるというニュースがありました。

外部リンク…スペインで「ベーシック・インカム」導入、経済大臣が宣言

コロナウィルス感染者数がアメリカに次いで多いスペインですが、BIの導入によりこの危機的状況を乗り越えることができるのでしょうか?…と思っていたのですが、どうやら事情は違うようです。

外部リンク…スペインがベーシックインカム導入との報道は誤り(実際は貧困層への支援)

あくまで対象を選別して行う給付であり、BIとは異なるとのことです。生活保護に近い立ち位置ですね。

 

BI制度に期待しているつみ次郎にとっては少し残念なニュースでしたが、コロナ騒動をきっかけにBIに注目が集まるというのは良い流れだと思います。

国内では収入減の世帯に30万円配るという案が出ていますが、給付対象の制限に対しての批判も多く、仮にちょうどいい落としどころを見つけられたとしても実際に支給されるまではしばらく先の話です。

BIが導入されれば、一律全ての人に・迅速に・公平にカネを配るという動きが平時から確立されますので、有事の際にも極めて効率的な給付が可能になります。

こうしている今も、数十万円が手元にあればなんとか助かっていた…という人はたくさんいるはずですからね。

まぁBI抜きにしても、とりあえずカネをバラまけるシステムというのは必要だと思います。

そのためにはまず、政府が全国民の銀行口座等を抜け漏れ・重複なくしっかり把握していなければなりませんが、マイナンバー制度もまだまだ普及していない現状では高いハードルと言えそうです。

 

BIは共産主義・社会主義的だと言われたりしますが、働くという行為に対する考え方が全くの逆です。

共産主義・社会主義では「全員が働け」というスタンスですが、BIの場合は「全員働かなくていい」となります。

実力のある人だけ働いて裕福な暮らしをする人ができ、資本家も労働階級を雇って生計を支えるという使命から解放されます。

何もせずに安定した収入があるため、慎ましく生活する消費者として振舞うこともできます。

資本家・労働者・消費者がはっきり区別されるというのがBIの本質だと思っています。

また、BIの導入するならその他社会保険の全廃止を前提にしている場合も多く、この場合は「BIやるから後は全部自己責任な!」という究極の新自由主義な世界が誕生します(笑)

流石につみ次郎もそこまでは賛成できませんが、最低限だけ保障して格差は容認というスタンスは実に資本主義的だと思います。

今回のコロナ騒動で再度認識させられましたが、最低限の生活すらできない人がいる・そしていつそうなってしまうか分からないという前提がある以上、BIあるいはそれに近い制度が世界規模で導入されるのもそう遠くない未来の事ではないでしょうか?(かっこいい)

ちなみにBI導入されたらつみ次郎は遊んで暮らします(台無し)

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BI次郎

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