プライス長官と弁解の余地なし号

シーゲル二郎です。

2017年9月29日付で、アメリカの厚生長官、プライス氏が辞任することになりました。

辞任となった理由は、税金の無駄遣いです。

具体的には、国内出張の際に、一般の民間航空ではなく、プライベートジェット機を利用していたことが問題になっています。

海外出張の際には、軍用機を利用していたこともあったようです。無駄遣いされた税金は、100万ドル(約約1.1億円)にも上るといわれています。

無駄遣いを返納し、今後は反省する意志を示していましたが、トランプ大統領の怒りを買い、結果辞任に追い込まれることになりました。

アメリカの税金なので、我々日本人には関係ないと思うかもしれませんが、米国経済は日本経済とべったりなので、巡り巡って悪い事件につながるのかもしれません。

ジャイアンが損をすれば、のび太が補填するのと同じです。

また、米国株に投資している人にとっては、米国政府のお小遣いが少し減ったことになるので、バッドニュースです。

ですが、もっとも恐れるべきは、株主として直接関係のある米国企業の無駄遣いです。

2008年の金融危機では、米国自動車業界のビッグ3(ゼネラルモーターズ、フォード、クライスラー)の経営が悪化し、公的資金で救済するかどうかという騒ぎになりました。

その内容を決める会議で、3社のCEOは全て会社所有のジェット機で会場まで来ていたそうです。これには、多くの政府関係者や国民が呆れ、きついお灸を据えられたようです。

もちろんジェット機を使うなというわけではありませんが、お金に余裕がなければそれ相応の立ち振る舞いは必要です。仮にお金が有り余っていても、会社は株主のものですから、無駄遣いは許されません。

その一方で、世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏は、極度の倹約家として有名です。

8兆円を超える資産があるにもかかわらず、ずっと昔に現金一括で買った中古物件に住んでいるし、主食はマックのハンバーガーとチェリーコークです。

そんなバフェット氏ですが、彼がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社は、1989年に社用ジェット機を670万ドル(当時のレートで約10億円)で購入しています。

当時は社用ジェット機を購入するのは一般的でしたが、バフェット氏は無駄遣いだとして批判的でした。そのため、皮肉を込めて社用ジェット機に「THE INDEFENSIBLE」というあだ名をつけています。

日本語に直すと、「弁解の余地なし号」です。

バフェット氏の場合は、むしろジェット機を使って1秒でも早く移動してくれたほうが株主利益になるかもしれません(笑)

バフェット氏は、公私ともに無駄遣いすることなく、株主を喜ばし続けてきました。経営のセンスと同じくらい、株主のために無駄遣いしない姿勢が大事だと思います。

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