ペンテア(PNR)分析

シーゲル二郎です。

今回は、ペンテア(PNR)を分析していきます。

資本財セクターに属しており、水処理用品・流体制御の大手企業です。

 

連続増配…40年

S&P格付…BBB-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

格付けがBBB-と、ギリギリ投資不適格級であり、早くも不安です。

事業内容は、シーゲル二郎には理解できませんが、幸い公式ホームページに画像が多くイメージしやすかったので、載せておきます。

出典「pentair

部品パーツの画像も分かりやすかったので、ぜひ見てください。日本語翻訳も忘れずに(笑)

2012年には、スイス複合企業のタイコ・インターナショナル(TYC)が分離したパイプ・バルブ事業を統合し、事業の幅を広げました。

海外売上比率は40%とまずまずです。

 

2011年はわずかに赤字です。2012年以降は、タイコから事業統合した関係で、売り上げは急に伸びています。それを踏まえても純利益の変動が激しく汚いです。今後の純利益は、増加が見込まれています。

 

2012年のタイコ事業統合により、2012年を境に全く違う数字になっております。投資CFは意外と低く、安定してフリーCFを生み出せているのは素晴らしいです。営業CFマージンは、最近は15%を超えてきており、及第点です。

 

利益は全く安定しておらず、不安が残ります。利益予想は増益なので、増配は問題なさそうです。

 

ROEはジグザグです。自己資本比率は40%近くで、十分です。

 

現時点情報(2017/8/30)

株価…61.06ドル
PER…22.69倍
配当利回り…2.26%
連続増配…40年

PERが高めですが、事業統合による増益が見込まれているので、割高ではないでしょう。

まさに景気に左右される資本財企業といったところでしょうか。しかし、キャッシュフローは安定的なので、シーゲル二郎にはどのような業界なのかわかりませんでした。

企業分析をする上では、純利益を重視する人、フリーキャッシュフローを重視する人がいます。

純利益は、企業の帳簿上の利益であり、減価償却費など、複雑な計算をもとに弾き出された合理的な数字です。しかし、会計方法によって差が出たり、ある程度意図をもって数字を細工できてしまうことが弱点です。

フリーキャッシュフローは、実際に現金がいくら入って、いくら出ていったかを計算するため、単純明快です。会計方法による差もありません。最近では、このフリーCFを優先して考える投資家や経営者が増えています。

どちらが優れているのかは優劣つけられませんが、ペンテアの場合、純利益は不安定だが、フリーCFは比較的安定しています。この場合、投資判断はどのようにすればいいのか難しいです。

一つ言えるのは、企業が倒産するのは、赤字が続くからではなく、支払いに必要な現金がなくなってしまうからです。黒字倒産も、利益が出ているのに現金が手元に用意できなかったから倒産してしまったんです。

そのため、自由に使えるお金(=フリーCF)が安定してプラスということは、少なくとも短期間のうちに倒産してしまうリスクは少ないです。

ペンテアの場合、フリーCFが安定してプラスなので、赤字が続いても耐えることができそうです。景気に左右されやすい事業ですから、キャッシュフローが安定しているのは非常に心強いです。

企業にとって大事なのは赤字を出さないことではなく、倒産させないことなので、そういった意味では悪くない銘柄かもしれません。

 

 

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