ニセモノとブランド

シーゲル二郎です。

企業がブランド力を維持することは、高利益体制を盤石にして、長期的な繁栄を築くためには必要不可欠です。

特に米国企業の場合は、ほぼブランド力だけで稼いでいるようなボロ儲け企業も多数あります。

ブランド力は、今後企業が生き残るうえで最も重要な武器だといっても過言ではありません。

ブランド力という武器がない企業は、値下げや品質向上という地道で儲からない作業に時間を取られてしまうので、最終的に得するのは安くいい品を手にできた消費者になってしまいます。

そのブランド力を損なうのは、企業の商品欠陥だったり不祥事が原因だったりします。

例えば、バフェット銘柄として有名なウェルズ・ファーゴは、2016年には行員による不正な口座開設や、2017年には説明不十分な自動車保険の契約問題がありました。

これらの事件でブランドイメージが下がるのはある意味自業自得なので問題ありません。

さらに最近問題なのは、「ニセモノ」ブランドの台頭です。

ルイヴィトンなどの有名ブランドは、むしろマネされるのがステータスともいえるかもしれませんが、通常ニセモノの流行は歓迎されません。

ニセモノは基本的に品質が悪く、オリジナルよりも安い値段で流通することが多いです。そのため、正規品だと思っている人が手にとって、「たいしたことないじゃん」と思われるのが一番嫌なのです。

最近では、クソダサい投資家に人気だったフットロッカー(FL)が一時期暴落しましたが、米国大手のスポーツ小売店が破綻したことで、在庫を安く仕入れた同業種が値引戦略を取ったからです。

スポーツシューズ最大手のナイキ(NKE)もこの事件で苦しんでおり、今までは自社直販限定だったネット通販を、アマゾンでも売るようにしました。これは、値引きによるブランド価値の低下や、ニセモノの流通を防ぐ意味もありました。

ナイキのニセモノが出回ると、ナイキ=たいしたことないというイメージがついてしまうので、ブランド力を維持するための努力を続けているのです。

 

 

ニセモノを販売するメリットは、なんといっても「注目度が最初から高い」ということです。安くそこそこの物が供給できれば、ニセモノでも小さなブランドがついていきます。

例えば、「galaxy」スマホで有名なサムスン電子も、もともとはiPhoneのパクリだなんていわれていましたが、「galaxy note」あたりからは大型サイズの需要をうまくつかみ、現在では世界№1スマホメーカーです。※ブランド力は別です。

シーゲル二郎が愛用しているスマホは、元中国軍人が創業したHuawei製です。同社のスマホもデザインはiPhoneに酷似していますが、全く別方向の成長を遂げました。最近では、スマホ出荷台数でアップルを抜き、世界第2位となりました。※ブランド力は別です。

ブランド力№1は不動のアップル(iPhone)ですが、これら2社も現在では十分戦えています。

これらの企業はブランド力はそこそこですが、「安くて品質がいい」というアップルにはないブランドを持っており、オリジナルとは違う土俵で戦うことができています。

ニセモノであっても、その後独自に進化をとげれば戦うことができるということです。

 

 

話は変わりますが、バフェット花子氏は消えてしまいましたね。バフェット部長は名前が変わってしまいました。(バフェット部長はそんなに悪いことしてないと思う)

シーゲル二郎も近いうちにブログ名を変えるつもりですが、「シーゲル二郎」というニセブランドはそのまま残すつもりです。

№1を目指す戦略は王道ですが、ニセブランドからコバンザメのように成長していくのもまた一つの戦略でしょう。

幸いブログに代表されるネット広告は、まだまだ参入障壁の低い成長産業ですから、その流れに乗ることさえできれば十分です。

何よりせっかく記事を書くなら、自分の好きなジャンルの方がいいですよね?

アップルを相手にしているサムスン電子やHuaweiに比べれば、ブランド力を築くチャンスは十分あるでしょう。

シーゲル二郎は№1を目指していないのであまり関係ないですが、ブログというのは読者の娯楽時間を奪い合う戦場でもあるので、いずれ競合する時が来るかもしれませんね。

ちなみに当ブログのコンセプトは、「貧乏人でも長期投資で成功できる」です。

当ブログは、1日4記事くらいの更新を目標にしていますが、6:00と18:00は必ず更新していますので、暇な人はぜひ見てくださいね。

グッドラックwww

 

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